バトロイ大長編・Mr・Hside > 第4話

あらすじ
バトロイ世界にてついに幻想郷へ突入したザインヴォルフ大隊。視点は26世紀、マクロス・ストライクスに移ります・・・


バトロイ大長編Mr・Hside第4話「作戦は一刻も争う」



日本極東国 とある山村跡上空 マクロス・ストライクス 艦内格納庫
整備主任「VFとVBは先にカタパルトにあげろ!戦術機もだ!PTや特機はそのあとでいい!」
整備員A「弾薬、燃料OKです!」
整備員B「エレベータハッチ開けろ!エレベータ動かせ!

マクロス・ストライクスカタパルト甲板
甲板要員A「機体が上がるぞ!カタパルト起動させろ!」
甲板要員B「発進用意が整った機体から順番に射出する!カタパルトシグナル起動させろ!」
大空寺「VF-19A出るぞ!」
琉漣寺「VF-22A出る!」
水流寺「RVF-25出ます!」
大月「VB-6行くぞ!」
甲板要員C「次!早く上がれ!スクランブルだぞ!」

とある山村跡
ズシン!と音を立て、VB-6ケーニッヒモンスターがガウォーク形態で着地する。着地の衝撃か、多少揺れる。
大月「今から敵に向け砲撃かますから死にたくなければ撃った後に飛べ!」
大月が叫ぶ。と同時にVB-6の背面に装備された4連装レールキャノンから砲弾が発射される。
刹那、かなりの轟音と爆発により、日本極東国軍正式採用空戦メカ「BF-01 バタフライ」の大群が半分を残して消滅した。
バタフライ隊隊員A「な・・・何だ!今のは!」
バタフライ隊隊員B「地上からです!地上から放たれました!」
バタフライ隊隊員A「それはわかっている!どういう弾なのか・・・うわぁぁぁぁ!!」
水流寺「よそ見厳禁よ!行け、ゴースト!」
水流寺が機体のコンソールを操作する、するとさっきまで随伴していたQF-4000ゴーストが残りの「バタフライ」の大群へ突っ込む。
「ゴースト」(幽霊)が「バタフライ」(蝶)を撃墜する。そのゴーストに翻弄され、撃墜されるバタフライの大群を見るとまさに「無人機故の容赦なしの攻撃とそれの被害者」という光景だろう
大空寺「おっと!ここから先は飛行禁止ってね!」
琉漣寺「そうだな。とっととお帰りいただこうか!」
VF-19AとVF-22がバトロイドモードに変形し、日本極東国軍正式採用飛行要塞「コカトリス」に向けガンポッドやマイクロミサイルを一斉に掃射する
コカトリス機長「うわぁぁぁぁぁ!早く迎撃しろ!落とされるぞ!」
大空寺「もう遅い!」
VF-19Aが対空砲火をくぐり抜けコカトリス艦橋に接近し、ヒューズGU-15 ガンポッドを艦橋に向ける
大空寺「投降しろ!貴様らには勝ち目はない!」
コカトリス機長(いいか、私が合図したら「アレ」を出せ)
コカトリス副機長(了解)
大空寺「投降しろ。もうすでに勝ち目はないぞ。」
コカトリス機長「確かに。勝ち目はない。・・・だがそれは貴様らのほうだ!」
バゴン!ボシュッ!
水流寺「!敵艦から動力反応が飛び出した!?数1!」
啓志「何ぃ!」
???「任務、了解。目標、未確認機動兵器部隊のせん滅。」
水流寺「形状、内部スキャン・・・うっぷ。」
琉漣寺「どうした?」
水流寺「なんなの・・・あれ・・・怖い・・・うげぇ・・・」
琉漣寺「!吐くな!」
水流寺「ご・・・ごめん・・・」
大空寺「っく!」
ヒューズGU-15 ガンポッドの銃口をつい先ほどコカトリスから飛び出した「何か」に向ける。
大空寺(なんだ?このプレッシャーは?)
トリガーを引く指に緊張が走る。
水流寺「ス・・・スキャンか・・・完了・・・モニターに出す・・・ね」
水流寺がスキャンした情報が啓志たちの機体のサブモニターに映しだされる。
啓志「おいおい・・・ジョークは大概にしろよ・・・」
輝水「気持ち悪いな・・・おい。」
そう、気持ち悪い。嘔吐感。精神的、生物的、生理的嫌悪感が体の底から襲いかかる。
そして・・・
リラ「・・・パイロットが・・・パイロットが・・・」
宮藤「これは・・・ひどい・・・」
追い打ちをかけるようにパイロットは直接機体のケーブルがつながっており、もはや生体AIとしか言いようのない状態である。
傍から見れば「きがくるっとる」としか言いようがない物であった。
コカトリス機長「はーはっはっはっは!これがわが軍の新兵器!「ベルセルクル」!貴様らに勝機などない!死ねぇ!」
大空寺「この野郎!」
ヒューズGU-15 ガンポッドを「ベルセルクル」に向け撃つ。しかしベルセルクルはまるで未来予知をするかのように避ける。
陽美祢「これはどうですの?」
ペルゼイン・リヒカイトの側面で浮かんでいるオニボサツを巨大な傀儡に変化させベルセルクルへ向かわす。
ベルセルクル「・・・接近物確認。記録データなし。対処不能。対処不能」
陽美祢「うふふ・・・では、やさしく・・・やさしくその「枷」から解放いたしますの。お兄ちゃん。手伝ってくださいですの」
啓志「おーけー。んじゃ、やりますか!青龍鱗!」
ソウルゲインから放たれた青龍鱗は一直線にベルセルクルに向かい・・・
ベルセルクル「後方より接近物確認。対処不能。着弾・・・」
着弾し、ベルセルクルの態勢が崩れる。 刹那、カタナをもったオニボサツにベルセルクルがめった切りにされる
ベルセルクル「敵の攻撃を受けた模様。対処不能。タイショ・・フノウ・・・」
そして拘束。・・・オニレンゲを抜刀したペルゼイン・リヒカイトがゆっくりベルセルクルに近づき・・・
陽美祢「・・・では、始めますの。」
ズブジャ!グリュッ!ズバッ!グジャッ!メギョッ!グジュ!ズブリ!グググググ・・・ズグチャッ!
陽美祢「ふふふ・・・ですの」
マブイエグリを食らい、もはや大破寸前のベルセルクルに接近するペルゼイン・リヒカイト
コカトリス機長「は・・・はやく「ベルセルクル」を回収しろ!コクピットが奪われれば・・・早く回収用ワイヤーを射出するんだ!」
コカトリスからベルセルクル回収用のワイヤーが射出されようとするが・・・
陽美祢「邪魔ですの。」
ペルゼイン・リヒカイトのマブイタチを食らいワイヤー射出機自体が破壊される。
陽美祢「・・・では、この子は貰って行きますの。」
メギョッ!ブチブチブチブチブチブチ・・・ブジュッ!
ベルセルクルからコクピットが引き抜かれる。そしてコクピットを抱いたままペルゼイン・リヒカイトはマクロス・ストライクスへと戻る
大空寺「では、これから」
啓志「レッツパァリィ!だ!」
コカトリス機長「ウボァァァァァァ!!」
チュドォン!ズドドドドドン!ドゴォン!オモーイーガー、コノメニウー、テレッテー!
本気を出した啓志たちにただの飛行要塞が敵うはずもなく、テレッテーされてしまったのであった。合掌

マクロス・ストライクス 談話室
啓志「・・・であのコクピットの中には誰が入っていたわけだ?」
陽美祢「かなり可愛い女の子ですの。」
輝水「へいへい・・・」
大空寺「・・・で水流寺は?」
琉漣寺「・・・自室だ。たぶん相当はずかしかっただろうな。ゲロったのが」
大空寺「・・・あ、そう。」
オワレ

次回予告!(BGM
啓志「・・・なんだと?ここは「地上局建設予定地」!?」
大月「まじかよ、んじゃ本体は宇宙(そら)だってのか!」
それは事実
輝水「お、おい、あんなデカイのが動いてやがる!」
サカキ「デルタワンより各機!本艦はこれよりトランスフォーメーションを行う!」
それは恐怖
大空寺「本気でヤバいんじゃねーのか!?」
琉漣寺「ふっ、先に地獄へ行くなよ!」
大空寺「お前こそな!」
そして・・・
???「フフフ・・・メタルジェノサイダー、デッドエンドシュート!」
「奴」が現れる。
次回バトロイ大長編Mr・Hside第5話「鋼の魂、虚空からの使者」
???「ふふふ・・・次回もよろしく。」
水元&グラス&附部砂「!?」
陽美祢「・・・誰?」

楽屋裏
どうもMr・Hです。時間を見つけてはちょくちょく書き貯めて行った結果がこれだよ!・・・機体考案ですがベルセルクルは本来は近接戦用の多目的ブレード「スレイプニル」を装備していますが
この回では試験運用中の機体を無理やり出撃させたので武装なしの丸腰状態です(笑)。しかも有人機仕様だったのが災いしてか、むちゃくちゃな機動はせず、結果的にペルゼイン・リヒカイトにフルボッコされた
というオチです。リヒカイトかっこいいもん!そして次回予告、セリフでバレてると思いますが、「あの人」が出ます。あと「あの人」は裏切りません。そして唯一の26世紀組枠の版権出演キャラ枠です。
まぁ、こんなこと言うのもなんですが、今回から次回予告にBGM入れます。
では第5話まで、デッドエンドシュート!
最終更新:2011年02月19日 23:58
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