バトロイ大長編・Mr・Hside > 第5話

あらすじBGM(オープニングも兼ねてます)
日本極東国軍のとある部隊が独断でマクロス・ストライクスを強襲する。そして現れたのは「ベルセルクル」という名の人型機動兵器。しかし、その性能を発揮できずベルセイン・リヒカイトのマブイエグリを食らい撃墜されたのであった・・・


バトロイ大長編Mr・Hside第5話「鋼の魂、虚空からの使者」



日本極東国首脳官邸 極秘会議室BGM

首脳「・・・では、すでに異次元機関は完成し、稼働テストレベル4まで行われたというわけか。MrY」
MrYと呼ばれた仮面の男性「はい、その通りでございます。後は地上局を予定地まで動かすだけでございます」
国防大臣「しかしだな、その予定地には「賊」が居るのだ。」
ピッ、ブォォォォォン・・・
MrY「これは・・・」
国防大臣の秘書「これはその「賊」の艦艇です。」
首脳「・・・では、その艦艇のスキャン結果は?」
国防大臣「はっ、この艦艇はスキャンの結果、この地球上ではほぼ建造できない兵装が多く、さらに・・・」
モニターにはソウルゲイン、VF-19A、そしてR-1、R-2、R-3の計5枚の画像が写し出される
国防大臣「これらはスキャン時に同時にスキャンされたものだが、どうやら機動兵器の類であり、これらに使われている技術すらこの地球上では今後数十年しないと完成しない技術が、特にこの重装機のメインエンジンはもはや地球上では生成できない物質が使用されており・・・」
MrY(なぜだ・・・?私はあの3体の機動兵器に見覚えがある・・・?)
国防大臣「われわれ国防庁はあの賊を宇宙人もしくは並行世界からの侵略者と断定することにした。」
首脳「ほう、なかなかいい判断ではないか。」
科学者風の男「しかし、私的にはあの3機、合体可能ではないかを思うんじゃか」
国防大臣「ほう、ドクターはなかなかいい観察眼をお持ちで」
ドクターと呼ばれた男「まぁよい。私の最高傑作であるペリュトンがあればあの機動兵器も、賊の艦艇も尻尾巻いて逃げだすだろうに。」
首脳「では、予定通り、地上局の移動を始めてくれ。」
MrY「はっ」


マクロス・ストライクス 格納庫
大空寺「しかし、R-GUNパワード、いつまであそこでオーバーホールされっぱなしっすかね」
整備員A「しょうがないだろ、パイロット自体あの作者ゲフンゲフンうちの大将が「ああ、必要になった時まで内緒な」って言うししかも機体にもご丁寧に搬入コンテナ内に貼ってあったメモに「必要になった時のために埃を被らせるな。オーバーホールしておけ」」なんて書いてあったしよぉ・・・」
啓志「しかもそのパイロット、帽子を目深にかぶってるしなぁ・・・」
整備員B「そうそう。・・・ん?」
アナウンス「コンディションイエロー発令!パイロットは搭乗機に搭乗して待機。また・・・R-GUNパワードも発進可能なまま待機。」
啓志「ようやく敵さんのお出ましか・・・」
???「フフフ・・・」
水元「R-GUNパワードのパイロット、なんか気味悪るそー」
ライツェン「言うな」
附部砂「そーよ。」

マクロス・ストライクス 甲板
大月「・・・おい、あれは・・・」
輝水「・・・やばいな・・・」
ガチャッ
輝水「こちら甲板!敵さんの中にデカブツを確認!例の「異次元機関」絡みの物だと思われる!スクランブルの許可を!」

アマヅキ『了解!野郎ども!コンディションレッドを発令!あと、「アレ」の準備もとっとと始めろ!始めねぇとスパムレーションの油漬けを口の中にぶち込むぞ!』

輝水&大月「「・・・」」
研司「・・・怖いグスッ」

アナウンス「コンディションレッド発令!各機スクランブル発進!」


異次元機関「地上局」 上空(BGM
水流寺「・・・デカッ!」
大空寺「え?遭遇一声目がこれ!?」
水流寺「しょうがないでしょ!あんなデカイの・・・ストライクスは無理だけど・・・最低でも全高800メートル以下の機体なら内部は余裕で動き回れるぐらいの大きさだよ!」
琉漣寺「どうするんだ?突っ込むか?」
大空寺「そうするしかないだろ!俺達が突破口を開くしかないだろ!」
啓志「その賭け、乗ったぜ。」
琉漣寺「啓志・・・」
啓志「悪くない賭けだ。どちらにしてもあのデカブツの中心部に俺達は用があるからな!待ってろよ・・・!」
ドウッ!
大空寺「お、おい!啓志・・・しゃあない!琉漣寺!水流寺!俺達も突っ込むぞ!」
水流寺「了解!」
琉漣寺「了解した!」
ゴォッ!
真由那「もう・・・行くよ!宮藤!井島!」
宮藤「はいはい・・・フォーメーションは真由那がトップ、俺がサポート、井島がバックアップでいいな?」
井島「問題ねぇぜ!」
真由那「アタァァァァァァック!」
ドウッ!ドウッ!ドウッ!

異次元機関「地上局」 内部(BGM
真由那班 現在地:1階 第1物資搬入口

真由那「・・・敵は・・・確認できないわね。」
井島「そのようだな。しかし俺たち以外にも突入したやつはいるし・・・」
宮藤「・・・生命反応がない?」
井島「は?」
宮藤「この施設内、完璧に無人?いや、それだと移動のみか?これ・・・」
真由那「・・・たぶん宮藤の推理が正しければ、「人はいるが、それは施設の重要部分の制御のみ」で、「大半は無人」・・・?」
井島「・・・水流寺が送ったデータも見たが・・・たぶん、この施設自体が「無人制御の大型作業ロボットによる施設内の作業」で何とかなるから・・・か?」
真由那「とりあえず、先に進むわよ。ここにとどまってたら何時敵に見つかる可能性もあるだろうし。」
宮藤「了解。」

啓志班 現在地:1階 中央エレベーターホール

啓志「で、俺達はここから中心部を目指すんだが。」
陽美祢「エレベーターは動かないですの。」
宮畑「・・・どうやらこれ、起動方法はパスコード方式らしい・・・けど2階から上にもパスコードロックがかかってる。パスコード入力自体は入力機を機体で操作するか、アクセスして機体コンソールで入力するかのどちらかなんだけど・・・」
陽美祢「つまりは、1階ごとに上へ上がるにはパスコードが必要で、しかも1階から2階へは起動パスコードがそれも兼ねている・・・というわけですの?」
啓志「んで肝心の起動パスコードが見当たらない・・・か。」
宮畑「どうするのよ啓志ぃ~このまましょんぼりと帰る?」
啓志「バーロー、パスコード探すぞ。」
陽美祢「了解ですの」

大空寺班 現在地:1階 第1機材整備場

大空寺「とりあえず突入出来たが・・・ここは?」
琉漣寺「周囲は大規模の無人制御型整備器材だが・・・」
水流寺「マップスキャニング完了したよ。・・・うわっ広っ」
大空寺「まじ?・・・うわぁ・・・マジで広いって」
琉漣寺「マップスキャニングしてなきゃ100%迷うな。」
大空寺「今俺達がいるのは・・・1階!?・・・目的地は・・・5階の制御室と、B1階の動力室か・・・」
琉漣寺「しかも大半の通路は俺達が使っている機体が余裕で動き回れるほど余裕がある・・・か。しかも全階層、部屋などの配置は異なるが、ほとんど同じ構造だ・・・」
水流寺「そうなのよ。しかも機体乗ったまま上への移動手段は中央のエレベーターのみ。階段はあるけど完全に人間用・・・わざわざ降りて、ねぇ・・・」
大空寺「しかも細かい通路も人間用だし・・・重要セクションが最上階に集中してるとはいえ・・・ん?ここにもエレベーターが?」
琉漣寺「・・・2階、第1防衛兵器格納庫か・・・おそらく、ここでの整備用か・・・?しかし、起動にはパスコードを打ち込まないといかんが・・・」
大空寺「とりあえず、パスコード探そうぜ」

輝水班 現在地:2階 北テラス

輝水「正面の強行突入とはいえ、抵抗はなかったな。」
滝川「そうだな。とりあえず、内部調査だな。」
本木「そういうことだ。調査開始っと」
輝水(・・・2階にしては、やけに普通の建物の倍ぐらい大きい・・・?)

研司班 現在地:1階 大型通用口

研司「・・・まさかこんなデカイ施設が今の今までストライクスのレーダーに反応しないでここまで接近できたというのは不思議だね・・・」
雪導「たぶん、炉心部からレーダージャミング可能な何かが出ているのではないか?それともステルスか?」
雷真「ま、とりあえず調べてみるか。」
夢蒔露「そうだね。」

水元班 現在地:2階 東テラス

水元「ふう、着地成功だな。」
ライツェン「気を抜くのはまだ早いぞ。」
附部砂「そうよ。・・・R-GUNパワードのパイロット・・・名前は?」
イングラム「イングラム・・・イングラム・ブリスケンだ。」
水元「いい名前だな。」
ライツェン「・・・中へ突入するぞ。」

啓志班 現在地:1階 異次元分野研究室 (室内は機体が動き回れるスペースがないので降りてます)

啓志「・・・さーっぱりわからん。」
ズベシッ!
宮畑「ボケるな!・・・何々?「異次元連結爆弾研究資料?」・・・これって・・・」
ガサゴソ・・・
啓志「ん?・・・「エレベーターパスコード1階・2階分※業務開始まで異次元分野研究室で保管すべし」・・・よしっ!」
陽美祢「おにいちゃん・・・これ。」
啓志「ん?・・・これは・・・「異次元機関計画」?・・・読んでみるか。」
【異次元機関計画:まず、大国の手出しの危険性が低い場所にメインとなる異次元機関を建造し、その後、本土内部に受信局となる施設を建造。それによる恒久的なエネルギーで本土全体を潤す。化石燃料等が問題となっている今日、異次元機関によるエネルギーはこの国を世界1の国に押し上げる原動力となるだろう・・・】
啓志「・・・こんなもんのせいで、俺達のいるバトロイ世界が消えそうになってるんだぞ・・・絶対に、絶対にぶっ壊してやる!」

真由那班 現在地:1階 通路

シャタタン!チュドォン!
真由那「ったく!警備用メカが稼働してるなんて!」
宮藤「ああっ!そうだな!・・・ジェットマグナム!」
ガズン!チュドォン!
井島「このままじゃまた警備メカが出てきそうだぜ!」
宮藤「井島!不吉なこと言うな!」

大空寺班 現在地:1階 警備用機材庫

大空寺「うわぁ・・・動いてる・・・」
琉漣寺「見とれるな。全部ぶっ壊すぞ。」
水流寺「ラジャ☆」

水元班 現在地:2階 中央エレベーターホール

水元「・・・で、さっき手に入れたなんかのパスコードだが、ここに対応してるのか?」
ライツェン「そうだろう。しかし、電原が入っていない・・・起動用パスコードは・・・」
イングラム「!ちょっとまて、エレベーターが起動したぞ。」
附部砂「誰が起動したの・・・?」

ピンポーン  ガラッ

啓志&陽美祢&宮畑「あっ」
水元&ライツェン&イングラム&附部砂「・・・」

啓志班と水元班合流。

輝水班 現在地:2階 モニタールーム
輝水「・・・機体で操作できる仕組みか・・・」
滝川「そうだな。・・・ん?エレベーターログ?・・・「現在エレベーターは3階まで運行可能です」・・・」
本木「たぶん、運行ログじゃないか?それ?」
滝川「そうだな。」

大空寺班 現在地:1階 中央エレベーターホール

大空寺「エレベーターが稼働してるのか。いったい誰が?」
水流寺「多分・・・私たち以外に1階にいた奴かな?」
琉漣寺「とりあえず・・・今はエレベーターは5階にあるから、降りてくるまで待つか・・・」
その後、真由那班と研司班が合流し、啓志たちを待つことになったのは言うまでもない。

啓志班 現在地:5階 中央制御室

ドォン!
啓志「・・・もぬけの殻・・・か。」
輝水「啓志・・・みっけたぜ。地下へのパスコードを。」
啓志班、輝水班と合流。そのあと1階にいた大空寺班、真由那班、研司班と合流し地下へ・・・

異次元機関「地上局」 地下 動力室

MrY「・・・遅かったじゃないか。待ちくたびれたよ。」
啓志「貴様が親玉か・・・!」
MrY「・・・確かにこれを建造したのは私だ。だが親玉と決めつけるのはまだ早いな。」
水元「・・・てめぇ・・・!」
MrY「・・・さて、出会ってすぐで悪いが君たちには消えてもらおう。行け、ペリュトン!」
ベリュトン「目標確認。排除シマス」
シャタタタタタタタッ!
啓志「うわっ!でけぇ!」
輝水「俺のレーバテインが蟻だとすれば・・・あいつはクジラみたいな物か・・・!」
水元「・・・」
ライツェン「・・・どうする?」
水元「SRX、合体だ!」
附部砂「分かったわ、パターンOOC、プロテクト解除!T-LINK、フルコンタクト!念動フィールドON!」
ライツェン「トロニウムエンジン、フルドライブ!」
附部砂「各機、変形開始!!」
水元「ヴァリアブル・フォーメーション!」
(合体シーン参考映像です。文章であのシーン書くのきついってby筆者 っこれ
水元「天下無敵のスーパーロボット!!ここに、見参!!!」
イングラム「行くぞ!ハイ・ツインランチャー発射!」
ベリュトン「!」
カァオ!
啓志「んなあほな!某ACのクイックブーストみたいに!」
宮畑「しかも効果音が某最強の尖兵だし!」
輝水(つっこみどころそれ?)

マクロス・ストライクス 艦橋

アマヅキ「野郎ども!あれの準備はいいか!」
副官「準備完了です!」
アマヅキ「艦内にいる奴全員聞けっ!これより本艦はトランス・フォーメーションを行い、強行形態へ変形する!マクロス・アタックも行う!デストロイドなどは所定配置につけ!揺れるぞ!酔うなよ!」


異次元機関「地上局」 地下動力室

啓志「・・・トランスフォーメーションが始まったか・・・早めにあれをぶっこわすぞ!」
水元「なら、こいつで十分だ!行くぞイングラム!」
イングラム「フフフ・・了解!メタルジェノサイダーモード起動!」
水元「これが天下無敵の必殺砲!天上天下一撃必殺砲発射!」
イングラム「フフフ・・・デッドエンドシュート!」
ボシュゥ!
ベリュトン「!」
チュドォォォォォォォォォン!
啓志「よし、脱出だ!」

異次元機関「地上局」 上空(BGM

アマヅキ「野郎ども!啓志たちは確認できたか?」
レーダー手「は、突入機体全機、無事に脱出できました!」
アマヅキ「ならば話が早い!このままマクロス・アタックをかける!全速前進!」
機関士兼操舵手「アイサー!」
ゴォッ!
アマヅキ「そのまま殴りつけて叩きこめ!」
砲手「あいよ!」
ガギャン!ウォーン・・・ズドドドドドドドドドドドドッ!!

異次元機関「地上局」付近

啓志「すげぇ・・・あんなでっかいのが・・・」
輝水「さすがマクロス・アタックだな。」

マクロス・ストライクス 艦橋

アマヅキ「・・・で、さっきあたしらが破壊したのは異次元機関の受信局ってわけか。となると・・・本体は宇宙・・・か。」
啓志「そうなります。」
通信士「ラパウディアが今頃陽動しているとはいえわれわれが宇宙に上がるわけですね。」
輝水「忙しくなってきそうだ・・・」

第5話完

次回予告
戦いが激化していく中、彼は動く
Mr・H「ここか・・・」
そしてそこに待ち受けていたのは・・・
???「おう、来たか。」
次回、バトロイ大長編・Mr・Hside第6話
「閑話休題―インターミッション―」お楽しみに

あとがき
ようやく・・・ようやく完成したぁぁぁぁぁぁ!!そして私は4月から専門学校生~っとどこかは教えない!以上!
最終更新:2011年03月18日 20:18
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