蜜と薔薇
キミに金色の蜜をたらして、口にふくんでみた。
キミは小さな声を上げ、髪を震わせこう云った。「もっとして」って。
ぼくは笑って頷いた。
きみはぼくの、金の蜂蜜。
ぼくはそれをあつめる蜂。
あいしているよ。
嘘吐き。愛してなんて居ない癖に。
嘘を吐くなよ。
血よりも赤い薔薇の上に甘い蜜が零れ落ちる。
黄金の蜜は甘い嘘を含んだ歪んだ罠。
本当に愛して居るなら此の場で証明して見せて。
嘘を含んだ蜜は赤い薔薇の上に密やかな秘密を注ぎ込んで。
ねぇ好きって何だっけ?
思い出せないよ 思い出せないよ
何にも好いと思えない
ねぇ好きって何だっけ?
君は僕の、金の蜂蜜。
僕はそれを集める蜂。
最終更新:2009年06月10日 17:22