柔らかな傷跡
キミの向こうが、透けてみえるよ
強がりの奥の、向こう側
その腕の傷は、愛の証
増えれば増えるほど
キミはボクの虜
だからボクは今日も
嘘っぽく、本心を晒す
あいしているよ
あいしているよ
ほら、またキミの腕から血がにじむ
そして、ボクはホッとするのさ
キミはボクのもの
誰にもキミは渡さない
キミはボクの大切な大切な宝物宝物なタカラモノはキレイな籠に入れて鍵をかけ
よう
キミが逃げないように
ボクのダイジな、ダイジな、たったひとつのタカラモノ
その眼も、腕も、髪も、足も、手も誰にも触らせない
触るなら、ボクが許さない
キミは籠の中で涙を流して呟いた「ここから出して」
籠の片隅には小さな刃物が一つ転がっていた
その刃物で愛の証を沢山付けるキミは素晴らしい
愛の証を舌先で舐めるボク
そんなボクを拒絶するキミ
もう歩けないよ。
最終更新:2009年06月10日 18:07