捏造アニメザビートルズ
本日の一曲 ―Birthday―
「♪クールチェリ~クリ~ム ナイスアップルタ~ルト♪」
浮かれた鼻唄を歌いながら、ジョージがシェフの山高帽を頭に乗せて、フライパンを振っています。
テーブルには、ごちそうが所狭しと並んでいます。
「うわあ、すごいねジョージ! これ、どうしたの?」
いつもはノンビリ屋のリンゴも、目の前に広がる美味しそうな景色に興味深々です。
「リンゴ、いいところにきた!」
ジョージが嬉しそうにリンゴに歩み寄ります。その両手には、やっぱり料理をいっぱい盛った皿が乗っています。
右手の皿には、チーズやクリームが乗ったクラッカーが行儀よく並び、左手には、ゼリーで固めたサラダがきらきらとゆれ、その隣には、ソースが
たっぷりかかった冷肉の切身が新鮮なピンク色の艶を見せています。。
おいしそう、と指をくわえるリンゴに、ジョージは「えへん!」と咳払いして、教えます。
「これはね、リンゴ?全部キミのために作ったんだ」
「そうなの?でもなんで?」
「だって今日はキミの誕生日だからさ! 本日7月7日はリンゴの誕生日っ。おめでとう、リンゴ!!」
まるで自分の誕生日のように、嬉しそうにお祝いをいうと、ジョージは手にしたごちそうをテーブルに並べました。
「今、ケーキも焼いてるんだよ。出来るまで、先に食べてて」
「え? いいの?」
リンゴは呆然と、テーブルに並ぶ色とりどりのお菓子やカクテル、オードブルを見渡します。
ジョージは「片笑い」でそれに答えます。
「勿論さ! だってコレみーんな、キミのために作ったんだよ!!」
と、その時、二人の頭の上に黒い煙が漂います。
「大変だ! ケーキがコゲちゃう!!」 ジョージは慌ててキッチンに走りました。
「うわあ、どうしたのコレ?」
通りかかったポールが、やっぱりテーブルいっぱいのごちそうを見て驚きました。
「あ、ポール。ジョージが僕のために作ってくれたんだって」
照れくさそうにリンゴはそう答えて、えへへと笑いました。
「そらまた、なんで?」
ジョンもひょっこり顔を出してきます。
そこでリンゴは胸を張って二人に「今日は僕の、誕生日なんだよ!」 と告げました。
「そうなんだ、おめでとう」
「おめでとう、リンゴ!」
二人は笑顔で口々にお祝いを言いましたが、その後ジョンが声をひそめて
「…で、俺達も食べていい?」と尋ねてきます。
「もちろん!」リンゴが明るく頷きました。
「パーティは皆とした方が楽しいもの!」
「やった!! Thanx,Ringo!!」
「いただきまーす!!」
そう言うが早いか、ジョンとポールは夢中になってごちそうをパクつきました。リンゴもニコニコしながら、みんなと一緒になってジョージの
心尽くしを頬張りました。
その時
「あーー!! なんでジョンとポールがいるんだよ!?」
ジョージでした。彼は山より高いバースディケーキをワゴンに乗せて運んできたところです。
「え? だってこれリンゴの誕生日パーティだろ?」
ポールがキョトンと尋ねます。
「美味いよジョージ、お前天才!!」
ジョンが、フルーツタルトの山の中から頭を出して笑いかけます。
だけどジョージは、プンプンとジョンとポールに言いつけます。
「これはリンゴのために作ったんだよ、リンゴ以外の人に食べて欲しくないよ!!」
「なんだよ、ケチくさいな」
ポールのぼやきにも、ジョージは首を縦には振りません。
「とにかく! リンゴ以外はごちそうに近付かないで!!」
その時、またもキッチンから煙が。「大変だ、チキンがコゲちゃう!!」
ジョンとポールはジョージがキッチンに飛び込むのを見送ると、ニヤッと笑って、またごちそうを食べ始めました。
そこにチキンを持ったジョージが現れて、また一騒ぎ。するとまた煙が流れてきて…。
「もういいかげんにしてよ!」 困り果てて、ジョージが叫びました。
「リンゴのBirthdayが台無しだよ!」
(と、ここで"Birthday"の演奏シーンに。
リンゴがドラムを叩く中、ジョンが花をばらまきポールがクラッカーを鳴らし、ごちそうをつまんでジョージに叱られたりと大忙し。それを見ながら楽しそうに笑うリンゴ。
中間のドラムでは、最初にジョンが叩いてると、ポールが「だめだめ」とジョンを追い出して叩き始めるが、すぐにリンゴが「だめだめ」とスティックを奪い、そのまま演奏
続行。山高帽のままジョージがギターを鳴らし、ジョンとポールが演奏しながら楽しそうにコーラスをつけ、最後は画面に花が舞いクラッカーが色とりどりに弾け、ごちそうが
溢れるにぎやかさで演奏シーン終了)
「二人とも、もう食べないで!!」
舞台は元に戻って、ジョージの怒鳴り声にケーキの塔がぐらぐらと揺れ始め、ついに倒れ込んできました。
「わーーーーッ!!」
ジョージと、一緒に居合わせたリンゴがケーキの下敷に! ケーキはバラバラ、二人はクリームとスポンジまみれです。
「あーあ、もったいない」
ポールの呟きにジョージはシュンとしてリンゴに謝ります。
「ごめんね、リンゴ。キミのために作ったのに」
「いいんだよ、ジョージ」
リンゴが笑いかけます。
「僕のためにこんなにいっぱい、ありがとう。最後のケーキは全身で味わったよ。えへへ」
「でもボクは、キミだけに食べて欲しかったんだ…」
「うん。でもごちそうはみんなで食べた方がずっとおいしいよ。パーティだったら、なおさらね」
「そうなの?」
「そうだよ。ありがとジョージ!! こんな素敵なパーティを開いてくれて!」
そして、リンゴはジョージのほっぺたにキスをすると
「ちゃんとお礼を言いたいから、今日は君の部屋に泊まってもいい?」と、にこにこと尋ねます。
「リンゴ!」
ジョージは嬉しそうにその名を呼びました。
「もちろん、大歓迎だよ!!」
「よかった、えへへ」
クリームまみれのまま、照れた笑いを浮かべるリンゴを、ジョージはきゅっと抱き締めました。
「ん? 結局どうなったんだ?」
ごちそうから顔を上げて、ジョンが尋ねると
「こういうことさ」
とポールが、その頬にキスをしました。
ジョンは「なるほど」とポールに笑って頷くと
「おめでとう、お二人さん!!」
と、シャンペングラスを掲げました。
*Happy-Merry-Birthday,Ringo!!!!!! Your 69's Birthday,0707,2009!*
I love You!! All the time,my life!!(Sir Macca,too!)
glad,happy ending! Over!!
最終更新:2009年07月09日 18:25