白い狂気
薄暗い部屋の中で、二つの影が壁に映ってうごめく。
一つは人間、もう一つは動物のようだ。しかも大型の。
彼は、檻からその大型動物を出し、地下から二階の自分の寝室に連れて行った。
「よし、いい子だね。今日も、僕の云うこと聞いてくれたら美味しいものあげるからね?」そう云って、彼は犬――大きな雄のジャーマン・シェパードの頭を撫でる。
シェパードは、一声吼えて尻尾を振る。そして従順そうに主人が裸になるのを待った。
彼が、シープドックのマーサ以外にこのシェパードを飼っていることをジョンやあのリンゴでさえ知らない。
そう。この犬はバター犬、つまり人間と性交するためにしつけられ、育てられた犬なのだ。
ポールは自他共に認める犬好きで、その犬好きが高じて獣姦という事を思いついたのだ。
このシェパードは、媚薬を餌の中に少しづつ混ぜた物を子犬の頃から食べさせているので普通の犬と違って性器がかなり大きい。
その為、人間とは違った快感を得る事ができるのだ。
ポールは、裸になり横たわると、口笛を吹いて先ほどのシェパードを呼んだ。
シェパードは、主人の裸に興奮できないのか、ハァ、ハァ、と息を荒げ、尻尾を強く振っている。
ポールが脚を開き、自分の上に乗ったシェパードに命令する。
「Slave、舐めて」
スレイブとは奴隷の意味だ。彼は、はふ、はふ、と息を荒げながら主人のそこを熱い舌と唾液を持って舐める。
スレイブのねっとりとした卑猥な舌がポールの秘所を行ったり来たり、時には窄まって入って来たりする。
スレイブの舌が敏感な箇所を舐め上げる度ポールはシーツを握って悶えた。人間からは得られない違った快感、動物だから得られる独特の快感。
それが今、ポールの体中を電流のように駆け巡って喜ばせた。
次第にぴちゃぴちゃという卑猥な水音が部屋中に響いて主人と奴隷を尚興奮させた。
「スレイブ、今度は僕が愛撫してあげる」そういうとポールは、スレイブに舐めさせる行為を止めさせ、今度はスレイブの巨大なペニスを手で愛撫し始めた。
ポールの細くて長く、綺麗な指がスレイブの性器を奮い立たせ、膨らんでゆく。ようは、勃起しているのだ。
犬のペニスと云うのは、ざらざらしているとよく言われているのが、本当にその通りだった。
ごつごつして、普通の一物では味わえない快感がある。ポールは、スレイブの性器を愛撫する手を早めた。
「これ位でいいかな?」ポールが頬を赤く染めながらスレイブに聞く。
彼はご主人様、早く挿れたいですと云わんばかりに一声吼えた。
ポールはスレイブを抱きかかえる形で、彼の勃起したペニスを自分のそこにゆっくりと挿入する。
奥に近づくにつれ、ポールの喘ぐ声は一層大きくなった。
スレイブの呼吸のリズムも、主人に負けじと興奮して荒くなっている。
ぐちゅぐちゅという卑猥な水音が何度も響いて、同時に、スレイブの精液がポールが秘所を濡らしてピストン運動を助けた。
奥に近づくにつれ、ポールの喘ぐ声は一層大きくなった。
スレイブの呼吸のリズムも、主人に負けじと興奮して荒くなっている。
興奮する主人に、スレイブは腰を振ろうと思ったが、体位を変え、再びバックから挿入して再びピストン運動開始。
ポールの奥に、スレイブのペニスが当たるたび、パン、パンと鳴り響いてポールを異常に興奮させた。
ポールは、それだけでは飽きたりず、スレイブをぐっと更に奥まで引き寄せ、前を自分で弄り始めた。ポールの自身を弄る手も早くなる。
こんな姿を見たら、普段の彼とは別人に驚くだろう。
さっきからポールもスレイブも息が異常に荒い。絶頂が近いのだ。
スレイブとポールの蜜があふれ出し、ポールの太ももを濡らして滴り、何度もシーツにしみを作った。
再び体位を戻し、スレイブは絶頂へのスパートを掛ける。
何度もじゅぷりという音がして、ポールは、白濁した液を吐き出し、主人と奴隷は絶頂を迎えた。
ポールの顔に掛かった蜜が、どろりと滴った。
スレイブは役目を終え、じゅぷりと抜き取ると、主人の顔に掛かった蜜をぺろぺろ舐めて綺麗にした。
彼は後始末まで紳士なのだ。「いい子だね・・スレイブ・・気持ちよかったよ」
ポールが赤い顔で荒い息を吐きながら、そう呟いた。
「ご褒美だよ」ポールがバターを取り出し、自分の身体に塗り始めた。
スレイブが、ポールの身体に塗られたバターをぺろぺろ舐め始めた。
二人の夜は、まだ長い。
end
最終更新:2009年06月24日 22:41