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花とナイフ――続Ketzerei



ジョージは、のろのろと起き上がった。昨夜の法皇との激しいセックスにまだ腰が痛く、重い感じがする。
上品な絹のカーテンごしに日光が差し込む。とりあえず、湯を浴びようと裸のまま浴室に行って湯を流し込む。
温かい湯気と、風呂が心地よい。外からは小鳥の囀る声や鐘の音が聞こえてくる。暫く長く漬かっている。
ジョージのすぐ側で足音がした。法皇だろう。
「レディーの入浴中に失礼ですよ、法皇様」ジョージはその妖艶の笑みを浮かべる。
法皇はジョージの顎をなぞり、乳首をつまみあげ、片方では太ももの内側を弄って噛み付くようなキスをする。
びくん、ジョージの白い首筋が持ち上がる。法皇はジョージの敏感な部分をじらすようにして触れ、やがてジョージのそれを手で愛撫する。
「ほほう、もうこんなに感じていやらしい子だ。おいで、私が悔い改めさせてあげよう」
「朝からお盛んですね」
法皇はジョージの濡れたままの身体を運び、寝台に横たえる。先ほどの愛撫でやや濡れていることが分かる。
法皇は自分の身体が濡れるのを気にしなかった。法皇の指が、ジョージの中をかき回してぐちゅ、じゅぷと卑猥な音を立てあげる。ジョージは法皇にしがみついた。濡れた髪から水滴が滴った。
法皇の指が出たり入ったりを繰り返し、指よりももっと激しい快楽の塊がジョージの中に押し入ってきた。
法皇のそれがジョージの中で更に卑猥な音を立てて動く。先ほどより感じているのか、ジョージの秘所からは蜜をたらして濡れていた。
ジョージは法皇の背中にしっかりしがみつくと、喘いで法皇に狂ったようにキスをして求めた。
法皇は、腰の動きを強くして彼を喜ばせた。もう法皇のそれは初老とは思えないほどパンパンに膨れ上がり、ジョージの身体を隅々まで喜ばせた。
舌を絡め、身体を繋げあって二人はこのしばしの休息のひと時に現実のことを全て忘れる。ここは二人だけの世界となっていた。
法皇の激しいピストンによってジョージは果てる。白濁した液がそこらじゅうに飛び散った。
昼食の後、ジョージは一人庭を散歩してみる。花の香りがいいにおいだ。鳥たちもさえずんで昼寝してみようかと思い、横になろうとすると大きな樹の後ろで、ごそごそと物音がするのが分かる。
ジョージはその物音の主に気づかれないようにそっと覗いてみる。そこには、樹に手をついて昼間からセックスをする神官と男娼の姿があった。
男娼は、嫉妬したくなるほど誰が見ても美しかった。男は、ジョージに気づいたようだ。
「誰か見てる」
「私は、視姦されながらするセックスは好みでなくてね」
「俺はかまわないさ。坊やにどんなものか見せてやろうじゃないか」
男は神官に激しい快楽を送り込まれまがら喘いだ。男は絶頂が近かった。やがて身体を震えさせ、白濁した液を吐き出す。
やがて神官のそれがずぶりと抜かれるのがわかった。ジョージはあっ、と思わず声を出した。その妖艶な姿に思わず見とれてしまったのだ。
さきほどの男娼が近づいてきて、ジョージに話かける。「坊や、さっき見てたろ?」ジョージは確かにぎくりとする。でも坊やなんかじゃない。
「見てた事は認めるよ、だけど僕は坊やじゃない!」
顔を真っ赤にして反論するジョージにジョンはおかしそうにくすくす笑う。そして冗談だ、と笑う。
彼もまた神官の側室なのだろうジョージのいでたちを見て、彼が法皇の側室であることがわかった。ジョンは、どこか洗練された仕草と生まれもって兼ね備えた美貌ですぐに神官や法皇を虜にした。彼は高級娼婦であった。
また、彼はフェラチオの技術が非常にうまかった。そんなわけで、普段禁欲と云って修行ばかりしている神官によく買われるのだ。
「お前、法皇の側室なのか?」
「え?なんでわかったんだい・・?」
「だって、お前の衣を見れば俺みたいな高級娼婦でも着れない高そうなもんを着てるしなんとなくわかった」
「へ・・?」
ぼけーとした顔をするジョージにジョンはまたおかしくて腹を抱えて笑い出した。そして金袋から金を数枚渡した。
「小遣いやるから、これで好きなものを買いな。じゃあな」ジョンは手を上げて、その場を去っていった。
今日も、これからもずっとジョージは法皇に抱かれ続けるのだ。


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最終更新:2009年04月23日 19:56