菅谷征大-卒論

2010年 卒論中間発表報告会
7AHW2226 菅谷征大
指導教員 小貫大輔先生


「同性愛カップルの結婚」

はじめに

世界では同性愛カップルの結婚を認めている国がある。他方で禁止している国もある。同性愛カップルに対して世界の国々がそれぞれの国で話し合っている。そうした中で日本は今後、同性愛カップルの結婚を認めることが出来るのか考えていきたい。

第1章 世界の同性愛者・同性愛カップル

第1節 世界各国の同性愛者カップルに対する制度
 1989年10月にデンマークは、世界で初めてドメスティック・パートナー制度を導入した。この制度は同性愛カップルにも財産相続や年金、医療保険、税金控除といった権利について、異性愛カップルと同等の権利を認めるという制度である。その後、ヨーロッパを中心に、急速に拡大していった。
 オランダは2001年4月に世界で初めて同性結婚を認めた国である。2005年までで約6,600組の同性愛カップルが結婚をした。
フランスは1999年10月にPACS(連帯の市民協約)が成立した。この制度は税金や社会保険の支払い、相続、住宅の賃貸契約などで、男女の夫婦とそれ以外のカップルとの間に不均衡が生じないようにする制度である。
 カナダは2003年にジーン・クレティエン首相が同性愛カップルの結婚を合法化することを発表した。まだ一部の州だけだが、これによって、配偶者保護、養子、年金資格、医療判断に対する権利などが同性愛カップルにも認められるようになった。カナダでは、小学校の段階で、異性愛者のほかに同性愛者の人が一定の割合で存在することを教育しており、差別や偏見が少ない。


第2節 


第3節 中東での同性愛者
 中東の多くの国では、同性愛者を保護する制度がない。中東で同性愛者は逮捕、暴行などを受けている。


第3章 日本社会の法律

第1節 同性愛をめぐる憲法
 現在の日本には、同性愛カップルの結婚を認めた憲法はありません。現在の憲法は、男女平等や個人の尊厳を基本とするもので、同性カップルは含みません。しかし、同性カップルの結婚を禁止するものもありません。これは、同性カップルの結婚を想定していなかったと言われている。

第2節 OCCUR




おわりに

 今の日本の憲法では、同性愛カップルの結婚を認められないのが現実であり、結婚を認めるには憲法を改正しなければいけないのが現実です。日本は欧米の様に宗教的に同性カップルを禁止するという考えは少ないと思います。多くの国で、同性愛カップルの結婚について話し合われている今日、日本は同性愛カップルの結婚を禁止している憲法がないので、異性愛カップルと同等の権利を与えられるのではないかと思います。


●参考文献
  • 杉浦郁子、野宮亜紀、大江千束『プログラムQ&A パートナーシップ・生活と制度[結婚、事実婚、同性婚]』 緑風出版、2007年
  • 赤杉康伸、土屋ゆき、筒井真樹子『同性パートナー―同性婚・DP法を知るために』 社会批判社、2004年。
  • ギルバート・ハート『同性愛のカルチャー研究』 現代書館 2002年
  • ジョージ・チョーンシー『同性婚-ゲイの権利をめぐるアメリカ現代史-』 明石書店 2006年
最終更新:2010年10月14日 23:55
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