GMTでグラフを作成しよう
1.グラフの軸を設定する
まず,Xmingを起動させ,グラフを保存したいディレクトリまで移動してください.(コマンド:cd ディレクトリのパス)
ここでは,「psbasemap」 というコマンドを使ったグラフ軸の設定法を紹介します.
では,次のように入力してください.
- psbasemap -R0/4/0/1 -JX12/10 -B10:"ln(Box size)":/"ln(lacunarity)":WSne:."My first plot":-P > ! plot1.ps
<コマンドの解説>
psbasemap …グラフの枠を設定するコマンド
-R …x軸が0~4,y軸が0~1
-JX …グラフの大きさ.○i/×iだと,x軸は○インチ,y軸は×インチ.○c/×cだとx軸は○センチ,y軸は×センチ.
-B …目盛りの大きさ.○/×だと,x軸は○,y軸は×ごとに目盛りをふる.
:"": …「:"○○":/:"××":」だと, x軸に○○,y軸に××というラベルが表示される.
WSNE …W(左)S(下)N(上)E(右)方向の目盛り付きの軸が表示される.wsneのように小文字だと目盛りなしの軸が表示される.
-P …図が縦向き.グラフを描くときは-Pを使う(縦向きonly)
>! …「~ >! ○○.ps」で,~の命令で描いた図をpsファイルに出力し,そのファイル名の前に「!」をつけると上書きになる.
作成したグラフを表示するときは,以下のように入力します.
ここで,出来上がった図が以下になります.
2.2次元データをプロットする
ここでは,「psxy」 というコマンドを使った2次元データのプロットを紹介します.
今回扱うデータは,「result40」というxyの2次元データになります.
ちなみにこのデータは以下のようになっています.
y x
0.0000 1.0000
0.6931 0.8657
1.0986 0.7890
1.3863 0.7318
1.6094 0.6857
1.7918 0.6475
1.9459 0.6153
2.0794 0.5880
2.1972 0.5647
・
・
・
(以下略)
プロットする際は,データの存在するディレクトリ内でおこなって下さい.
では,次のように打ち込んでください.
- psxy result40 -R0/4/0/1 -JX12/10 -B0.5:"ln(Box size)":/"ln(lacunarity)":WSne:."My first plot":-P > plot2
<コマンドの解説>
psxy (データファイルの名前) …既存のデータをプロットするには,-psxyの後に,データファイル名を記入する
出来上がったグラフを表示します.
すると,下のグラフが現れます.
(線の太さ・色の調節)
プロットした線の太さを調節するコマンドは 「-W」 です.
先ほどpsxyで打ち込んだものに,以下の内容を追加してください.
- psxy result40 ………(略) -W10/255/0/0 > ! plot2
<コマンドの解説>
-W …プロットする線の調整をおこなうコマンド
10 …線の太さ
255/0/0 …線を赤色に指定,ここではRGBの数値で指定している
出来上がったグラフが以下になります.
以上で,今回は終わりにします.
最終更新:2009年12月10日 03:06