WMSサーバー
今回は前回作ったマップをWMSレイヤとして追加します.
今までの作業ではローカルドライブからデータを閲覧するしかできませんでしたが、
これを利用するとネットワークを介して利用できるようになります。
WMSレイヤに追加するための準備をします.
まず端末を立ち上げ,ファイルシステムの中のwwwに移動します.
cd /var/www
wwwの中にcgi-binのショートカットを作ります.
sudo ln -s /usr/lib/cgi-bin/ cgi-bin
このコマンドはusr>lib>cgi-binのショートカットを,wwwの中にcgi-binという名前で作成するというものです.
次にcgi-binに移動して,この中にNakiriというフォルダを作ります.
sudo mkdir Nakiri
Nakiriのフォルダに前回の最後に作成をお願いした、志摩市のGISデータをコピーします.
※コピーするのはDATAフォルダにある拡張子.qgsのプロジェクトファイルのみで構いません。
sudo cp /home/(ユーザー名)/DATA/(ファイル名) Nakiri
※ユーザー名とファイル名は自身のフォルダ・プロジェクト名に合わせてください.
Nakiriに移動し,リストを取ってコピーができているか確認してください.
次にNakiriの中にqgis_mapserv.fcgiとwms_metadata.xmlのリンクを張ります.
sudo ln -s ../qgis_mapserv.fcgi
sudo ln -s ../wms_metadata.xml
lnはリンクを張るという指示です.
最後にwmsレイヤに追加するにはフォルダ名とQGISのプロジェクト名が同じである必要があるため,元々のファイル名をNakiri.qgsに変更しておきます.
※前回すでにファイル名をNakiri.qgsにした方はそのままで大丈夫です。
sudo mv (元々のファイル名) Nakiri.qgs
mvのコマンドでファイル名の変更ができています.
WMSレイヤに追加する
QGISを立ち上げます.レイヤ -> WMSレイヤの追加を選択します.
これで作業は終了です.
接続後に左側にレイヤの一覧が出ます。表示したいファイルを選択すれば,表示が行われるようになったと思います.
お疲れさまでした!
最終更新:2011年06月13日 14:15