1.作業ディレクトリの作成

まず,これから琵琶湖の解析を行っていく上で,解析に使用するデータの保存場所である作業ディレクトリを作成します.
ここでは,作成する作業ディレクトリの名前をBiwaとしましょう.
mkdir Biwa
ls
コマンド[mkdir]はディレクトリの作成(make directory)を,コマンド[ls]はそのディレクトリの内容表示(list)を意味しています.
[ls]を用いてディレクトリ[Biwa]ができているか確認してください.

2.Rubyスクリプトのコピー

今回使用するスクリプト[sems2bin.rb]は福山先生が作成してくださいました.
使用する領域の北東(ne)と南西(sw)の1次Mesh番号を指定することで,領域内のDEMデータを1つのバイナリデータとして保存するスクリプトです.
ディレクトリ[/home/shibata/]内にあるスクリプトを1.で作成した作業ディレクトリにコピーします.
cp /home/shibata/sems2bin.rb Biwa/.
コマンド[cp]はデータのコピーをする(copy)ために使用します.
cp [コピーしたいデータ] [コピーしたデータの貼り付け先]
上のようにして使用してください.(ちなみに,Biwa/の後ろについている[.]はコピーしたいデータと同じ名前で貼り付けるという意味です)

次にディレクトリの移動をします.
cd Biwa
コマンド[cd]はディレクトリの移動(change directory)を意味します.
[ls]を用いて,ディレクトリ[Biwa]内にスクリプト[sems2bin.rb]があればOKです.

3.スクリプトの変更点

スクリプト[sems2bin.rb]には変更点が2箇所あります.
  • 2行目:dir = "./"
ここはDEMデータのあるディレクトリを指定します.
dir = "/DATA/Maps/250m1KM/DATA/250M/"
ここで注意があります。
まず、"(ダブルポーテーション)を消さないこと.
そして、最後にちゃんと/(スラッシュ)をつけることです.

  • 26行目:file = sprintf "%2d%2d.sem", j,i
ここは次のように書き換えてください.
file = sprintf "%s/%2d%2d.SEM",@dir,  j,i
変更点は次の3点です.
  1. [%2d%2d]の前に[%s/]を加える.
  2. [sem]を[SEM]に直す.
  3. ["%2d%2d.sem",]の後に[@dir,]を加える.
以上です.

変更が終了したら,保存(Emacsの場合はCntlキーを押しながらxsをタイプ)をしてください.

4.Rubyの実行

それではスクリプト[sems2bin.rb]を実行させます.
ktermの画面で次のようにタイプしてください.
ruby sems2bin.rb
[ls]を用いて,ディレクトリ内に[dem_sem.bin]ができていればOKです.


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最終更新:2007年06月19日 14:14