1.新しいロケーション「Biwa」の設定
まず,ktermでgrassを起動させます.
grass60
それでは以下のように設定をお願いします.
- [CREATE NEW LOCATION]をクリック
- MAPSETには[ユーザー名]を,LOCATIONには[Biwa]を入力
- 座標系の選択画面が出てくるまで[y]を入力して確定
- 座標系はB(Lonitude-Latitude)を選択
- コメントは何を書いてもかまいません
- コメントの次の選択は[n]を入力して確定
- 回転楕円体は[bessel]を選択
- ロケーションの範囲は北[36N],南[34:40N],西[135E],東[137E]を入力
- Resolution(解像度)はEast-West[0:0:11.25],North-South[0:0:07.5]を入力
ロケーションの確認画面でcolsとrowが[640]ならOKです.
違う場合は前の画面に戻って確認してください.
2.DEMデータのインプット
まず,モニターを立ち上げます.
d.mon start=x0
では,DEMデータをGRASSに取り込みます.
r.in.bin -b in=dem_sem.bin out=dem250 by=2 n=36N s=34:40N e=137E w=135E r=640 c=640 a=-999
かなり長いので書き間違いに注意してください.
「Rubyを用いたDEMの編集」で作成した[dem_sem.bin]を[dem250]という名前でインプットしました.
確認のためにモニターに表示させてみましょう.
d.rast dem250
すると、下のような画像が表示されると思います.
3.海域の標高をNULLにする
DEMデータにもともと海域の標高(水深)のデータはないので,この値を消去しましょう.
そのためにはまず,海域の標高がどんな値であるのかを知る必要があります.
d.what.rast
上のコマンドを入力すると,マウスでクリックした地点の情報を知ることができます.
その結果,海域の標高として[-1000]という値が入力されている,ということがわかりました.
この[-1000]という値を消去します.
r.null dem250 setnull=-1000
2.と同じように[dem250]をモニターに表示させてください.
すると,下のような画像が表示されると思います.
最終更新:2007年05月01日 15:24