※※後日画像データ添付予定
Landsatデータの明度の調整
先回ランドサットのデータでナチュラルカラー・トゥルーカラーのデータをつくったが、実際に表示してみると、鮮明度が低い(全体的に暗い)。
→ランドサットのデータは太陽の光が強すぎるため、データ取得時にセンサの精度をわざと落としており、そのため鮮明度が低くなっている。
ここでは、先回作った画像データを再加工し画像を明るくし見やすくする。
画像の明度を上げて確認する(確認のみ。省略可)
gimpを立ち上げる。
gimp &
青のバンドに近いデータを探し、GIMPで見てみる。
画像を開ける。
先生のディレクトリより探し、展開する。
/home/kaoru/GIS/Landsat/p109r036_7t20001208_z53_nn10.tif
メニューより道具→色ツール→レベル
レベルの分布を見ることが出来る
色(明度)の分布が1より下の小さいところでまとまっていることが分かる。
これを増幅させて、より鮮明にさせる
ヒストグラムの下にある▲と△のバーをスライドさせて、この分布が最小と最大を指すようにする。
※真ん中の灰色の△は動かさないようにする。
画像の明度を上げて確認する(GRASSでの作業)
GRASSでも同様の作業(画像の鮮明化)を行う。
まず、GRASSを立上げ、ランドサットのデータが入っているマップセットとロケーションを開く。
次に以下のコマンドを入力。
※この作業は非常に重くなるので注意
トゥルーカラー
i.landsat.rgb red=b3 green=b2 blue=b1
r.composite --o r=b3 g=b2 b=b1 out=b321
ナチュラルカラー
i.landsat.rgb red=b3 green=b4 blue=b2
r.composite --o r=b3 g=b4 b=b2 out=b342
出来たものを表示してみる
d.mon start=x0
d.rast b321
d.rast b342
UNIXのコマンド(補足)
今回のようなデータ処理に時間がかかるもの(パソコンに負担がかかる)では、
他の人と作業が一緒にならないよう気をつける必要がある。
その際に使うコマンドを列挙する。
- このサーバを誰が使ってどのような状態になっているか調べる
top
whoami
ハングアップした際にcore.××と言うファイルがあるが
それを見ると、どこでハングアップしたか分かる。
ただ、容量の問題上邪魔になるので、確認後削除すること。
rm core.××
ps ux
- 自分が行っていない作業が続いている場合は、PIDを調べ作業を強制終了させる
kill -q "PIDの番号"
最終更新:2007年07月30日 17:27