画像に回り込み文を入れよう!

TeXを用いて回り込み文を作ります.いろいろな方法がありますが,ここではwrapfloatというスタイルシートを用いる方法について説明します.

1.wrapfloatの設定

  1. wrapfloatは角藤版ウィンドウズ用TeXには入っていません.そこで,スタイルファイルページからwrapfloat.styをダウンロードします.
  2. ダウンロードしたwrapfloat.styをC:\tex\share\texmf\tex\latex\misc\の中に入れる
  3. コマンドプロンプトを起動し,mktexlsrと入力・実行する

2.wrapfloatの使い方

  1. プリアンブルで\usepackage{wrapfloat} と宣言する
  2. 本文中に記述する
例)\begin{wrapfigure}[12]{r}[32pt]{70mm}...\end{wrapfigure}
ここで,
[12]
確保する行数(書かなければ,自動で設定する).
{r}
位置を示す.{l}ならば左,{r}ならば右に表示される.
[32pt]
周りの余白.通常は[0]にする.
{70mm}
確保する幅.省略不可なので,試行錯誤して決める.

使用例

\begin{wrapfigure}{r}{.4\linewidth}
 \begin{center}
  \includegraphics[width=8cm,clip]{./Pict/cor_01-36.eps}
  \caption{雲出川流域の空間相関図}
  \label{fig:cor_01-36}
 \end{center}
\end{wrapfigure}



この方法については,阪大の長島先生が作成されたHP>ソフトウェアハウツー>Texのちょっと便利な小技集に例と画像つきでありますので,ご参考ください.


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年10月29日 12:39
添付ファイル