PyBitmessage-I2Pとは
従来のBitMessageは通常のインターネット回線を使って通信するものであり、何らかの限定的なネットワークで運用されるものではありませんでした。一方で、PyBitmessage-I2PはI2Pネットワークを利用したBitMessageプロトコルです。PyBitmessage-I2Pは通信が全てI2Pネットワーク内で完結するため、通常のBitMessageクライアントやWebサービスと互換性はありません。すなわち、PyBitmessage-I2Pから通常のBitMessageクライアントへメッセージを送信することも、その逆方向もできません。PyBitmessage-I2Pで作成されたメッセージはPyBitmessage-I2Pを使う期待した受信者のみ読むことが可能です。I2Pについてこのサイトでは詳細を述べませんので、
I2Pまとめ非公式wikiと
I2P普及推進 @ ウィキを参照してください。
PyBitmessage-I2Pは試験的なものです。安定した動作を望む場合は従来のPyBitMessageクライアントを使用することを推奨します。
必要な環境
- I2Pルーターが正常に動作しており、他のピアと接続できる狀態にあること
- SAMブリッジを有効にしていること
配信サイト
互換性
PyBitMessageで生成されるアドレスとPyBitmessage-I2Pで生成されるアドレスは互換性があります。たとえば、前者で使用しているアドレスがBM-2cToiiYrW92SSZ3616VTgQYmSmg5bVDi8wであり、このアドレスの使用者がPyBitmessage-I2Pに使用を切り替えた場合、送信者は宛先をBM+2cToiiYrW92SSZ3616VTgQYmSmg5bVDi8wとすることで同じようにそのアドレスで送受信することが可能です。
インターフェイス
基本的なインターフェイスは従来のBitMessageクライアントとほとんど差異はありません。インターフェイスは日本語表示が可能であり、日本語のメッセージを送受信することも可能です。
備考
最終更新:2016年03月02日 22:28