-&bold(){当期純利益}とは、[[税引前当期純利益]]から、税金を差し引いたその会計期間の最終的な利益です。税金の額は、「法人税、住民税及び事業税」と「法人税等調整額」から計算します。 -式にすると以下のようになります。下の数値例では、法人税等調整額はマイナスの数値ですが、プラスになる場合もあります。 税引前当期純利益-(法人税、住民税及び事業税+法人税等調整額)=当期純利益 (例) (単位 百万円) 売上高 12,000 売上原価 9,800 ────── 売上総利益 2,200 販売費及び一般管理費 1,200 ────── 営業利益 1,000 営業外収益 300 営業外費用 500 ────── 経常利益 800 特別利益 400 特別損失 700 ────── 税引前当期純利益 500 法人税、住民税及び事業税 250 法人税等調整額 △ 50 (注) ────── 当期純利益 300 ←ここです。 (注)△はマイナスを意味します。 -&bold(){法人税、住民税及び事業税}(「法人税等」ともいいます)は、いずれも企業の利益に対してかかる税金です。そこで、他の費用とは区別して記載します。 -&bold(){法人税等調整額}は、税務上と会計上の税額の差を調整する科目です。詳しくは、&bold(){税効果会計}を学習して下さい。 [[前へ戻る>税引前当期純利益]]| ----