黒山「・・・さっさと片せよ」
赤城「はいはい・・・攻撃型でいきますよ」
岩槍‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
陽斗「どうせ岩だろ」
ギィン
陽斗「‼︎⁉︎」
赤城「表面の硬度を上げてんのさ、さっきのようにはいかないぜ」
ビュンッ
陽斗「ちっ」
バッ
亜希「ハァ・・・ごめん」
玲司「やっぱ怪我、相当深かったみたいだね」
亜希「・・・こんな時に・・・」
黒山「その怪我、昨日のか」
亜希「・・・ええ」
黒山「そうか、ならなぜそんな急いで国を出るんだ、お前より優秀な奴がそのうち行くさ」
亜希「あいつは、私の恩人だから」
黒山「話にならねえ、面倒だからもう立つな、黙って寝てろ」
玲司「そうは・・・いかねえんだよ」
黒山「‼︎⁉︎」
亜希「今⁉︎」
玲司「あぁ、陽斗‼︎‼︎」
陽斗「りょーかい」
赤城「あぁ?」
バッ
黒山「俺らを無視して門を突っ切る気か‼︎⁉︎」
赤城「こっちには高速移動術があるんだ、無理だぜ」
疾攻
陽斗「どうかな」
玲司「そんなことは、計算済みなんだよ・・・破術の五十」
赤城「なっ・・・」
亜希「頼むよ‼︎」
玲司「おう」
黒山「頭守れ‼︎‼︎破術の五十」
双連花火‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
赤城「っく・・・向こうのは不発か?」
黒山「不完全だったのか・・・お陰で見失ったな」
赤城「双連花火をあの距離で食らって無事とは思えないけどね」
黒山「とはいえ、国外に飛ばしちまった、怒られる準備だけはしとけよ」
赤城「あぁ、嫌だ嫌だ」
玲司「・・・‼︎⁉︎」
?「お目覚めね、気分はどう?」
玲司「・・・腕がちょっと・・・」
?「ちょっとなら上々ね、あなたもかなり重症だったんだから」
陽斗「河崎さん、おっさんが呼んでますよ」
河崎「そう、お友達起きたわよ」
陽斗「おお玲司、よかったぜ」
玲司「亜希ちゃんは?」
陽斗「まだ目覚まさないって、別の部屋にいるよ」
玲司「あの人たちは何者?ここはどこだ?」
陽斗「さぁ、ただおっさんが奥にいるんだけど、その人は見たことあるはずだぜ」
?「わりと元気そうじゃねえか」
玲司「白虎・・・雨宮研二‼︎‼︎⁉︎」
雨宮「やっぱ俺、それなりに知られてるんだな、10年も前に死んだはずなんだが」
河崎「教科書に載ってるらしいですよ」
雨宮「へぇ、嬉しいような悲しいような」
玲司「雨宮隊長・・・戦死した英雄って聞いてますけど・・・」
陽斗「俺もまだ何も聞いてねえから分からねえ、あんた死んだんだろ?」
雨宮「死んでなかったんだよ、知らないかもしれないが俺は秘術使いだ」
雨宮「体の組織をほとんど飛ばされたが、9年以上かけて秘術で再生した」
陽斗「秘術ってそんなこともできるのか」
玲司「いや、この人だからだと思うぜ」
河崎「よかったですね、褒められましたよ」
雨宮「まぁ何しろ10年ぶりの客だ、あいにく時間はないがな」
玲司「どういうことだ?」
雨宮「俺だけが東雲の本当の能力を知った、奴に勝てるのは俺だけだ」
雨宮「このまま護衛隊が突っ込んでも恐らく全滅だろうな」
雨宮「かと言って復活したばかりの体じゃ勝ち目がねえ、そこで、お前らにリハビリを手伝ってもらう」
玲司「え」
陽斗「ふざけんな‼︎俺らは仲間に会いに行くんだ‼︎‼︎」
河崎「あんたたち10時間以上寝てたんだよ、もう間に合わない」
陽斗「わかんねえだろ‼︎」
雨宮「わかるさ、状況を考えりゃ誰でもな」
玲司「残念だけど、そりゃそうだよ、ロスタイムなしでもギリだったのに」
雨宮「このタイミングじゃ東雲が絡んでいる可能性は高い、悪い話じゃねえと思うけど」
河崎「うちらに協力すれば君の友達に会えるかもよ?」
陽斗「・・・分かった、協力する」
河崎「よし、じゃあ今から基礎戦闘力を見てあげる、行って来ますね」
雨宮「ああ、頼んだ」
玲司「え」
河崎「秘術の五十二」
宝寿極界‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
玲司「すげえ・・・蔦の空間だ・・・」
陽斗「なんだこれ」
河崎「お嬢ちゃんと違って君らは護衛隊所属じゃないけど、ある程度の知識はあるのね」
玲司「秘術と破術は教わりました」
河崎「そう、じゃあとりあえず私に攻撃当ててみて」
陽斗「いや・・・無防備な女性に攻撃するのはちょっと・・・」
河崎「なら、こっちから行けばいい?」
ダッ
玲司「や、やるか・・・」
陽斗「おーけー」
ギィン‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
陽斗「また出た‼︎急に刀‼︎」
河崎「へぇ、やるね」
バッ
雨宮「・・・どうだった?」
河崎「最低限の知識と技術はあります、経験さえ積めば戦力になるかもしれません」
玲司「お姉さん強すぎ・・・」
陽斗「全然当たらねえ・・・」
雨宮「そうか、お前が言うならそうなんだろう、じゃあ剣士くん、名前は?」
陽斗「宮永陽斗」
雨宮「君は?」
玲司「新田玲司」
雨宮「よし、じゃあ新田は河崎に秘術と破術見てもらえ、宮永は俺とだ」
陽斗「おう」
玲司「河崎さんって言いましたっけ、俺のこの服、どうしたんすか?」
河崎「よく気付いたね、隊長が直してくれたの」
玲司「あの人裁縫とかやるんすか、意外っすね」
河崎「違うよ、今私たちがいるのはあの人が作った結界の中なの、常時回復する特別製よ」
玲司「何それ」
河崎「秘術よ、あの人が開発した新しい秘術」
玲司「マジかよ・・・」
河崎「私たちがあなたを見つけた時、両腕が粉砕骨折してた、この短時間で回復したのは結界のおかげよ」
玲司「え・・・なんで・・・」
河崎「双連花火は手の少し先で爆発を起こす破術、あなたは失敗して腕の中で爆発させてたみたいね」
玲司「・・・」
河崎「あの二人もその爆風でけがをした、お嬢ちゃんに至ってはその前の怪我も酷く、まだ目を覚まさない、あなたの責任よ」
玲司「そう・・・ですね」
河崎「半端な技術と知識で使えるほど秘術や破術は甘くない、お分かり?」
玲司「教えてください・・・正しい使い方を」
河崎「ええ、いいわ」
最終更新:2017年09月13日 18:34