アットウィキロゴ

2012/07/21 Saturday

さて、物凄く久々に近況を書くわけですね。
書こうと思った理由の一つは、映画。
本題に入る前に、今年私が観た映画の感想を短く述べていきましょう。

  • 『J・エドガー』…初めてですよ…ここまで劇場で観た事を後悔した映画は。
  • 『ドラゴン・タトゥーの女』…「オリジナルのスウェーデン版の方が良かった」と言う意見がかなり多い映画でしたが、私はハリウッド版の方が好きですね。確かにストーリーを観客に分かりやすく、巧みに改変していたオリジナル版に比べるとハリウッド版は脚本という点では劣ると言わざるを得ないかも知れませんが、建物や小道具、演出等と、何より俳優・女優の演技がこちらの方が好みでした。まぁ、私はオリジナル版より先にハリウッド版を観たので、こちらに思い入れができてしまった可能性は否めませんが。

さて、本題に入りましょう。
本題というのは、28日(土)に公開の『ダークナイト・ライジング』。
バットマンの最期の戦いを描く最新作にして3部作の完結編です。

さて、まず映画版のバットマンの歴史という所から語っていきたいと思います。
これまで、バットマンの映画は今までに6作作られています。一つ一つ解説していきましょう。

  • 『バットマン』
『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』で有名なティム・バートン監督の作品です。後のバットマン映画の方向性をある程度定めた作品で、主演のバットマンを演じたマイケル・キートンや悪役のジャック・ニコルソンの名演は一見の価値あり。未だにバットマンの映画の中ではこれが一番だ、と主張するファンも多い作品です。
悪役は紫色のスーツにピエロのメイクをした怪人「ジョーカー」。犯罪をジョークと笑い飛ばしながら実行する狂人。後述する『ダークナイト』にも演者は違いますが出てきます。

  • 『バットマン・リターンズ』
上記の『バットマン』の直接的な続編で、監督・主演は変わらず。『バットマン』が原作の再現を念頭に作られていたのに比べ、こちらはティム・バートン監督の趣味が色濃く出ている作品です。特に舞台の背景や悪役の描写は、一見してすぐにティム・バートンの映画だと分かるほど。
こちらの悪役は「ペンギン」。その名の通りペンギンのような体系をした、動物園を根城にする悪人ですが、幼い頃に両親に捨てられたという悲しい過去を持っています。他にも、「キャット・ウーマン」が出てきます。

  • 『バットマン・フォーエバー』
こちらは監督がジョエル・シューマッカー。主演がヴァル・キルマーに変わった作品。シューマッカー監督版のバットマンは、他の監督のものとは違い子供向けに、明るい作風を意識して作られています。
悪役は「リドラー」。犯行現場になぞなぞを残していく悪人。もう一人が「トゥーフェイス」。マフィアによって顔面に硫酸をかけられ、顔の半分が焼け爛れた男。片面に傷のついたコインを弾き、出た面により行動を決定する狂人。

  • 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』
こちらもジョエル・シューマッカー監督で、主演がジョージ・クルーニー。
前作と同じく、明るい作風に、質の悪いジョークが入った作品。
…うん、一つだけ言っておこう。アメコミ映画は今現在まで数多く作られていますが、その中で最低のものはどれか、と言われたら私は躊躇い無くこれを推します。
しかし…日本でのバットマン映画の興行収入の中ではこれが最高成績であるというのが悲しい限り。
悪役は「Mr.フリーズ」。演じたのはかの有名な元カリフォルニア州知事ことアーノルド・シュワルツェネッガー。彼が出ているという事が、この映画の日本での興行収入成績が良かった原因。

  • 『バットマン・ビギンズ』
これが今回のシリーズの最初の話。監督はクリストファー・ノーラン。主演はクリスチャン・ベール。バートン版が人気が有るけど、私はこの監督・主演の組み合わせが一番好きですね。この作品は題名の通り、バットマンが誕生する過程を描いています。また、今までは特に描写されていなかった警察とマフィアの確執なども描かれているのが私の好みの一因です。
悪役は「スケアクロウ」。案山子のマスクを着けたスーツの男で、幻覚剤を用いたガスが武器。そしてそのスケアクロウを操る黒幕が「ラーズ・アル・グール」。古代から文明の破壊と構築に携わっていた『影の同盟』の盟主。

  • 『ダークナイト』
これが私がバットマン、いや全アメコミ映画の中でも一番好きな作品です。
監督と主演は変わらず。悪役は1作目と同じ「ジョーカー」。彼の狂気と破壊がゴッサムシティを混沌へと変貌させていきます。この映画単体だけで観ればジョーカーばかり目立っている作品と受け取られかねないですが、前作のバットマン・ビギンズから観ていけば、バットマンにも感情移入できると思います。
そしてもう一人の悪役、そしてもう一人の主人公とも言えるのが「トゥーフェイス」。ジョーカーに恋人を殺され、自身も顔の半分が焼け爛れてしまう男。元々は検事で、ゴッサムシティの犯罪者を一掃しようと使命を燃やしており、その姿勢にバットマンも心を動かされた男でした。そんな彼が最後には悪役へと堕ちて行ってしまうのが、それまでの描写の分、悲しさも増します。彼がどの様な思考を経て変貌してしまうのかは是非映画を観てください。

…ええ、長いですね(汗
各作品について悪役を解説して行きましたが、『ダークナイト・ライジング』の悪役は「ベイン」と言うテロリストです。
一見するとプロレスラーのような外見で、弱そうに見える方もいるかと思いますが、ところが、原作ではかなりの強さ、そして知能を持った強敵です。
まず、日本の漫画と違ってアメコミではパワータイプ・巨体のキャラが強敵として描かれる事が多々あります。ハルクしかり、ジャガーノートしかり。
そしてこのベインは、原作でも数少ない、ヒント無しの状態から自力でバットマンの正体を見破った人物。そして見破った上で入念な計画を立て、大量の犯罪者を街で暴れさせてバットマンを疲弊させた上で、彼の拠点で待ち伏せを行い、格闘の末にバットマンの背骨を破壊して引退に追い込むという快挙を成し遂げた悪役です。まぁ、悪役なので結局最後は敗れるのですが、その経緯は割愛します。
他にも敵か味方か分からない役どころで「キャット・ウーマン」も出てきます。

というわけで、今から楽しみでしょうがないです、『ダークナイト・ライジング』。
最後に、アメリカでのこの映画の試写会で起こった銃撃事件で亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。

それではまた。
最終更新:2013年01月19日 01:01