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戦地へ向かう何かしらの能力を持った高校生ぐらいの子供たち。
教室で名前と班の番号を言われる。
私は9番、救護班。
私の能力は分からない。
だけど、選ばれてしまった。
教室に残された能力を持たない5~7人のクラスメイトたちを電気のついていない昼下がりの暗い教室に残し、廊下へ出る。
能力者は全部で200人はいるだろう。
戦地へ行って、何人かは死ぬのだ。
知っている顔もいる。同じ班に昔の友達も混ざっていた。再会を喜ぶも、向かう戦地への不安が沈黙させる。
私は集合場所であるロビーへ向かう列から抜け出して教室へ走る。何かを思い出したようにある人を教室から引っ張り出す。
「愛してる、て言って」
ウソでもいいから。
ある人はいつもと似合わず、どもりながらも、
「あ、あああ、あ、…あいしてる…から、行ってこい」と言ってくれた。
それが本心ではないことを知りながら、私は微笑んで抱きしめて、ぬくもりが移らないうちに走り出した。
9班救護班、おそらく血も大して見たことも無い学生が耐えられるだろうか。あの戦場のすさまじい匂いと肉の塊に。
暗い教室とは対照的に眩しい青空が広がる窓ガラス。
廊下を走る私は何気なく見る。
黄色いボディに切り裂く刃を持った敵機が見えた。
うそだ、なんで。
考える前に私は近くにいた友達を連れてロビーではなく玄関へ走った。
どうしよう、どこへ逃げればいい?
あの機体は着地後に地中へもぐり、爆破する。
この学校なんてひとたまりもない。
今に窓をやぶりそうだった。
あと何秒のこされている?
間に合わないかもしれない。でも私は階段を走り降りる。
向かう先はどこ?
そこで終わる。
国勢調査の紙を集めにきた人のチャイムで起こされる。
ピアノが似合う朝だった。
最近よく、違う世界の私の夢を見る。
病弱な少年の私の夢とか。兄弟が多くてとても心配されているのに屈折した心を持っている。だけど、突然同居しはじめる謎の男性に心を暴かれていって…。
続きが気になる、というか本当に違う世界の私の未来がどうなったのか、どうしているのか気になる。
この世界の私は、こうして平和に生きている。それだけ。
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夢] - &trackback() - 2005年10月02日 11:01:31
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最終更新:2005年10月02日 11:22