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「何なんだ・・・?気が付いたらこんな首輪ついてて殺し合い?しかもここはどこだよ・・・」
参加者になってしまった一人・・・モーリスが愚痴を零す。
「とりあえず・・・人気の少ない所に行きませんか?」
共にここに来てしまった、モーリスの仲間・・・セネットが提案する。
「んー・・・そうだな。殺しとかしたくないしな・・・。日常茶飯事で人殺ししててもやっぱりなぁ・・・」
「はい。それにここの場合罪のない人もいるでしょうし・・・」
「ま、そうだな・・・。あそこに見える建物でも目指してみるか。」
「はい。どこかに隠れたいですし。」

―数十分ぐらいだろうか。
「ふーん・・・何かの屋敷っぽいな・・・」
「とりあえず、中に入ります?」
「んー・・・そうだな。」
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「・・・なんで私こんなところにいるの?」
屋敷の中に一人佇む少女が呟く。
「私は・・・モンスター達と遊んでいて・・・あれ?」
そう、戸惑っていると声が聞こえる。
どこからのものかは分からない。
何かの魔法だろうか・・・そう思っておくことにする。
その声の中に心惹かれる言葉があった。
―優勝者にはこの場からの帰還は勿論、もう一つ、何でも願いをかなえて差し上げます。
「・・・じゃあ・・・私が元の世界で『異端者』って呼ばれることも無くなるの・・・?」
それならば。
・・・絶対に生き残る。
とりあえず、ここにいよう。
ここなら誰か来たらすぐに迎撃出来る・・・。
いつでも唱えられるよう、石化の術『碑封印』の詠唱を思いながら。

―そして、数十分。
そろそろ外に出た方がいいかと思った頃。
扉が開く音がした。
「肉体の棺に宿りし病める魂を・・・
「え?ってちょ、ちょっと待って話し合わないか!?」
「・・・へ?」
殺しにかかって・・・こない?
「ふー・・・。大丈夫大丈夫。お前が敵意を持たなければ戦う気はないから。な、セネット?」
「はい。」
・・・とりあえず信用しておく。
「えーと・・・じゃあここに何の用?」
「いやー、身を隠そうと思って。お前も?」
・・・頷く。
「・・・お前も殺し、嫌だったりする?」
「・・・うん。生き残るためなら・・・いつでも殺るけど。」
「ふーん・・・。じゃ、一緒に行動するか?」
「へ?」
何だろう、この人・・・変に友好的だ。
でも・・・悪い人という気はしない。
人間に騙され続けて生きて来たんだ・・・少しくらい目は養われている。
「いい・・・けど。」
「よーし、じゃ決まりな。俺はモーリス。」
「私はセネットです。えーと・・・よろしくお願いします。」
「・・・セイラ。よろしく。」
・・・何かこの人たち、私のいた世界みたいな名前・・・
「ところでさ・・・さっきお前がしてた詠唱って・・・『碑封印』じゃないか?」
「そうだよ。・・・分かるってことは君もイヴァリースの人?」
「ああ。何だ、俺たち同じ世界から来てたのかー!」
何だか少し安心する。
でも「異端者」であることは隠しておかないと・・・。
いざとなったら―
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早々に合流。やりにくいので。
セイラだけ元の設定ガンガンいこうぜ!になってる・・・テキストで投下した方がいいですかね、設定。
【場所・時間帯】D2 屋敷内 朝で共通

【名前・出展者】モーリス@rn投稿のFFT妄想キャラ
【状態】健康
【装備】無し
【所持品】基本支給品一式 不明支給品1~3個
【思考】1.ここどこだよ・・・
    2.殺しは最終手段だよな・・・
    3.仲間ゲットしたぜ!

【名前・出展者】セネット@rn投稿のFFT妄想
【状態】健康
【装備】無し
【所持品】基本支給品一式 不明支給品1~3個
【思考】1.ここどこなんでしょう?
    2.殺しは・・・しません。
    3.同じ世界の人と会えるとは・・・

【名前・出展者】セイラ@rn投稿のFFT妄想
【状態】健康
【装備】無し
【所持品】基本支給品一式 不明支給品1~3個
【思考】1.生き残って・・・願いを叶えよう。
    2.この人たち・・・うーん。まだ半信半疑・・・がいいかな。
    3.いざとなったら相手が誰だろうと・・・


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最終更新:2008年11月15日 16:59