
| 製作者 | ろーそく |
| 出場大会 | 学園編 |
設定
最近、生徒たちの中で1つの噂が流れている。
『調停委員には2つの直轄暗部が存在してる』と。
どこから漏れたのかわからないが、今や学園内の話の種となっている―――。
・・・・・
2つの暗部の名は『菩提会(ぼだいかい)』と『氷刃会(ひょうじんかい)』。
『菩提会』は比較的穏やかな勢力で、穏便な対処を取ることが多い。
一方、『氷刃会』は真逆の勢力。学園生活に混沌を望み、実力行使を基本理念としている。
元々、1つの組織として存在してきたが、過去に起きた『東西鼎立調停争乱』によって
分裂し、今に至る。そのため、この両勢力は交わることなく対立、存在。
多くの勢力圏争い、諜報行為が起き、時には戦闘が起こることも。
翔矢は、そんな菩提会の現リーダーであった。
正義感溢れる少年で、かなりのお節介焼き。
能力はお世辞にも強いと言えないが、暗部で鍛えた体力と持ち前の頭脳で様々な任務をこなしてきた。
そんな彼も、頭を悩ます時期がある。調停委員選挙期間だ。
毎年この時期になると、暗部の対立が激化を極める。
何故ならば、両勢力から調停委員候補が挙げられるからだ。
このどちらの勢力が当選を勝ち取るかで、今後の学園運営が大きく変わる。
もちろん、無所属派が勝ち上がることもある。
だが、どちらかの息が掛かった委員会に属していることが多く、真の無所属なんて滅多にでない。そんなこともあり、両勢力とも工作活動に尽力を尽くすのだ。
しかし、今年の選挙は簡単には行かなかった。
最も重要で、作戦立案の大本になるであろう情報が手に入れらないでいた。
氷刃会のリーダーが一体誰なのか、皆目見当がつかないのだ。
リーダーが特定できなければ、氷刃会包囲網を作り出すことはおろか、正確な勢力圏の特定もできないのだ。困り果てた翔矢は、1つの提案をする。
「俺が選挙に出る。そこで奴を特定し、倒す。奴は必ず出場する。幸い、氷刃会の戦闘スタイルや雰囲気は、大方判明している。特定することは可能だろう。
もし、奴が調停委員になってしまったら、俺達の会は愚か、この学園が無くなりかねない。
それこそ、調停争乱ほどの争いが起きてしまうかもしれない。過去の誤ちを繰り返さないためにも、選挙に出て、必ず奴を込める。それが、俺の役目だ。」
仲間の生徒たちは真っ先に止めに入った。
気持ちはわかるが、あなたが無理することはない。
選挙は甘いモノじゃない。
時には死人も出る、文字通り“戦挙”なんだ、と。
彼も自覚していた。自らの能力が特に秀でたものでないことぐらい。
しかしそれじゃあ。
『俺はなぜここにいる。』
『俺はなぜ会の長なんてやっている。』
『俺が長となって守りたかったものは何だ。』
返ってきた言葉はただひとつ。“笑顔”それだけだった。
決意は固まった。
翔矢は反対する仲間たちに一言、
「ペンは剣よりも強しって言葉、知ってるか?
俺には2つも“ペン”がある。頭脳としてのペン。そして能力としてのぺんだ。
剣を退かせるには、十分すぎるくらいだ。
だから、だからまあ! 安心してくれ!
きっと奴を仕留めて来るよ!」
翔矢は鉛筆をギュッと握りしめ、選挙会場へと向かった。
名:神使 翔矢(しんじ しょうや)
年齢:17歳
所属学年:2年
部活:菩提会(暗部に属していることは他言無用なため、表面上は無所属となっている)
人物情報:
▷ペンの一部が体に触れることができれば、そのペンに付いているキャップを
自在に射出できる。同時に射出出来る数は5本まで。
キャップは、ほぼ一瞬で装着できる。
▷キャップの可能射出速度は秒速10mから最高秒速10km。
秒速300mあたりから肉体を貫通し、1kmからは殆どのものを貫通する。
しかしキャップが耐え切れないために、固いものを貫通したものは使用不可になる。
可能射出射程はキャップの種類によって異なるが、10mから5km先まで飛んで行くものもある。
▷ド田舎出身が原因かは分からないが、視力は5.0と相当なもの。
そのため、裸眼のままスナイパーライフルのようなスナイプが可能。
▷鉛筆は、予備も合わせて合計10本。
キャップは、腰につけているウエストポーチに短距離用100個、中距離用70個、
長距離用30個。合計200個入っているが、どんなシチュエーションでも打ち出せるよう、体のあちこちに計30個の短距離用キャップを隠し持っている。
▷普段は、三○鉛筆のHai-uni2Bと自ら加工した銀色キャップを使用している。
本人曰く、この組み合わせが一番しっくりするらしい。
▷身体能力、戦況判断力ともに優れた力を持っているが、能力が能力なので、一般的な戦闘系能力には大きく劣る。また、全ての鉛筆が消失したり、キャップを消費してしまった場合、能力を使用しての戦闘は不可能になる。
補足