
設定
惑星「ハーヴェスト」。惑星の名前どおり、海、山、川、草木や、そこに様々な
動植物が生息している資源や自然が豊かな星『だった』。
このような豊かな星に偶然にも(このような星だからこそなのかもしれないが)、1匹の虫の
突然変異がおこり、最初で最後の災厄が訪れることとなった。
その場所には一つ一つが触手のような伸縮自在の構造をした食虫植物が群生していた。
そこに1匹の虫が侵入してきた。
姿は蜘蛛に近い生物であった。しかし地球上に存在する蜘蛛とは明らかに異なっていた。
大きな特徴は1mには届きそうかというほどの大きな体躯だった。足を広げればさらに1m以上は大きく見えるだろう。
普通の人間ならまず逃げ出してしまうか、慄いて腰を抜かしてしまうかのどちらかだろう。
食虫植物たちはそんなことは気にせず、いつものように捕食するため行動した。しかし
流石におよそ1mの巨体には少数の食虫植物だけでは捕食できないようだった。そこで食虫植物
たちは全勢力を使って全方位から捕食しにかかった。
周囲からはあたかも多数の食虫植物によって一瞬にして蜘蛛はその外殻から徐々に溶かされ、
内部まで消化し、確実に絶命させられているかのように見えた。
しかし実際には逆だった。
蜘蛛の体表面には極小の繊毛が所狭しと生えていた。そしてその繊毛一つ一つから『触れたものを
自分のものにする麻痺毒』を滲み出していた。その効果は触れている限り半永久的。
万一離れられたとしても丸一日は動きが制限される。
食虫植物たちはその麻痺毒にまんまとかかってしまったのである。蜘蛛に向かっていったもの全てが。
結果。
群生していた食虫植物のほぼ全てが1匹の蜘蛛に使役させられる存在になってしまったのである。
元の蜘蛛のような外見はどこにもなく、触手でできた球体に無数の足(これも触手)
がうごめいているだけだった。
大きさは先ほどの蜘蛛の状態に比べて大きく、2mはあるように見える。
核である蜘蛛は球体状のちょうど真ん中にいるようだった。
蜘蛛(だったもの)は無数の触手を使役するために大量の食料が必要だと察し、そこらへんに
あった草、木、動植物を手当たり次第に捕食していった。
そうして数十年が経過したある日、何もかもを無差別に捕食していた蜘蛛だったもの(その頃には
惑星「ハーヴェスト」に生息していたヒト型知的生命体に『デススフィア』と呼ばれていた)は
そこに生息していたほぼ全ての生物を滅ぼしてしまったのである。
この時既に『デススフィア』の食虫植物だったものは惑星中のものを食いつくしたため肥大し、今では4mはあるだろう。
この惑星の生物が絶滅してしまったことを悟った『デススフィア』は次の標的を探すために、
別の惑星から調査として渡ってきた人間を捕食し、その人間の脳から豪華客船「アンドロメダ
リバティ」で宇宙最強バトルトーナメントと言われるイベントが行われることを知った。
惑星「ハーヴェスト」のヒト型知的生命体や調査としてやってきた人間を捕食することによって
人間並みの知能を得た『デススフィア』は、「アンドロメダリバティ」に行けば人間やそれ以上の
生物を捕食できるのではないかと推測し、それを実行するためにすぐさま行動を起こした。
宇宙最強バトルトーナメントで捕食するため、別の惑星から渡ってきた人間が使用していた
飛行船を人間の知識を下に触手で操る。『デススフィア』は一国を立て直す事が可能な程の
膨大な賞金など興味がなかった。
宇宙最強バトルトーナメントに出場する生物すべてを捕食するためだけに。
それが終わったら次の標的を探す足がかりにするためだけに。
最終的には他の全ての生物を捕食するためだけに。
己の欲求を満たす。
ただそのためだけに。
『デススフィア』と呼ばれる蜘蛛と食虫植物だったものは宇宙最強バトルトーナメントへ向かう。
『デススフィア』の特徴:
- 全長は直径4mのほぼ完全な球体。中心には核となる蜘蛛(だったもの)。
- 視覚が存在しないので、対象の臭いや対象が出す音を触手が感知して位置、形を確定する。
- 基本構造は蜘蛛と食虫植物なので、火が大の苦手。火が触手に燃え移った場合、その触手を切り離す。
もし近くに触手の代替が存在するとき、それを新たな触手として使役する。
- 動きは基本緩慢。全速力でも自転車の平均速度(時速20km)。ただし足が触手なので、前後左右への動きは滑らか。
- 人類をいくらか捕食しているため人間的思考も可能。ただしそこまででもない。
『デススフィア』の攻撃方法:
○触手…・触手の射程は20m。5mまでであれば全方位に同時に伸ばすことができる。
・20mまで伸ばして当てるには繊細な操作が必要なので、最大射程に近づくほど操作できる触手が少なくなる。
・速度は結構速い。
・粘性のある触手は一度くっついたら生半可なことでは剥がれない。ただし『デススフィア』側自身で剥がそうとすれば簡単に剥がれる。
・一度触手で絡め取ると基本的に『デススフィア』体内(?)に引きずり込み、時間をかけてゆっくりと消化していく。
・エ口同人のようにはならない。
○とても臭い息…・それはそれはとても臭い。
・本来は一つ一つが食虫植物であったため、それから出す匂いが100倍に凝縮されたような匂いが立ち込める。
・間近で吸ったらほぼ確実に嗅覚を壊すだろう。
・短時間に連続して使えない。
○とても強い酸液…・『デススフィア』体内の蜘蛛の部分の下あたりにあるウツボカズラ科の食虫植物が溜めている、名の通りとても強い酸液。
・酸液を触手に分泌することで粘性はなくなるが、高い攻撃力を持つ。
・燃費は結構悪い。
・一度使い切ると、3ヶ月たたないと溜まりきらない。
補足
最終更新:2014年06月20日 07:39