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Ikka Tuulinen(イッカ トゥーリネン)

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製作者 こめつが
出場大会 第六回大会
経歴  

 

 

 

 

設定

少年へ負けた腹いせに、彼らは調停委員へ密告したのだ。「購買部の物を一人で独占している、他の学生へ買わせない迷惑な生徒がいる」という風に。調停委員はそれを聞き、少年へ購買部での商品の購入を一切禁止とした。少年はもちろん異議を唱えた。だが調停委員は今までの少年の所業(遅刻、部活動や学校生活での迷惑行為)をも理由に、断固として話を聞き入れてくれなかった。そうしてまた購買部は買い占め集団の独擅場となったのだ。

少年はやるせなかった。以前の彼なら単に目立てる場がなくなっただけだと諦めたかもしれない。しかし今の彼は違った。自分の為ではない。また購入できなくなった学生たちの為である。困っている人たちへどうして目を向けられないのか、大きなことへしか目が向けられないのか、どうしてみんなは調停委員へ抗議しないのか、そんな調停委員なのにそれほどまでに偉いのか。「それなら…」少年は決心した。「それなら俺が調停委員になってやる、目が節穴の調停委員に代わって俺が学園を見通す風になってやる」。


 


キャラクター
名前:Ikka Tuulinen(イッカ・トゥーリネン)
年齢:15歳 性別:男
身長:176cm 体重:62kg

菩氷学園普通科1年。勉強は少し苦手、運動大好き、お祭り事は超大好きな生徒。好きな色はショッキングピンク、蛍光イエロー。好きな学食のパンは三色フルーツサンド。「友達百人でっきるかな~?」→入学初日100人の学生とメアド交換したぜ!程度に社交的。浅く広く付き合うわけでもなく、親友と呼べる仲の友人も一応いる(イッカのせいで振り回されている苦労人のようだが)。また気分屋だと思われがちだが、表に出さないだけで内心は情熱的である。

買い占め集団との一件以来、大人しくなった…わけでもなく、目立つこと自体は今でも好き(代わりに他人へ迷惑をかけるようなことが少なくなった)。今回、調停委員へ立候補したのはいつもの目立ちたがり癖だと周囲には思われている。

 


非凡人としての才:風になる
彼の能力は「空気に身体が溶け風の一部になること」ではなく、その脚力にある。足がとてつもなく早く、風を纏いながら走ることで、まるで彼が風と同化しているように見えてしまうのだ。実際にその脚力から風を発生させることも可能である。彼ができることは以下のとおり。
・突風
秒速14mで突進しながら走る。彼から繰り出される猛烈なタックルは水牛を一撃で仕留める程。通常技での唯一の攻撃方法。
・暴風
速さに特化した状態。秒速30mで走る。姿は見えないが、実体がないわけではない。また素早く動くことに力を注いでいるのでこの状態では攻撃できない。回避や移動専用。
・砂塵嵐
相手の周りを走ることでできる風に持ち込んだ砂を混ぜることで砂嵐を作る。相手の視界を奪うのに効果的。一試合3回まで。
・ダウンバースト
強烈な下降気流で、直下にいると重力で下へ押しつぶされているような感覚になる。上空へ思い切り跳び、天井を蹴り、落下速度を利用しながら使う。
・竜巻
暴風の発展技。とにかく走り回ることで巨大な竜巻を発生させ、辺りの物や人を巻き込む。相当の体力を使うために大会で1度しか使えない。最終手段。

欠点など
突風、暴風、砂塵風、ダウンバーストは発生させるのに止まった状態から最低3秒間(普通の人が走る速さで)走らなくてはいけない。しかしこの4つの風はイッカが止まってから(ダウンバーストは地上に降りてから)2秒間は保っていられる。竜巻は暴風を発生させてから5秒以上走らないと生み出すことができない。また彼はパンチよりもキックの方が圧倒的に強いが、ほとんど走ることに使うためにあまりやらない。


補足

設定での前書きだと情報足らずな気がしたので、追加で文章を入れておきます。順番的には補足から設定の冒頭文へ続く様な感じです。追加文ですので読み飛ばしていただいたり、この部分の設定を無視していただいても構いません。

 

 

「これなら目立てるだろう!」

初めはそんな理由だった。彼が調停委員へ立候補したのは。

 

少年は目立ちたがりだった。それはいいうわさでも悪いうわさでも。人の目を引ければいい。とにかく誰かの注目の的になることが彼の心を満たした。

目立つにはどうすればいいか…。彼は入学当初、それだけを考えていた。人気の部活動への加入、わざと遅刻、謎の大きな呪文を校庭に書く…そのたびに退部させられ、先生からの叱咤を受け、後片付けをさせられた。しかし彼は満足だった。一時でも目立つことができたのだ。

 

次にどんなことをしようか。大抵のことをやり尽くしていた彼に、一つの噂が届いた。

それは購買部の商品を独占する集団がいる、というものだった。お昼のチャイムが鳴るとそいつらはチームを組んで、購買部で販売されるパン・プリン・ジュースの数々を買い占めてしまい他の学生に購入させないらしい。購買部の商品が特別好きだというわけではなく、他の学生にいやがらせをするためだけに。毎日、学生たちはなんとか購入しようと挑戦するらしいが、道をふさいだり罠をしかけられたりしてどうしても勝てないのだと。

少年は「これだ」と思った。「これなら俺でもできるし、奴らより先に買い占めてしまえば初めてあいつらに勝った学生として格好の注目の的だろう」と。翌日、早速彼は実行し見事買い占め集団に勝つことができた。買い占め集団の唖然とした顔、いつも負けてしまう学生たちの驚き、そして少年への注目。あぁ何と心地よいことか。少年は次の日も、そのまた次の日も買い占め集団よりも素早く動き、出し抜き、勝利した。

 

そんなある日、いつものように買い占めに成功した少年の元に、一人の学生が歩み寄ってきてこう言った。「そのパン、よかったら譲ってくれないか?お金は出すから」。学生は買い占め集団に負けていた内の一人だった。少年は買い占め集団に勝てたはいいものの、いつもその大量に買った商品の処分に困っていた。ちょうどいいと思い、彼は買った商品をその学生にすべて譲り渡した。「お金はいらない。ただの趣味だから」。その言葉に呆然としながらも、学生は少年に礼を言った。「ありがとう」と。いつも目立つことだけを考え、その度に褒められたり、驚かれたり、怒られたり、呆れられていたりした少年にとって、その言葉は衝撃的で、照れくさくて、嬉しくて、何よりも「目立つ行為」よりも暖かく、断然心地よかったのだ。その日から少年は戦利品を今まで購入できなかった者たちに配ることをした。最初はただの自己満足――感謝されるのが嬉しくて配っていただけ――だったかもしれないが、次第に「困っている人がいたら助けるのは当たり前」と校内での人助けも平然とするようになった。他人には気づかれない小さな事さえ。

 

しかし買い占め集団はただで黙ってはいなかった。

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最終更新:2014年06月13日 22:53