設定
常に女の子の格好をしている少年。手のひらで撫でることで布を硬質化させる能力を持つ。元に戻すことも可能。
歳の離れた姉がおり、姉以外の人間はどうでもいいと思っているシスコン。
すぐに手が出る凶暴な性格で口調も汚いが、姉の前では従順でおとなしい。菩氷学園に入学したのも姉にそう言われたから。
きれいな女顔で女装が似合う自覚があり、服は自分の趣味で選んでいる。しかし興味がある人間は姉だけなので、男が好きなわけではない。
今年入ったばかりの一年生。女装のせいで何かと絡まれることが多いが、学校で問題を起こして保護者である姉に迷惑がかかるのは不本意であるため、出来る限り無視することで対処している。
いい加減ケンカを売られても買えないことに苛立ち、調停委員になれば姉に迷惑をかけずに暴れられると思い選挙に立候補した。
【戦闘スタイル】
- 基本はケンカ。ナックル代わりにリボンを巻いた拳で殴ったり、合皮のパンプスで蹴ったり、硬質化させたリボンを振り回したりする。
- 人の肉を食うことを好み、隙があれば噛みついて皮膚を食いちぎる。
幼いころに両親を殺したことをきっかけに、人を殺し、肉を食うことに快楽を覚えるようになった異常者。
どんな服のときでも必ずつけるヘアバンドには、殺人衝動と食人衝動の発作を抑え込む魔術が込められていて、これがなければ自我を失うほどの強い衝動に呑まれて満足するまで暴れまわってしまう。
ヘアバンドはあくまで日常生活の中で突発的に湧き上がった強い衝動を抑え込むためのものであり、彼の持つ本来の残忍さや獰猛さを抑えるものではない。
このヘアバンドを作ったのは姉で、彼女は魔術学を応用した魔術具を制作する技術者。
普段は運気がアップするお守り程度の魔術を込めた、女性向けアクセサリーや小物を作って販売している。
サガラのつけているヘアバンドは作成中の商品の仕組みを流用して作ったもの。
商品の試着をしたサガラを見て姉が喜んで以降サガラが女装をするようになったので、彼の服に合うものをいくつか新しく作っている。
サガラが親を殺したのは10年ほど前。
その頃にはすでに自立し店を構えていた姉が、両親が死んだという噂を聞いて故郷に戻ってみると、小さな男の子が血まみれで死体の前に座り込んで死体を食っていた。
親を殺してから彼女が来るまでの数日間、サガラはそうして生き延びていた。
弟が両親を殺したことを知った姉は、サガラを引き取って一緒に暮らすことを決意する。
彼らを殺すほどに弟が追い詰められてしまったのは、暴力ばかりの最低な両親だと知りながら、幼い弟を見捨てて自分だけ逃げてひとりにしたせいでもあるという贖罪の意識からだった。
一緒に暮らすようになってからしばらくして、サガラは唐突な破壊衝動にたびたび強く支配されるようになる。
最初のうちは意識的に抑え込むことが出来たが、次第に殺人・食人衝動が抑えきれなくなり、ついにクラスメイトを殺しかけてしまう。
このままではいつか姉にも襲い掛かるかもしれないと恐れたサガラのため、姉が持てる力と知識を総動員して衝動を抑える魔術具を作った。
このときにはもう、サガラは姉に依存し、姉は弟に執着していた。
衝動に呑まれて姉を殺すかもしれないと恐れつつ、いつか彼女を心ごと食らい尽くしたいと夢見る弟。
ためらいもなく人を殺す弟に恐怖しつつ、自分なしで生きられないほど彼が依存すればいいと願う姉。
愛のかたちを間違えた彼らは、それでも表面上は平凡で仲睦まじい姉弟として暮らしている。
いつの日か、ふたりの激情が表面化する、そのときまで。
補足
最終更新:2014年06月20日 15:27