郷之愛ユノノ【きょうのめゆのの】
肩書き:菩氷学園新入生(1年)
特異点:魔術の様な力
設定:
彼女の親は一般的に言うクズであった.父親は無職で毎日酒に溺れ、母親も家族を養う為と言い張り家のことなど放ったらかしで実質料理から掃除まで全てユノノがやってきた.
それでも父親から貰うのは感謝ではなく罵倒.学校に逃げても虐めが待っている.おかげで友達を作るどころか人にさえ恐怖し始める.
唯一の楽しみはネットでオカルト関連の噂を見ること.この世に本当に居るのか定かではない生命体や謎に興味が湧いて仕方がなかったのだ.
怖いかと聞かれれば少なからずそうだ.けどもっと身近に蔓延る"人"の方が怖かったのでそんなに気にしてない.
そんな彼女の唯一友達と呼べる存在、それは家の近くで捨てられてる黒猫であった.
学校帰りに餌を与えたり今日起こった出来事を話したりと本当の友達の様に接した.
この世にオカルトと唯一の親友が居てくれればもう何も要らないと思っていた矢先、悲劇は起きた.
父親がいつも通り酔って帰ってきた日のこと、"邪魔だったから蹴り殺した黒猫を掃除して来い"と言われ背筋に悪寒が走る.
恐る恐る見てみるとそこに横たわっていたのは自分がよく知る友達であった.その夜、一人寝室で彼女は泣いた.
翌日、学校には行かずネットで"復活の呪文"を探し求めたどり着いたのは魔術書と称したドイツ語の本.
当然読める訳もなかったのだが不思議と内容が理解できた.手筈を整え、呪文を詠唱する.亡き黒猫の姿を思い浮かべ、また会いたいと願う.
一瞬のささやき声と共に描いた魔法陣の中心から黒い液体が止めどなく溢れる.その光景に恐怖を抱きつつも詠唱を最後まで続ける.
その黒い液体が集まり形作ったものは両手のひらに収まる程に小さな猫であった.
しばらく見つめていると脳に語りかけるように声が響いた
「おはよう.今日はどんな話を聞かせてくれるの?」
その瞬間少女の目には昨日とは違う涙を流した.
数ヶ月経ちユノノが卒業を間近に控えた頃に菩氷学園への合格通知が届く.
合格の決めては「未知なる力を」保持するから.唐突に来たこの名誉ある招待状はユノノを困惑させた.
そもそも魔法のことは誰にも話してなどいないのに、何故この事を?
悩む彼女を後押ししたのは「クロ」という名を貰った黒い生命体であった.
そこでお母さんに会える、そこでお母さんを呼べる.そのためには学園の一番強い人に会わないといけない.
ただでさえ困惑していた彼女はもう何がなんだか分からなくなってくる.でも困っている友達を助けるのが友達だろうと自分に言い聞かせ決心する.
ただ一人の友達の願いを叶えるべく菩氷学園に入学を決意する.クロを学園に連れて行くただそれだけの為に入学し、手紙に書かれてた"調停委員"という人物の元へ…
戦闘スタイル
基本ユノノは戦えないので代わりに黒い液体生物「クロ」が前に出て戦う.
本人は余り人と争いたくない、むしろ人と会うのが怖い.
技:
ユノノ---
防御呪文:クロから教えてもらった呪文で身を守る.打撃、斬撃などの物理的ダメージを吸収する透明な膜の様な物を貼る.家では父親の暴力から身を守る為に使ってる.
幻覚魔法:一瞬の内に相手の恐怖感を急激に増加させる何かを見せる幻覚を与える.突差の自衛用としてクロに教えてもらったけど本人は正直使いたくないらしい.
制圧呪文:周囲の人を一斉に見えない衝撃で地面に押さえつける.これも使いたくはないらしい.
クロ---
黒い液体は形を自在に変化させることが可能で硬度を変えられる.実はそのサイズとは裏腹に液体を無尽蔵に沸かせることができる.しかし液体を増やしてる間は行動ができず、さらに増えた分だけスピードが劇的に落ちる.教室並みに増えるともはや液体を減らすこと以外の行動が出来なくなる.増やすのも減らすのも速度は同じ.普段は子猫の形をしている.
何故か液体は蒸発しない.
真実(裏設定):
強きものは強靭な肉体、もしくは強靭な精神力を持ち合わせていることが多い.
だから暇な邪神は思いついた、そいつを生贄に新たな邪神を召喚しよう.
そして一人眺めてよう、世界が崩壊する瞬間を、人々が恐怖する様を.
そして飽きたらまた違う世界へと旅立とう.
でもただ召喚するだけじゃあ味気ない.
そうだ、適当な人間を見つけてそいつにやらせよう.
そしてそいつだけを守ろう何があっても.
世界がなくなったらその人間はどんな表情を浮かべるだろう?
何にもなくなった世界に一人生き延びるとしたらどういう顔をするだろう?
それは見てからのお楽しみとしよう...
補足
最終更新:2014年06月20日 06:41