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ニム・アロメイ

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製作者 マイナス 
出場大会 第五回大会 
経歴  

 

 

 

 

設定

果てしなく深い森を抜けた先にある、とある一つの村。
 
そこの住人は一切村の外へ出ないので、外の人間との関わりは全く無い。というより、この世に自分達以外の人間がいるという事自体、誰も知らない。
 
村の言い伝えでは、ここの住民は皆、村の神様に守られながら生活をしている、とされている。 
この村に起こる全ての幸運は、神様がもたらしてくださっている。そんな思想がある。
 
村の真ん中には神様が宿っているとされている像があり、そこで年に一度、ある儀式が行われている。 
村人の中から無作為に一人を選び、生贄にするというものだ。 
生贄となった者の魂が神様の力の素となる。これも村の言い伝えである。
 
今年もその儀式が開かれる時が来た。今年選ばれたのは12歳の少女、ニム・アロメイ。少し冷たい性格の持ち主。
 
これまでに選ばれた人々は、自分が生贄となる、つまり死ぬという事に対しての恐怖心は一切無く、むしろ「神様に我が魂を捧ぐ事ができる。」「これ程光栄な事は無い。」などと、快く儀式を引き受けていた。 
しかし、彼女は違った。彼女は神様の存在など信じていなかったのだ。それ故彼女はこの儀式が、この村が嫌いだった。彼女が冷たい性格なのもこのせいである。 
「魂を捧げるなんて馬鹿馬鹿しい……あんなのただの人殺しだよ……。」
 
儀式当日、彼女は死にたくないという一心で必死に抵抗するも、麻酔を打たれ意識を失ってしまう。そして、準備は進んでいき… 
儀式の開始と共に、彼女の体に火が付けられた。 
多くの参列者が儀式を見守る中、彼女の体はゆっくりと炎に包まれていく。 
2分ほどが経過し、徐々に薄れゆく彼女の魂が、ようやく神様に宿ろうとしていた。
 
その時だった。
 
「…に…たく…な…い……」
 
「…死…にた…く…ない……」
 
「……死にたく…なんか……!!」
 
突然、彼女の意識が戻り、体から強い光が放たれた。 
その数秒後、体を焼かれ余りの痛みに暴れ回った彼女は、自分を縛っていた頑丈な縄を並外れた力で振り解く。
 
「があああぁあぁああぁあぁぁああぁぁぁあああぁぁあああ!!!!!!」
 
耳に刺さる様な悲鳴を辺りに響き渡らせながら、彼女はこれまた並外れた速さで、一瞬にしてこの場から逃げて行ってしまった…。


 
どれだけ走っただろうか。ようやく落ち着きを取り戻した彼女は、まず辺りを見渡す。 
見渡す限りの森・・・。当然、自分が今何処にいるのかは分からない。村に戻る術も無い。 
次に体を確認する。焼かれていた筈だが、火傷の跡は一切ない。あの馬鹿力が発揮された時、傷も治ったのだろうか。 
それに、通常なら通っていない場所にまで神経が通っている様な、そんな違和感がある。
 
試しに少しその場所を力んでみる。するとどういう訳か、手の平から水が溢れてきた。 
もう少し力んでみると、今度は白くて冷たい粉が放出された。雪といったら良いのだろうか。
 
更には、周囲に風を起こせる様にもなっていた。
 
そこで彼女はもう一つ、村の言い伝えを思い出す。村の気象は神様が操っている、というもの。 
手の平から出てくる水を『雨』ととれば、雨、雪、そして風、彼女はこれらの気象現象を操れるようになったといえる。言い伝えにあった神様の力と近似している。
 
(もしかして、あの時何らかの拍子で神様の力を奪ってしまった?)
 
もしこれが本当だとしたらとんでもない事だが、自分の体に起きた妙な異変からして、彼女はそう結論付けた。
 
…とは言ったものの、力を得た所でこの絶望的状況からは抜け出せない。 
村の方角は分からない。それに嫌いだったとはいえ、あの神聖な儀式から抜け出してしまったのだ。帰れたとしても、村人たちに合わせる顔がない。かといって、この何も無いよく分からない場所でジワジワと衰弱していくのも虚しい。
 
もう、どうする事も出来ない。そう悟った彼女は、暫くその場で茫然と立ち尽くしていた。


 
数日が経ち、自分に宿った力の仕組みが分かってきた頃・・・ 
突然、どこかで声が聞こえたような気がした。
 
“この無限に広がる並行世界で、最も強い者は誰か?”
 
彼女は疑問に思った。
 
無限に広がる世界?この世界は無限と言える程広いのか?それに、並行世界とは一体? 
もしかしたら、私の知らない何処かにも、誰かが暮らしている?
 
『最も強い者は誰か』、それ以前の問題だった。この世の広大さを知らない彼女はただただ不思議がった。しかし… 
もし本当に、未知の世界、そしてその住人が存在するのだとしたら… 
是非とも見てみたい。この目で確かめてみたい。
 
世界で最も強いと言えるかは分からないが、幸い彼女は、それなりの力を持ち合わせている。良からぬ形で手に入ってしまった力ではあるのだが…。
 
何せどれほどの強豪が集まるのかなど到底想像がつかないので、参加するリスクは大きい。死ぬ事もあり得る。 
だが、どうせこんな状況だ。このまま何も無い所で息絶えるよりかは、思い切って参加してしまった方が良い。 
それに今、猛烈に寂しい。あれ以来人に合っていない。敵でもいいから、誰かに会いたい。
 
“決めよう!この世界で、誰が一番強いのか!!”
 
少々投げやりではあったが、彼女はその声に名乗りを上げるのだった。


 
<神技>
 
  • 天成
手の平から雷を放出する。電圧は最大で役2万ボルト。但しこれを発動すると、少量だが自分にもダメージが加わるため、長時間は放出できない。 
水(雨)や雪を放出する事も可能。これらに関しては自分へのダメージは無い。
 
  • 狂風
自身の半径10メートルの範囲内で自由自在に風を作る。竜巻の生成、風圧による打撃、上向きの風を利用した浮遊などが可能。
 
  • 天眼
相手の考えている事を読み取る。これにより相手の行動の予測などが可能。但し、これを発動するには全神経を相手の脳内へ集中させなければならないので、読み取りながら動くことはできない。
 
  • 災禍
唱えれば、一試合の間に対戦相手に何かしらの「不幸な事」が起こる。どのような事が起こるのかは自分自身にも分からない。
 
  • 僥倖
一応、相手に「幸運な事」をもたらす事も可能。


 
<補足>
 
  • 神技発動時のみ体力を消耗するため、走る、ジャンプするなど、普通に体を動かす分には全く疲れない。神技を使い続ければ、体力は長く持っても15分程度。
 
  • 儀式から逃げ出す際に発揮された並外れた力はあれ以来発揮できておらず、身体能力は通常の人間と変わらない。そのため、殴る蹴るといった攻撃はそこまで強力ではない。
 
  • 「神様の力を奪った」と彼女は推測していたが、完全に奪ったわけでは無いので、元々持っていた神様の力よりも彼女の力は劣っている。
 
  • 「天成」、「狂風」に関しては 、能力を強める程体力の消耗も速くなる。

 



補足

 

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最終更新:2014年06月20日 16:17