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【先天性能力者収容No.17:名前:メニ・レテア】
かつて科学都市の住人たちが皆等しくその身に膨大なエネルギーを浴び、
多くの能力者を産み落とした事故があった。
やがて時が流れ、能力に目覚めた者と目覚めなかった者との確執を押し隠し、
街は少しずつ以前の日常を取り戻しつつある。
その日常を保つことに必死な住人たちは誰も気づかなかった。
いや、誰もがその可能性に気づきたくなどなかったのかもしれない。
その身に直にエネルギーを浴びた者だけが能力に目覚めるのだと思いたかったのかもしれない。
暗がりに長く澱んでいた悪意がようやく晴れはじめ、街がわずかな明るさを取り戻し始めたころ。
住人たちが慈しみをもって抱きしめる腕の中で産声をあげた過去の災厄の落とし子たちが、
ひそやかに動き出していた。
目覚めなかった者たちの反応は特に顕著だ。
信じたくない。
認めたくない。
まさかこの街が新たな能力者を産み落とすなど。
ましてそれが愛する子供だなど。
※先天性能力者(children after grave event/通称CAGE)
事故当時に母親の腹の中で事故の影響を受けた子供たちの中でも特に犯罪者として活動する者を指す。
自我の目覚めと共に能力が発現しはじめ、テレパシーに似た独自のネットワークを持つ。
同年代ならではの結束力とネットワークが生み出す統率、擬態性が強み。
【能力】
空気中にごく細かい粒子を放出し屈折と反射を操る。
屈折・反射できるのは音や光、熱、炎、風などの物体を持たないもののみで、拳や石などは無理。
ただし液体状のものはそのままでは反射させることはできないが、
分散させて気体にすること、気体を収束させて液体にすることができる。
主に相手の攻撃を反射してお返しするか、受け流す。
得技は少しの光と熱でどこでも作れる省エネ目玉焼き(卵要らずでカンタン!)と、
蜃気楼で作る分身ニンジャごっこ。
※屈折:物体以外のものの進行方向を変え、好きな場所に集束・分散させることができるだけ。
※反射:物体以外のものを好きな場所に跳ね返すことができるだけ。
弱点:運動能力は底辺。物理は諦めよう。
【性格】
ずるい。楽しければいい。他人を傷つけたい。本が好き。運動は嫌い。楽したい。
気に入ったものは壊したくてたまらなくなる。大きいものが好き。大きいから。
【罪状:教唆罪】
蜃気楼の要領で幻覚を見せる、声を反射させて幻聴を装うなどして、
傷害・殺人・強盗・自殺・詐欺などあらゆる犯罪を唆して楽しんでいた。
基本的にずるく、自分の手を汚したことはあまりない。
これまで疑われたこともなくバレない自信もあったが、
能力者である自分の子供を疎んだ母親の密告により収容所に送られた。
【懲役年数】
判決当時50年。
ただしCAGE用更生プログラムの結果如何ではその限りではなく、短縮あるいは逆もありうる。
脱獄を目的としており、必ずしもボスになりたいわけではない。
収容所を出たら、まず母親に軽くノイローゼになってもらおうと思っている。
その後は脱獄したCAGEの仲間と暮らそうか考え中。
補足
最終更新:2014年06月20日 09:08