| 製作者 | |
| 出場大会 | 第7回大会 |
| 経歴 | 準決勝敗退 |
設定
奴はいつでもやってくる
求めるものに這いよりて
少し奪ってほくそ笑む
一度や二度で飽きたらず
何度も何度も奪いよる
どんなにどんなに憎もうと
奴は笑って奪い取る
ほんとにほんとにあとすこし
ほんの少しであるのだが
何度も何度も現れる
ここぞと言う時やってくる
いいとこ見せたいときなのに
奴は笑ってやってくる
そんな憎い奴の名は
人が名づけたその名前
妖
怪
一
足
り
な
い
時は現代。人類の文明が発達するにつれ妖怪の力が否定されつつあった。
地震、雷、火事、親父、今となってはすべてが科学的に説明される。
妖怪という存在は知っていれども、本心から信じる者などほとんど残ってはいない。
そんな現代、妖怪は表社会出ることは少なくなっていた。
あるものは完全に姿を消し、あるものは人に紛れて生き、あるものは人知れず消えて行った。
そんな中、精力的に動き続ける妖怪がいた。
彼は人々より妖怪一足りないと呼ばれていた。
彼が生まれたのは最近のことであった、電子の海の中誰が言い出したのかはわからないが、
大事な時に数が一つだけ足りないことを妖怪一足りないと呼んだ。
その名は電子の海の中広まり多くの人々に定着していった。
そして彼は妖怪として生まれるのだった。
電子の世界に現れて、ここぞという時1だけ奪い去っていく。
彼は人々の悔しがる顔が大好物であった。
一見順調に見える彼の妖怪生活であるが、いいことだけではなかったようだ。
古来より存在する妖怪からしてみれば、自分たちが否定されているというのに新参の妖怪が活発的に動いているのはおもしろくないことであった。
古来の妖怪たちは彼を否定し、多くの罵倒の言葉を浴びせかけた。
彼は古来の妖怪たちのことを自分の先輩として尊敬しており、出来れば争いたくはないためただ耐えていた。
彼は思い悩むのであった。自分の妖怪としての存在意義について深く考え込んだ。
自分の姿はあやふやで気が付けば変わっている。自分でも自分がどんな姿かわからない。
なぜなら彼は言霊より生まれし存在。人々がどのような姿かを考えていないゆえの姿であった。
姿のみならず、妖怪としての存在もあやふやな物であった。一足りなくするということはわかるが、それ以外のことはよくわかっていない。
人々からは名前で呼ばれはするものの、いまいち信じられている気がしない。
恐れてるようで待ち望んでいて、悔しがったかと思えばうれしがり、気が付けば笑われている。
妖怪と呼ばれてはいるものの、ただ1足りないことに名前を付けただけ。そんな気がしてしかたない。
こんなことでよいのだろうかと考えはするが、自分は所詮1足りない。出来ることなど1奪うだけ。
思い悩むある日のこと、尊敬する大妖怪様が面白そうなことを始められたのだ。
もしも、もしも自分が百鬼夜行の先陣切ったというならば、自身が持てる気がするのだ。
先輩方にも認められ、はっきりと妖怪としての自分が持てるかも。
根拠と言うものはないのだが、ただただそんな気がするのだ。
1足りないことがいかに恐ろしいことか、今こそ知らしめよう。現代の妖怪の力、存分にご堪能いただこう。
毎 那須一(まい なすいち)
種族:妖怪1足りない
最近生まれた新種の妖怪。目標から1足りなくする非常にいやらしい妖怪。
人の悔しがる顔が好物。普段から明るく常に笑ってはいるがあほではなく考えることはちゃんと考えている。時折がらの悪い先輩妖怪に絡まれるため戦闘経験はある。
姿が決まっていない為体が柔らかく変形しやすい。だが右手にあたる部分だけは非常に硬い。
一撃粉砕 ~ 硬い右手で殴りつける。あと一歩、あと一秒で避けられるという時は必ず当たる。
一生懸命 ~ 本来あたる攻撃から一だけ奪いあと一歩、あと一秒で避ける。ちょうど、もしくはぎりぎりで当たる攻撃しか避けられない。
一時撤退 ~ 電波に乗って電子の世界に避難する。滞在時間に制限はないが特にすることはない。再び避難するには59秒待たなくてはいけない。
一を笑うものは一で泣く ~ 一度だけどんな攻撃を受けてもあと一というところで耐える。1だけあれば何かが変わるかもしれない。
補足