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『友達の友達』

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製作者 山田屋
出場大会 第七回大会
経歴

設定

プロローグ

 怪談、奇譚、百物語。
 噂話、作り話に与太話。
 人伝に広まる物語は、真実ではないものばかり。
 特に怪談、都市伝説の類は、基本的には作り物。
 死んでしまった。
 帰ってこない。
 そんな結末を迎えたにも関わらず、その内容が事細かに伝わっている話などは、その最もたるや。
 そして決まって語られる前口上――「これは友達の友達から聞いた話なんだけど」。
 話し手の友達に聞いても、その話をしてくれた友達に聞いても、その物語の出所は『友達の友達』から。
 出所なんかははっきりとせず、結局はどこかの創作からの引用か、物語を作った時点で『友達の友達』から聞いたことにしてあるだけ。
 そんな物語の中にも、辿りに辿り、手繰りに手繰り、追いに追った先に待つ『何か』がいる時もある。

「ねえ、こんな話を知っている?」

 嬉しそうに楽しそうに、明々朗々と『それ』は物語を紡ぐ。
 事件を、事故を、昔話を。
 思うままにでっちあげ。
 思うままにこねくり回し。
 ありもしない怪異を。
 ありもしない化物を。
 人から人へと伝えに伝え。
 尾ひれをつけて泳がせ回る。
 やがて育ちに育った怪異や化物は、伝承に残る妖怪達と同じように蠢くようになる。
 かつては生活の明かりの外、夜闇の中に紛れて人々に訓告を成していた妖怪達とは違う。
 常識の外、社会の闇に紛れて恐怖という糧を喰らうだけの異形を。
 ただ生み、ただ増やし、ただ変異させ、ただ広めていく。
『それ』から伝えられた物語を、人々はただこう語る。

「これは『友達の友達』から聞いた話なんだけど」

 名前も知らない。
 顔も知らない。
 誰も知らない。
『友達の友達』は。
 今日も今日とて、モノ騙りのために物語る。



詳細情報

「さあ今日は何の話をしようか」

 近代の怪談や都市伝説を伝え広める語り部。
 外見は『友達の友達』としか認識されないため、『知り合いだと認識できるが誰かはよくわからない』。
 その性質上、何処にでも現れ、何処にも居ない。
 後述の能力で発生・使役できる怪異は近代~現代のものだけだが、古来よりの怪談や伝奇、神話などネタの元になるものについての知識は豊富。

 性格は友好的かつ馴れ馴れしく、エンターテイナー思考で何より盛り上がりを大事にする。
 が、盛り上げるだけ盛り上げて、後を引く後味の悪い展開を好むタチの悪さも持っている。

 旧来の妖怪を現代社会に合わせた怪異に変質させ、自らの力に取り込もうという目論みを腹に参加をするが、ぶっちゃけ話の盛り上がりの方が大事だと思ってるので、その目論見自体にはさほどこだわっていない。



能力

☆『友達の友達』

「やあ、こんにちは。ああ、○○さんって知ってる? うん、その友達」

 対象の『友達の友達』に成りすます能力。
 誰からも『顔とか名前とか知らないけど友達の友達』という認識をされ、個性を一切認識させない。
 また、どんな攻撃を受けても『友達の友達の誰か』が被害を受けただけで、この怪異そのものは一切影響を受けない。
 ただし、『友達の友達』という存在を『唯一の友達』と認識している者からは、『友達の友達』という怪異として認識できるし攻撃も通用するようになる。

 あと正真正銘友達も親しい知り合いもいないぼっちには認識すらされないし、一切の干渉ができない。(マジぼっちが対戦相手の場合、不戦敗)



☆『囁き』

「ねえ、知ってる? ○○っていう話」

 自分の声を相手の耳元に届ける能力。
 対象は一人から数十人まで自在に調整可能。
 後述の『追跡』の発動のために使う以外に、どうでもいい与太話や世間話を延々としたりもする。



☆『追跡』

「この話を聞いた人には、三日以内に『来る』んだよ……あくまで、三日以内だから一秒後かもしれないけど」

 怪人系・怨霊系の怪異をその場で発生させる。
 発動条件として、怪異の存在を相手に認識させる必要があるため、前述の『囁き』で怪談や都市伝説の内容を聞かせる必要がある。
 持続時間は内容の濃さに比例し、怪異の名前を聞かせただけの場合は数分の攻撃だけ、怪談や都市伝説を最初から最後まで聞かせた場合は、発生させた怪異を倒すか追い払うまで延々と憑きまとわせる。
 強くはなくても有名な怪異で時間を稼ぎつつ、強力な怪異を呼び出す話を最後まで聞かせるという戦い方が主軸。

発生怪異の一例:

○トイレ系
『トイレの花子さん』トイレに引きずり込む、首を絞める、三つ首の大トカゲが襲ってくる
『赤い紙青い紙』全身に深い傷を負わせる、血液を抜き取る
『かみをくれ』髪の毛をむしる

○欠損系
『テケテケ』上半身と下半身を切断しようとする
『足取り美奈子』足を切断しようとする
『踏み切りの少女』眼球を奪おうとする
『かしまさん』色々な部位を奪おうとする

○怪人系
『口裂け女』ハサミや鎌で襲ってくる
『ひきこさん』引きずり回す
『マッドガッサー』有毒ガスを噴射する

○ババア系
『紫ババア』肝臓を抜き取る
『ヨジババ』異次元に引きずり込む
『一寸ババア』群れで現れて切り刻んでくる
『ターボババア』超速い

○即死系
『トンカラトン』斬り殺す
『くねくね』見たら狂う
『八尺様』触って殺す

○UMA系
『ニンゲン』でかい
『シャドーマン』歩いてる
『スカイフィッシュ』実はただの虫

補足

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最終更新:2014年10月21日 09:45