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身長:十尺三寸(約三メートル)
「犬の太郎がやってきた。のしてつぶされなくなった。(人間がやってきた。潰して挽いてつくねにしてやろう。)」
物語
時は室町。
場所は西国。
季節は夏。
遠く離れた山の奥にさびれた山寺あり。
その山寺、山狗の住処として名が知られ今や訪れる者は皆無なり。
山から「わん」と聞こえば犬の声。
「なむなむ」と聞こえば不吉の声。
「わおん」と聞こえば狩りの声
日が経つにつれ次々集落の人間がいなくなることに人々は恐れ、
いつしか得体も知れない存在を敬い「お犬様」と呼ばれ崇められるようになった。
紹介
山奥の山寺に棲む物の怪の類。巨体、狛犬の様な頭をしていて袈裟を身につけている。
元々この山寺が投げ込み寺だった為に遊女や行き倒れや獣や身寄りのない人などの遺体が投げ込まれ、ろくに葬られず、
ずさんな扱いをされたために成仏しきれず怨霊となり化けて出た。
しかしこの世の復讐が終わっても愉悦に浸らず物の怪の類に成り果ててしまいお堂に棲み着いては
人を喰らい、生き血を啜り妖力を貯めこんでいる。生臭坊主。
山狗の如き瞬発力を持ち、相手を翻弄しその肉を喰らう。
鉤爪の如き爪は相手の喉元を撫でるだけで掻き切ってしまう。
他、手に持つ錫杖で僧兵の如く相手を巧みになぎ払う。
鬼の如き引き締まりし肉体は矢を貫き通さない。但し刃物等には耐えられない。
喰い残った肉片などは元から近辺にいた山狗等が喰らいつくすため、味をしめた山狗が周辺に纏わりつく。
尚この山狗達は忠実に動くため非常に厄介だが所詮体力は野生時と変わらない。
「犬の太郎がほっつき歩く、坊(棒)にあたってなくなった(周囲の人間を喰い尽くしいない、腹が減って災難だ。)」
物の怪の頂点に成れば他の人間が喰えると思った鳥頭(犬頭だけに)の坊主は総大将ぬらりひょんに一礼をした。
補足
最終更新:2014年10月21日 10:30