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禿(カムロ)

製作者 なべ子
出場大会 第七回大会
経歴

設定

たぬきの妖怪。
その化術は日本一と称され、生き物ならず風景そのものになりきり、あらゆる情景を魅せる。
化け狸と聞くと相手を驚かす悪い生き物と思われがちだが、禿は相手を楽しませることが大好きであった。

転生を繰り返す以前の頃、まだ子狸だった禿は猟師に家族を殺され、自身も片目に矢を受け瀕死状態だった。
なんとか逃げ延びたものの体力は徐々に失われ、死を待つのみだった禿の前に、一人の男が現れる。

その男が平清盛の息子、重盛だった。

助けてもらった恩義から、平家を守護することを誓い、得意の化術を使い戦いに加勢した。
そして平家が滅亡する刻まで重盛のそばを片時も離れなかった。それは恋慕にも似た想いを重盛に抱いていたからとも言われている。

重盛を亡くし平家滅亡後は放浪の旅をし、多くの人間と、また狸達と交流を深めた。
様々な経験をつみ、転生術を繰り返すようになって、ついには【六神通】を会得する。

その強大な力を持った禿に、
人間からは寺を与えられ、守護神となる。
狸達からは慕われ、四国の狸の総大将の位まで上り詰める。

一年に一度祭りを開いては、かつて自分が見た義経の八艘飛び、弓流しといった源平合戦の様子を幻術で見せるなど、多くの者達を楽しませた。
三名狸との化け比べでは全力をもって戦い、そして大名行列に化けた相手の化術の素晴らしさを称え、自分のことのように喜んだ、が、
それは相手の狸が化けたものではなく本物の大名行列で、道を塞いだ禿は武士によって斬り殺されてしまう。

だが楽しませることが禿の人生だったからこそ、死を迎えた禿の表情は最後まで楽しそうな笑顔だった。

しかし死後、禿は成仏することはなく、人にとり憑くようになる。
髪結いの女性に憑き、吉凶を予言したり、狸憑きを落としていたなど、様々な噂が広がっていた。

そしてどの噂にも共通する事は、なぜ成仏しないのかと問いかけると『重盛様の迎えを待っている』と答えるらしい。



―平成の世、未だ成仏することができない禿に妖怪総大将ぬらりひょんが声をかける。
百鬼夜行の先陣をきる、なんとそれは楽しい祭りだろうか。
もう一度たくさんのものを楽しませることが出来るかもしれない事への渇望と、
そうすれば、重盛様が自分に気づき、迎えに来てくれるのではないかという切望。

迷うことなく禿は参加することを決める―。


<能力>
○六神通
    神足通(じんそくつう) - 機に応じて自在に身を現し、思うままに山海を飛行し得るなどの通力。
    天耳通(てんにつう) - ふつう聞こえる事のない遠くの音を聞いたりする超人的な耳。
    他心通(たしんつう) - 他人の心を知る力。
    宿命通(しゅくみょうつう) - 自分の過去世(前世)を知る力。
    天眼通(てんげんつう) - 他人の過去世(前世)を知る力
    漏尽通(ろじんつう) - 自分の煩悩が尽きて、今生を最後に、生まれ変わることはなくなったと知る力。(Wiki参照)

○化術
 あらゆる生き物、風景に変化することができる。
その中でもよく魅せる姿は『源平合戦』『義経の八艘飛び』『弓流し』である。

 『源平合戦』
 舞台は平原へと変わり、両端に向かい合い対峙する武将に囲まれ、禿の合図と共に迫ってくる。
馬や刀、矢が降りかかってくるがこれらは幻術で実際は大きな岩や枝などを超能力で投げ飛ばしているだけである。

 『義経の八艘飛び』
 舞台は海へと変わり、小舟がぞろぞろと浮かぶ。
足がつく相手には不安定な舟の上で動きを鈍らせ、
自身の姿を義経に変え、相手からの攻撃をひょいひょいと舟から舟へ跳んでかわす。

 『弓流し』
 舞台は海辺へと変わり、浜には馬に乗った、海には船に乗った武将達に分かれ対峙している。
相手は金縛りによって身動きができなくなり、舟の上にくくりつけられる。
自身の姿を那須与一に変え、強烈な一撃を与える矢を放つ。

○憑き祓い
悪しき念を持った者を浄化させる能力。
相手の心を知り、相手の強い記憶を化術にて魅せる。
現実を魅せるのではなく、相手が心穏やかになることができる仮想の物語を作り上げ、笑顔で浄化できるように手伝う。

補足

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最終更新:2014年10月21日 11:00