| 製作者 | METU |
| 出場大会 |
第8回本戦出場 |
| 経歴 | VSノア 勝利 |
| VSアオイ 敗退 |
設定
科学都市の中心、科学タワー。その周りにいくつか科学実験を行っている建物がある。
その中の一つの建物から歓喜の声が漏れてくる。なにか実験が成功したらしい。
その直後、凄まじい爆音。建物が粉々に吹っ飛び、大きな炎が上がる。
その中から獣のような形をした大きな炎の塊がどこかへ飛んでいくのが一瞬見えたような気がした。
建物から立ち上る黒煙は科学タワーよりも高く延々と登って行った。
その建物から落ちたであろう看板には「動物実験研究所」と記されていた。
--------------------------------------
俺はここで生まれここで育った。人間の言葉は聞いているうちに話せはしないが理解はしていた。
ここにいる人間たちは毎日のように俺たちのような、人間以外の生き物を殺している。
ネズミ、ウサギ、イヌ。虫なんかもいるようだ。檻の中から出される時、何をされるかわかっていないやつもいたが、
大体のやつは自分の運命を理解しているようで最期は諦めたような、寂しいようなそんな目をしていた。
人間の中に、妙な技を使う奴もいて、そいつらのせいで俺たちは抵抗しても逃げられないのだ。
自分の番が来るまでブルブル震えて待っているだけだ。
何もできない俺たちを実験に使うのが許せなかった。そして何もできない自分自身を恨んだ。
足掻いても足掻いても誰も助けられなかった。
人間共は誰一人として俺たちに同情するものはいなかった。仕方がない、未来の為だ、そんなことを俺たちに話しかけている奴もいたが、
殺すときは躊躇いが見えなかった。この場所で涙なんて一度も見てない。
よく俺のところへきて何かメモしていくやつがいた。飯もくれた。「主任」とそいつは周りから呼ばれていた。
ある日そいつが俺に笑顔を向けてきた。
「やあ、ようやく君の出番が来た。必ず成功するさ」
俺は死ぬのだ。そう確信する。成功だと?今まで成功した奴など居なかっただろう。
そいつはもう一言だけ
「いままでの実験のおかげで君の成功率はほぼ100%だよ!」
ふふふ、と楽しそうに笑って檻を動かしていく。
いままでの実験で死んでいった動物は俺のせいだったというのか。全て俺のせいで死んだ。
真っ白に真っ黒に。頭の中で何かが渦巻いている。
下を向いてうなだれていると、チクリと首元に小さな痛みを感じる。と共に体が燃え上がるように沸騰するかのように体が熱くなる。
熱いけれど、苦しみは無い。この熱さは自分のものだと直感で理解した。
燃やし尽くす。ただその言葉だけが頭の中に響く。
目を上げると、人間共は歓喜の声を上げて喜びの表情をしている。
それを見た瞬間たくさんの感情が溢れ出、全てが爆炎に包まれた。
数日後、新聞の爆破事件死亡者欄には主任の名前だけが記載されていなかった。
すぐに事件のことは耳に入ってきた。あいつだけが生きている。
いや、あいつを仕留めてもまだまだ人間はありふれているのだ。
動物を殺しても平気で見て見ぬ振りをいている人間共が。
灰さえ残さず燃やし尽くそう。あいつが俺に与えたこの力で。
どうやら「主任」はとある建物の地下で強い人間を騙して人体実験実験を行っているらしい。懲りないやつだ。
動物と話せる能力を持った奴がそのことを教えてくれた。地図も見せてくれた。
そいつは自分のことを「情報屋」と名乗った。
死にたくないから俺に優しくするのかは分からなかったが、こいつを殺すのはやめておこう。役に立つかもしれない。
だが次の日「情報屋」は川に流れて死んでいた。。俺が手を下さなくても人間は死ぬのだ。優しくても死ぬのだ。
やはり世界は誰にも優しくない。
地図の×印が示されているとこへ向かおう。強い人間を倒せばあいつに会うことができるのか。
行ってみなければわからないが俺に向かってくる奴はすべて焼き尽くせばいい。ただ、それだけだ。
--------------------------------------
炎蓮(えんれん)
種類:ベンガルトラ
全長:300cm
体重:200㎏
普段は一般的な虎と同じ動き。戦闘になると体が炎に包まれる。
炎化、黒煙化も可能。この時は相手からの物理攻撃が通らない。
炎蓮が出す炎は鋼を溶かし、毒を蒸発させる。
親しくなった相手には炎は熱く感じない。
技
虎視眈々
相手の様子をうかがい、弱点を聴覚、視覚、嗅覚で探る。
見ざる言わざる聞かざる
炎の渦で巻き込み目、喉、耳の順番に潰す
猫の手も借りたい
炎で分身を二体作り出す(炎蓮と同じ技を使う)
前門の虎後門の狼
前方から炎弾を撃つ。相手に当たった場合のみ後方からも放たれる
騎虎の勢
自身が炎の塊になり、時速200㎞で走り出す。なにかしらの衝撃を受けるまで止まらない
虎の尾を踏む
尻尾を踏まれたときに発動。火力が増し、半径100m以内が200度の灼熱地獄になる
虎々舞
最後の手段。最大エネルギーを出し、会場全てを爆炎で燃やし尽くす
スーパーコンクリートXの壁も真っ黒に焦げるくらいの威力
弱点:喉を撫でられること
補足