ネクロ・ファジー

 

 

製作者 りでる 
出場大会 第八回大会 
経歴  

 

 

 

 

設定

―彼女は、ボレアフィリア(生死の間に立たされた時に興奮を覚える)である。
―彼女は、ネクロフィリア(死体を愛する)である。
―彼女は、カニバリズム(食人鬼)である。

 

名前:ネクロ・ファジー(偽名)


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これはとある情報屋が仕入れた彼女の情報である

[過去]
・彼女は幼い頃に母親を亡くしていた。
(両親は精肉店を営んでいたそうだ。
その日、母のみで店を開けていたところを狙われ、強盗に母は殺害され金品も盗まれたとの事。)
その後、彼女は父と共に暮らしていた。父は母を亡くしてから仕事も出来ないほどの精神的ダメージを受けていた。
そして母が居ない悲しみに暮れ、父は次第に彼女に暴力を振るうようになっていた。

・働くことも出来ず、自らに暴力を振るう父の暴力から逃れる為、彼女は仕事を探した。
ネクロの住むスラム街にある小さなマフィアグループでの密売。薬の売買取引役である。
彼女はそこで何度か成功を果たし金銭を稼いでいった。

・いつものように密売の仕事が入り彼女は仕事にとりかかる。
しかし彼女は失敗を犯し、そして逃げ出した。
(彼女が薬を渡そうとした瞬間、相手は尾行をされていたらしく射殺されたそうだ。)

・幾日か逃げていた彼女は、様子を見に町に戻った。町の様子はいつもどおり・・・と、そう思いたかった。
自分の所属していた組の敷地内に入ると、そこは真っ赤な絨毯を敷いたかのように血に染まっていた。
仲間は皆殺されていた。

・彼女は咄嗟に実家に戻った。
(なにか嫌な予感がしたそうだ。)
彼女の嫌な予感は的中した。家に帰り父の名を呼ぶが反応が無く、リビングに向かうと
いつも使用していた椅子に父は座りながら臓物をまき散らし死んでいた。
(恐ろしい話だが、この話を語っている彼女はとても笑顔だった。)

・父の亡骸を見て涙は出なかった。寧ろその腹から血をまき散らしている姿は美しいとさえ思った。
スッ・・・と落ちている臓物を拾いあげ眺める。
彼女は父の死体を抉るように観察した。そして子供が人形で遊ぶように臓器をいじる。ふと彼女は手に持った臓器を食してみた。
おいしい・・・。なんて美味しいんだろうと。グチャグチャと音を立てながら。狂い笑うように彼女は父親の死体を口に運んでいく。
(彼女は父親の死体を見た衝撃で、ネクロフィリアとカニバリズムに目覚めたようだ。)

・この後、彼女は血だらけで父親を食しているところを追手に発見された。
彼らが銃を向けても彼女は恐れることもなく、寧ろ撃てと近づき追手の持つ銃を自らの口を添えた。
「ば・・・化け物だ・・・っ・・・」そう彼らが悲鳴を上げる中、彼女は化け物と呼ばれても全く不快に思わなかった。
それどころか「化け物っ・・・アはっ・・・あははハは」と狂い笑っていた。
(この出来事もまたボアレフィリアの兆候であったのではと考えられる。)

・追手グループは彼女に恐怖し殺さず生かして持ち帰った。
そして首領に彼女を見せると、首領は「面白い」と笑い彼女を見た。
彼女は首領に気に入られたようだった。
(あの人の事だから、女性としてでは無く玩具が舞い込んできたという心境と変わらないのでは・・。)


[現在]
あの日から数年・・・

・現在彼女は首領の下、薬の売買の仕事を続けている。
(首領から店を貰い、店主として働き始めたようだ。)
だがそれは表の仕事であり、裏の仕事はというと人身売買の取引を行っていた。
(誤って人を殺してしまったなど、死体処理に困った場合売ってもらう他に、
それをカニバリズム性癖所持者に人肉として販売しているらしい。)
(時折、我慢ならず自らの体をつまみ食いしては首領に怒られたりもしたと彼女はそう笑って話していた。)

・そしてあの日・・・。あの科学タワーに雷が落ちた。
能力者が誕生した日。その日同志と会っていた彼女には能力というものは来なかった。
(彼女に自覚症状が無かっただけで本当は能力は開花していたのだが・・・。)
目の前で能力を見せ合う同志達。特に興味も惹かれず彼女は帰ったのだが、その後首領が能力者に狙われ突然消えてしまった。

・首領が消えた町での営業は仕事が激減し、収入が減ってしまうわと彼女は困り果てた・・・。
そんな中、この店に良く訪ねてくる薬中毒者が今日も姿を現した。
足を引きずりながらも店に現れ薬を求めてくるが、生憎薬が無くなってしまったのだ。
彼はそんな・・・と肩を落とした。

・肩を落とす薬物中毒者に彼女は以前から疑問に思っている事を尋ねた。
身なりはボロボロなのにも関わらず薬を求めてくる彼になぜ大金があるのかを・・。
しかし彼は答えようとしなかった。その彼の姿に痺れを切らし、
彼女は残り僅かだが倉庫に残っていた薬を情報料として渡してやったのだった。


そして彼女は裏社会でひっそりと行われているトーナメントの事を知る。

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首領が行方不明になったことにより組が停滞。
それにより店の収入も激減し金銭が無く困った為に、トーナメントに出ることを決意。
また、そこに行けば賞金だけでなく死体をたくさん持って帰れる上に、
ボレアフィリアとしての快感が得られるのではないかと会場に足を運んだ。

 

【技、能力など】

能力:治癒能力の向上。痛覚の麻痺。
(ゴリ押し戦法など、猪突猛進で攻撃を繰り返し行う。相手に考える手段なんて与えない)

武器:

《肉包丁》
包丁とはあまり言えない。薙刀のような大きいカミソリのような曖昧なもの。

《ハンマー》
錠剤をすり潰し粉状にする為に使用していたもの。

《薬》
店にあった裏仕事用の薬をもって来た。

技:
基本は肉包丁を振り回したりして攻撃をする。
やばいと思った時に薬をまき散らし目眩ましなどに使用する。
動きやすい服装の見た目の通り、素早い行動を得意とする。

・『麻痺薬』
カラーボールのような小さいゴムボールに液体の麻痺薬を入れたもの。これに触れた箇所は麻痺状態になる。

・『催涙薬』
粉末状の薬。ボトルに入っており、ボタンを押すと直ぐに出るタイプ。相手にめがけ振りかける。

・『煙玉』
粉末状の薬。催涙薬と同じでボトルに入っており、ボタンを押すと直ぐに出るタイプ。目眩ましに使用する。


・『カチ割り』
地面に包丁が突き刺さるほどの力でを叩き斬る。

・『ノッキング』
相手に近づき額、または後頭部に直接ハンマーをぶち当て気絶させる。

・『背割り』
相手の背中をとり背骨に直接衝撃を与え立てなくする。

・『解体ショー』
ノッキング、又は背割りが成功した時に使用。
会場で解体を始めようとする。足や腕を切り落としそれをその場で食す。
美味しければそのまま続行。その身が肉片になるまで止まることはないだろう。

 


補足

 

 

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最終更新:2015年05月16日 21:48