
設定
ある銀河に、とある惑星がありました。
その星は地球と似て、とても自然に恵まれた土地であり
そしてまた地球と同じくヒトのようなものたちが生態系の頂点として君臨していました。
ただ地球人と違っていたのは科学があまり発達していなかったことです。
一度宇宙船がその星に着いて、乗組員から宇宙船の作り方を知ったもの、
それを他に利用することは彼らにはできませんでした。
しかし、このことがきっかけで科学のような“未知の力”に魅了される者が出てきました。
その者たちは日々未知の力について研究し、未知の力の理論はとあるものへと終着しました。
それは「何かと引き換えに得る力」、引き換えるものが大きいほど強大な力を得る術。
すなわち、地球でいう“黒魔術”でした。
彼らは未知の力への追求と引き換えに、たくさんの種の命を搾取したのです。
そして命を狩りすぎたせいで、絶滅する種が大量に現れ、生態系は狂いはじめました。
星の偉いものたちは未知の力に関する研究を禁止しましたが時すでに遅し。
膨大な力は彼らには制御できず、未知の力は暴走し、生態系の崩壊を加速させ、
星は生物が住むにはあまりにも過酷な魔の地へと変わり果ててしまいました。
彼らはかろうじて残っていた種たちと一緒に星を移り住むことを余儀なくされました。
皮肉にも未知の力への探求の象徴である宇宙船が、残りの種を存命させる方舟となったのでした。
「何が悪かったのだろうか」
彼らは反省し、考えました。
「未知の力への探求心か?もっと早くにそれらを止めなかったことか?いいや違う。
最大の要因は自分たち以外の種の命を軽んじていたことだ」
彼らは自分たちの住んでいた環境と似た星を見つけ、移り住むと
他の種を大事にしていくようにしたのでした。
すると、接していくうちに彼らは他種と意思疎通できる術を手に入れ、
さらには意思疎通することで他の種をより理解し、親しくなり
中には異種同士で恋愛をする者も出てくるようになったのです。
そうして彼らは何世紀もの間の進化により独自の“体質”を手に入れ、自然を、星を、より大切にするようになりました。
もう、未知の力の研究をするものは出てこない
ように思われました。
しかし、一人の男によって歴史はまた繰り返されようとしているのでした。
惑星について
名称はLicorice(リコリス)。自然豊かな惑星である。
生物は既存の種と移り住んできた種がおり、惑星の名は移り住んできた種が名づけた。
星は統治区と野生区(割合は7:3くらい)の二つに分かれており、統治区はさらに7つの王国に分かれる。それぞれ住んでいる種の分布が違うからか、国によってルール(特に殺してはいけない種について)が異なる。また、王国に住む者は性質上ベジタリアンが多い。野生区については、法がなく何をしても自由だがその反面何が起きてもすべて“自己責任”である。
惑星全体の暗黙の了解として、未知の力に関することは禁止されている。
それゆえ、未知の力の象徴である宇宙船は壊されて今は使えず、Licoriceは銀河で孤立した惑星となっている。
星人について
移り住んだもののうちの最も知能を得ていた種が事実上この惑星の星人(名はLicoriccer《リコリッサー》)であり、容姿・体の基本的な構造が地球人とほぼ変わらない。しかし地球人との違いは、進化によって他種との意思疎通が可能となっていることである。また彼らの中には、例えば「人間と鳥」「魚と猫」のような、他の生物の特徴が表れている者が存在する。彼らはMischung(ミッションク)と呼ばれ、その親もしくは先祖が他種と交配して生まれた混血種である。彼らはそれぞれの種の血をひくため、その種の能力が容姿や身体能力に反映される(※しかし国を統治する王・及びその家族は純血でなければならないというルールがある)。
Licoriccerの先祖は他種の遺伝子を容易に受け入れる体質を手に入れた。この為、他人の皮膚を移植しても拒絶反応が起こらなかったり、先述の他種との交配が可能である理由だったりする。またこの体質により、「体内に他の種の一部を取り込むと短時間、取り込んだ種の性質が身体に現れる」、つまり他の種の能力の模倣をすることができる。一時的に力を発揮したい時には役に立つが、誤って食べてしまった時等不便なところもあった。だが30年の時を経て、「口から摂取した場合には能力が反映されない成分」を発見し、薬品にすることに成功。Licoriccerにはこの薬品の10年に一度の接種が義務付けられている。
キャラクター
名前:Baldo Zentrum (バルド・ツェントルム)
性別:男 年齢:24歳
身長:187cm 体重:81kg
Rot(ロート)王国の先代王、Fritz(フリッツ)王の息子(長男)。弟が一人おり今の国王である。母親はサイのような動物で、消息不明。
彼が19歳の時、当時14歳だった弟に策略によって「彼は不慮の事故で死んだ」とされ、地下牢の奥底へと閉じ込められてしまった。彼の力で地下牢から脱出することは可能だったが、自身が次の王へなることへのプレッシャー・王族であるのに純血でない自分がいることへの苦悩、それらから逃れたいために長い間抜け出さず、その状況に甘んじた。ところが、最近弟が“未知の力(魔力)”を手に入れ、国ばかりでなく星そのものを手中に収めようとしていることを溝鼠の「マチュノスケ」から聞いて知る。教養として歴史を繰り返してはいけないこと、自分がもしもっと早くに抜けだし弟を叱咤していればこうならなかったのではないかという責任から弟を止めるべく脱獄をした。しかし、弟が未知の力を独占している状況で、いくら惑星中の者を集めて弟に対抗しようとも敵わないと考えた彼は、父が秘密裏に作っていた宇宙船に乗り、マチュノスケを連れて星の外の強き者を探すことにした。そんな中でこのバトルトーナメントのことを知り、弟に対抗しうる力を持った者、自身に協力してくれそうな者を自分の眼で見極めるためにエントリーした。もし優勝してしまったら、自分で弟をボコりに行くらしい。
楽天家で、滅多なことでは怒らない心の広さを持つ。だが王室育ちであるために世間に疎く(そのため、女性の扱いが原始人レベル)詰めが甘いところがある。また弟のことに関して強く責任を感じており、時々心憂い表情をしている。装着している眼鏡は伊達眼鏡であり、上着とインナーは囚人服のままでズボンだけ替えたそうだ(下は構造上hotlimitの西川○教兄貴になりかねなかったので)。胸のあたりの金属装飾の下(肌)には「Ich
verriet mein eigenes Land(訳:私は国に背き者)」と弟に剣で傷つけられた跡がある。
能力と戦闘スタイル等
Mishcungである彼は母がサイのような動物でその血を引き継いでいるので、見た目では分からないが胴体と左腕の皮膚が非常に硬い。さらに弟に拷問まがいのことをされ続けた結果、痛みに耐えうる精神も兼ね備えた。
能力は基本的にLicoriccerのそれと同じだが、制限や使えるところの違いがすこしある。
五年間牢に閉じ込められたせいか疎通能力が鈍っている。が、マチュノスケのようなものたちとは牢の中で話す機会があったのでいわゆる害獣・害虫とは意思の疎通ができる。しかし意思疎通ができる“だけ”なので必ずしも使役できるわけではない(相手の意思による)。世の中そんなにうまくない。ちなみに彼がコミュニケーションをとる際、害獣害虫は何故かもれなくヤ○ザ口調になる。
義務付けられている注射を受けられなかった(受ける前に牢に入れられてしまった)ので相手の身体の一部を食すことでもこの模倣能力を使える(マチュノスケから能力を得る際はちょっとアレなので右腕をかじってもらっている。なおマチュノスケによる能力の恩恵は「俊敏さ」である)。能力は、どれだけの量を体内に入れようとも摂取時から5分しかもたないが、複数種体内に取り入れてもどれかが使えなくなるということはない。また体質であるため、“模倣をする”ことでの疲労は負わない(模倣した相手の能力のリスクとして疲労が残る場合や戦闘自体の疲労は除く)。相手から髪の毛や皮膚の一部、唾液や血液などを切り取るためにナイフと注射器をそれぞれ10本、あとで使う用に保存するために小瓶を2・3個ほど所持している。王室にいた時の訓練と投獄時期に暇で小石を投げて練習していたことから、ナイフと注射器による投擲が可能であり、精度も高い。
最終更新:2014年06月13日 22:21