
| 製作者 | 三千三百 |
| 出場大会 | 第十回大会 |
| 経歴 |
設定
―who am I?
私には記憶がない。
どこで生まれ、どこから来て、どう過ごしてきたのか。
おぼえているのは、僕にはカゾクがいてしあわせだったような気がすることと、雷にうたれたこと。
私の手元には、夫婦と思われる人と子供が笑顔の写真。そして4枚の仮面がある。
私が写真の人物かはわからない。雷の影響か、顔が原型を留めていないからだ。
私は他人の目に醜悪な顔を晒す事を憚り(はばかり)、顔を隠した。が、仮面の生活は他者とのトラブルに巻き込まれるリスクが高くなる。その場合、俺は力の限り相手をねじ伏せる。そのほうが面倒事をさっさとかたせるし、腕っ節のある奴の鼻を開かせる事は、何よりも狂愛しい(タノシイ)からな。まぁ、目には目を。歯には歯を。ってやつだ。
僕はお面をかえるとセイカクがかわっちゃうんだ。しかも、その内1つのお面をかぶると、かならずナニカをわすれてしまうの。それはすっごくコワいことだけど、とってもタノシイことだと思うときがあるんだ。オカシイよね。
過去に何が起きたかを知りたい気持ちはあるが、それを知った場合、今までの自分を壊してしまいそうで、とても恐ろしい。だが、このまま何も知らず何もかも忘れ、何者にもなれないのは、最も恐ろしい事だと思う。
そんな日々の生活を送る中、突如戦争の火蓋が切られた。連日のテレビ中継では、街の悲惨な有様を報道している。が、私には関係のない事である為、一切興味を持たなかった…あの映像を見るまでは。テレビ報道の中で、母親と息子が逃げ惑い、息子の命だけでも助けるよう懇願するが、それを囚人達が踏みにじる光景を見た時、私の中で何かがウゴいた。自分はすぐに科学タワーへ向かった。
―"家族を守る為"
いつしか自分の中で今までに感じた事のない感情に包まれていた。
「ピエロのおにいさん!たすけてくれてありがとー!おなまえは、なんていうの?」
そういや、僕のなまえはなんなんだろう?
………いや、誰だっていい。今は、自分の中に初めて芽生えたこの感情に身を委ねよう。
who am I―
―I'm anonymous.
<能力>
4種の仮面を異次元から出し入れする(仮面以外の物質は保管できない)。
いつでも使用可能。以下に5つの能力を示す。
1.ネイキッド
何も被らない状態。瞬時に仮面を着脱する事が出来る。一人称は"自分"。
2.憤怒の仮面
ハルクのようになる。筋肉で体を鋼鉄のように硬質化させ、疲れがない状態(フルパワー)なら10トントラックを持ち上げ、無理をすれば拳でどんな硬いものでも砕ける程の怪力。足は少し遅め。極めて単純で強力な能力。
発動中は常にスタミナを消費する(消費する程筋肉は収縮し、力も弱体化する。燃費はとても悪く、短期決戦型)。故に変身時が最高のポテンシャル。
逃げ足の速い敵が苦手(足が遅いだけであって、反射神経はとても良い。その為、素早い動きで攻撃する敵は苦手ではない。あくまで、逃げに特化した敵が苦手)。
一人称は"俺"。暴力的な性格で、普段はトラブル時に被る。
3.道化の仮面
ピエロの格好になり、物凄く素早くなる。手元にナイフを生成しジャグリングを行い、投げて攻撃する。
また、パントマイムを行うことで、目の前に自身と同程度の大きさの、相手には見えない壁を張る。壁は生物やロボットの手や体が触れただけで簡単に壊れるが、それ以外の攻撃は勢いを倍にして跳ね返す。新たに壁を作成したり仮面を外すと、壁は消滅する。どんな物でも弾き返すので、壁に向かってナイフを投げる事で、背後から近づく敵に倍の威力を与える、といったトリッキーな攻撃も可能。
パントマイムを行うとスタミナを急激に消費し、スタミナが満タンでも2回作るのが限度。
スタミナが減る程命中精度が悪くなるが、ナイフの威力が上昇する。その為、壁を2回張った後の斬れ味は凄まじいものである。しかし、ジャグリング自体もスタミナを少しずつ消耗し、底を尽きると気絶(リタイア)してしまう。
その他、赤鼻を膨らまし宙に浮く、バルーンを出して玉乗りをする、口から万国旗や花を出す等が出来る。
基本的にナイフで攻撃する為、装甲の厚い敵に弱い(金属に刃が通らないわけではないが、それなりの疲労が貯まらなければならない)。また、仮面を外すとナイフは消滅する。
一人称は"僕"。陽気な性格で、普段は日々の生計のためピエロになる。
4.静寂の仮面
ガスマスクを被りスーツ姿になる。身体の自由を奪う即効性の毒ガスを散布する。毒ガスは1分しか使用できず、クールタイムが必要な為、1戦闘1回の使用に留まる。
自身は如何なるガスの効果を受けない。また、自然治癒能力も上がり、複雑骨折や部位欠損等のどれだけ酷い怪我でも、被り続ける事で20~30分程で再生・完治する(戦闘中は足止めの間にコンディションを戻す。スタミナを8割回復し、痛みを和らげ止血する程度で治療する)。身体能力は結構低い。
ロボットなど、神経のない敵との相性は最悪。
一人称は"私"。大人しい性格で、普段はこの仮面で過ごす。
5.アノニマスの仮面
ドス黒く渦巻くオーラを纏い、自分が誰なのか質問して発動。同じ仮面を被った人形を3体召喚する。この人形は破壊しても急速に再生してしまうが、人形の仮面を手で取る、もしくは敵の戦意喪失により消滅する(仮面の下は愛する者や信頼する者の顔。他者との関わりや信頼する者がいない場合、外すことはできない)。3体の人形は相手の身体能力と同等になり(超能力等はコピーしない)、コピー元を攻撃する。また自身の身体能力も上昇し、足も速く疲れも感じない。戦闘スタイルは人形に戦わせ、攻撃は行わない。
この仮面を被ると記憶の一部が削ぎ落ちる。また、使用時間が長引くと自我を保てなくなり、暴走する。
自我がなくなると血の涙を流し始める。非常に好戦的になり、この世の者とは思えない雄叫びと共に、尋常でない速度と常識を逸脱した力で動く物全てを薙ぎ払い、壊すことを楽しむ(召喚した人形も攻撃対象に含む。基本的に対峙する敵に攻撃を加えるが、壊すことがタノシイため、時折無差別に攻撃をする)。負担を気にしないため骨が折れたりするが、その事すら愉快。骨折したり四肢が取れても部分的に治癒力を高め、簡易的に無理やり接着させる。その為、一撃で仕留めなければ治癒してしまう。相手が動かなくなる、もしくは戦意喪失することで自然と仮面が外れるが、自我がなくなってからも中々決着がつかない場合、仮面が顔に浸透し外せなくなる。
幸い能力を解除すると自我が戻るが、失った記憶は戻らない。
過去現在両方の記憶を失い、使用時間が長びく程忘れる量が多くなるので、私生活の影響を恐れる(と言っても、壊す対象は本人も含むため、使うときは惜しげもなく使う)。
弱点は不明である為、暴走前に戦意喪失させる事が最善の手。
一人称は曖昧になる。暴走前は非常に臆病な性格で、援護する人形がいなくなると降参もしくは逃げる。スタミナが残り少ない時の最終手段で、無論普段は被らない。
<補足>
所属について:脱獄囚絶対壊すマン
(別に部隊の見方をするわけではない。あくまで子供や親を守る事が、間接的に支援する形になるだけである。が、鬱陶しかったら対能力者部隊も掻き乱す。また、状況によっては部隊とも敵対状態になるかもしれない)
誕生時期:科学タワーに落雷した時期と同じタイミングで、別の地域で発生した雷に撃たれ、その2年後に誕生(丁度裏社会編の後ぐらい)。戦争が起こるまで、普通の生活を送っていた。
能力について:"アノニマスの仮面"については、暴走前であれば、第九回大会のパパでも勝てる可能性の高いものを、またスターベンメヒトに打ち勝てそうなものを目指しました。
※ここからはネタバレにつき、文字の反転にて情報の閲覧が可能(GM用資料)※
※大会終了まで"反転しないことを強く推奨"※
※自己責任でお任せしますが、万が一終了前に覗いた場合はネタバレ防止の為、コメントはなんかこう、フフフ~ンとした感じでお願いします。※
"キャラ設定"
本体:この世に対しての絶望や強烈な憎悪や歪んだ愛情。そして高濃度のエネルギーがイビツに混ざり合い誕生した質量ある思念体。
"仮面の設定"
憤怒(鬼)の仮面:父の自我
道化(ピエロ)の仮面:息子の自我
静寂(ガスマスク)の仮面:毒(父)から守る存在
アノニマスの仮面:現在の自分
・憤怒or道化の仮面が試合中に破壊されると自我の幾つかを保てなくなり狂暴化。
・静寂の仮面が破壊されると息子の自我が保てなくなり発狂。
・オリジナルのアノニマスの仮面は現在の自分自身なので、やはり自我が保てなくなり暴走。
"エンディング フレーバー"
※(仮面を外せなくなった結果orいずれかの仮面が破壊された結果。仮面を破壊する選択肢を取った場合、恐らく対戦相手も暴走による巻き添えを喰らうであろう)
(―何やら大勢の人が私を壊そうとしている。自分はその障害物をただただなぎ倒す。
(―楽しい。愉しい。滑稽しい。歪笑しい。狂愛しい。(―タノシイ。
(―ふと何かが当たった。銃で撃たれたのか、斬られたのか、能力者にやられたのか。彼の身体が動かなくなる。
(――壊れていく。
(―――最高に気分が良い。
※(切り札を使った結果(アノニマスの仮面で2回暴走した場合。その場で強制リタイア))
…ここはどこだ。
私は仮面を手に持ち、その場に佇む(タタズム)。そもそも"仮面"とはなんだ?わからない…
ポケットの中には何かが描かれた紙切れがある。私にはよくわからないのでその辺に捨てた。
さて、これからどうしよう。辺りには大勢の人が群がっている。
…そもそも"人"とはなんだ?"私"は"人"なのか?"私"とはなンだ?
なにもワカらなイ…ナニモワカラナイ。
誰カワタシヲ教エテクレ。
ワタシ ハ ナンダ?
※(記憶を取り戻した結果)
僕は母とマチに行くとき、お面を買ってもらうことが多かった。お面は僕のタカラモノだ。同時に俺は仕事で上手くいかず酒に依存するようになり、よく妻に止められた。
みんなでサーカスを見にいくことがあり、僕はとてもうれしかったが、息子が何故喜んでいるのか理解できなかった。俺には退屈なもので、博打や女と遊ぶ方が有意義に思え、妻から金をふんだくった。そんなふうにかわってしまった父をひどくきらった。
しまいに俺は仕事もクビになり酒癖が悪化した。口煩い(クチウルサイ)妻が寝てる間に日々少量の毒を盛り、声を出にくくしてやった。母はこのころからあまりはなさなくなったが、僕にはいつもやさしくしてくれた。僕はその大男にイジメられないように、ヘヤにコモるようになった。そんなふうに顔を見せようとしない幼い息子に酷く苛立ち、しゃくに触った。
あの雷に撃たれる日。妻から離婚の提案を切り出された。僕は母といっしょにこのいえからニゲるキモチでいっぱいだった。僕は母に行きなさいといわれ、泣きながら大好きなお面をもってハシをわたったが、怒り狂った俺は間違えて妻を壊してしまった。僕はハシをわたりきろうとしたところでアイツにつかまったので、証拠隠滅のためにガキを海に放り投げようとしたが、僕はニゲるためにあばれ、俺は酔っていたせいで橋から足を滑らせた。そのいきおいで僕はハシからおちた。
海面に叩きつけられる瞬間に雷に撃たれた。撃たれる瞬間こう思った―
「「橋(ハシ)から落(お)とした彼奴(ヤツ)を許(ユル)さない。」」
―
――
―――who am I?
補足