製作者 | 飛鳥 |
出場大会 | 第十回大会 |
経歴 |
設定
『まったく、安らかに眠りにつけると思ったが、神はそう私に優しくはないらしい。』
とある獄中、特殊研究所の一室。
薄暗いその部屋には一人の科学者と巨大な装置が電子音を響かせながら佇んでいた。
様々な機器が取り付けられ薄い黄緑色の液体で満たされた巨大なガラスの円柱の中には、人間の頭部の様なものだけが静かに浮いている。
「それが頭部だけとはいえ、蘇生してやった人に対する言葉か?」
『面白い冗談だな。貴様が神ならば、今此処で生まれ落ちる"神の如きもの"に失礼になるというものだ。』
液体の中に浮かぶ首は、ニヤリ と口角を釣り上げると、こちらを見上げる科学者を嘲笑する。
「別に僕が神とは言ってないだろう、僕は"プログラム"と"素体"を用意しただけ。
むしろ一日でこの"兵器"を完成させてしまった君のほうが神に近い。」
科学者はもう一つの巨大なガラス管の中身を見ながらそう言う。
実際この"男"はその頭脳のみで一日でこの生体兵器を作り上げた。
それがどれほどのことか、日夜研究に明け暮れた過去を持つ科学者には容易にわかる。
「だが一つだけ聞かせてくれないか。」
科学者はガラスの中に浮かぶ男に問う。
「何故、僕達に協力したんだ?」
『クッ...クッハハハハハハ!』
何が可笑しかったのか、ガラスの中に浮かぶ男は狂ったように笑いながらその問いに答える。
『復讐だ。』
『私にとって貴様も、この牢に閉じ込められていた全ての者も、そのための【駒】に過ぎない。』
男は笑いを止めると静かに呟く。
『全ては、――私の計算通りだ。』
突如、室内に警報が鳴り響く。
機器は紫電を散らしながら稼働を始め、赤いランプが室内を照らす。
「お前、一体何をしたんだ!? こんなもの予定には無い!」
『何を言っている、今まさに戦争の火蓋は切って落とされた!』
『ならば、解放してやらねばなるまい。この"兵器"を。 復讐のために!』
システムパネルが仄かに光り、自らが起動したことを告げると、女性らしい合成音声でコンソールに表示されるコマンドが読み出される。
【人格封印確認。】
【生体信号正常。】
【D-AIによる承認 許可。】
【アンチインスレーション・プログラム 作動。】
【全システムオールグリーン。】
【J∀BBERWOCK 起動。】
【codename】J∀BBERWOCK
【side】脱獄囚
【詳細】
J∀BBERWOCKは命令のままに対能力者部隊や科学タワーの科学者を滅ぼす為に脱獄囚側について戦う。
彼はその創られた強靭な肉体と驚異的な身体能力を併せた白兵戦を得意とする。
彼には急造の人格制御プロテクトが掛かっており、通常であれば機械のように命令を遂行するが、
精神攻撃などでプロテクトを破壊されると暴走、もしくは素体である人間の善良な人格が現れる可能性がある。
【能力】罪と罰 <イノセント・スキル>
エクシード(ex-seed)計画の大事故を生き残った科学者が完成させた"プログラム"を改造し作り上げられた能力
『複製』するのではなく『奪う』ことに特化しており、相手の能力そのものを使う事は出来ないが、
奪った能力を莫大なエネルギーに変換することによって無駄を無くし、より攻撃的になっている。
『強欲の大罪』
巨大な右手で相手の能力に触れる事によってその能力を吸収する。
吸収した能力は全く別のエネルギーに変換され、自身の肉体の強化や、強欲の冥罰を使用するのに使われる。
また、右手で相手の身体に触れた場合、相手の気力か肉体を吸収し自身の身体の回復に使用できる。
『強欲の冥罰』
右手で吸収した能力を別なエネルギーへと変換し、左手から発射することによって強力な攻撃を可能とする。
また、吸収したエネルギーを仲間に分け与える事によって仲間の能力か身体能力を大幅に強化することができる。
【アンチインスレーション・プログラム】
―――???
詳細不明、自身を能力者として認識させない。
科学者だったものは床に撒き散らされ、自我のない"兵器"はガラスの中に浮かぶ男へかしづいた。
『征け、化け物よ。 私の復讐のため。 そして、不死身のボスの崇高な野望の為に、な。』
『「■■■■■■■■■■■―――!!!」』
猛り狂うその"化け物"は、この世全てを呪うような咆哮をあげると戦争の地へと飛び去った。
補足