
| 製作者 | METU |
| 出場大会 | 第十回大会 |
| 経歴 |
設定
「ああ、最悪だ」
科学タワー近くのビルの屋上。下の方からは叫び声、歓声、悲鳴の混じり合った不協和音。
その音に眉を歪ませ、小型イヤホンから聞こえてきた声に応答する。
「・・・了解」
始まってしまったからには終わらせなければならない。あの人の為にも。
屋上の縁に立ち地面を見ると土煙の中に人が蟻の如く蠢いている。
ふっと、足を一歩空中へ踏み出しそのまま自身の重さに身を任せ落ちた。
私の小隊が動くときは一番最悪な状況の場合。そして今がその状況だ。
だが誰しも予想はしていただろう。大統領だけは自分が死ぬなんて想像していなかっただろうが。
死んでしまった人のことを考えている場合ではない、今を生きることを考えなくては。この狂った世界で生き残るために。
あの人を生かせるために。
地面まであと数メートルの場所で巨大な炎の塊が爆散する。と同時にその周辺にいた囚人たちが一斉に爆風で吹き飛んだ。
その中心には一人の少女。着地した地面は焼け焦げて黒い煙を上げている。
少女の足元を見るとまるで蓮の花が咲いたような痕が付いていた。
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科学都市の外れにある森林。その森の人目に付かない少し広い場所に大きめの石が置かれその目の前に少女はいた。
「苦しい思いさせてごめんね。悪夢は全部私が持って行くからみんなと一緒にお行き。」
花束を石の前に置き両手を合わせる。
石、墓標には何も書かれていない。
「お前の力は私が持って行く。そしてお前を苦しめたやつを捕まえる、絶対に。」
そういうと墓標に背を向けその場を後にした。
「おやすみ、炎の虎さん」
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あの雷以来私の能力は無と同一だった。なぜなら"死亡した者からしか能力を奪えない"からだ。
周りの人たちは自分の能力を活用して世界に貢献しているというのに私は今まで通り、いやそれ以下になってしまった。
しかしそれを悪用するものも増えてきた。私はそれを助ける力も持っていない自分に苛立っていた。
兄はどうやら動物と話せる能力だったらしい。
あの日、兄が川で死んだとき。私は兄から能力を奪った。
兄の力を駆使して私は炎の虎と出会った。そしてまた力を奪った。
遅くなったけど今度は私が助ける番。もう誰からも力を奪わないように願おう。
誰かが死ぬのはもう見たくない。
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人が生きる理由なんてそれぞれ違う。
たとえば誰かを恨んでいるから
たとえば皆といるのが楽しいから
たとえばお金が欲しいから
たとえば自分の夢を叶えたいから
たとえば好きな人に生きていてほしいから
査定試合の時からだった。私の目はその人から離せなかった。
この人とこの都市を守りたい。この人の傍に居させてほしい。
だけどあの人が能力を使う度、どんどん遠くへ行ってしまうような気がした。
少しでも負担を無くすように私は力を使いこなせるように努力した。
そして一つの小隊を持つまでになれた。
現在、あの人は左腕が無い。
また遠くへ行ってしまう感覚が襲う。これ以上行ってしまわないようにもっと努力しなくては。
どうかお願いだから傍に居させてください。
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名前:のの
年齢:19歳
身長:158cm
会話は普通にできるが無口気味。父が剣術家で幼い頃から興味を持ち、今では父を超えそうなほどの力を持っている。
炎の能力のおかげで目が良く見え、足が速い。炎化もできこの状態の時は相手からの物理攻撃が通らない。
信頼している相手には炎は熱く感じない。
自分の気持ちが恋だということには気づいていない。
【能力】
右手素手で触れると死亡した者から能力を奪える
間違って触れないように手袋をしている
現在は炎の能力を持っている
【技】
虎視眈々
相手の様子をうかがい、弱点を聴覚、視覚で探る
猫手借
両手に炎をまとい、相手を殴ったり引っ掻いたりする
傷跡は動物の爪痕のようになる。車が真っ二つになるくらいの威力
飛火夏虫
空中に炎を飛ばし触れた者を拘束する
もがくほど温度が高くなっていく
虎々舞
最大エネルギーを出し、自分から半径50m範囲を爆炎で燃やし尽くす
スーパーコンクリートXの壁も真っ黒に焦げるくらいの威力
【刀技】
居合 円連
足に炎の力を集め、光速で自分の周り5m以内のものを円を描くように斬る
赤雷返
相手からの攻撃を避けた時に頭上へ飛び、そのまま相手の頭上から刀で斬る
炎斬蓮
刀に炎をまとい斬りかかる。触れると爆炎で吹き飛ばされる
感情が高ぶると能力が押さえられなくなってしまい落ち着くか疲れ果てるまで高温の炎が消えない
補足