
| 製作者 | 浅祈 |
| 出場大会 | 第十回大会 |
| 経歴 |
設定
私はリュカ。リュカ・ファニスター。
ファニスター家って言うと都市ではちょっと名の知れてる家よ
次期大統領を狙う父親とファーストレディになりたい母親、そして、自分の三人家族。あとメイドと執事がたくさん。
お金持ち。かなりのお金持ち。
将来、大統領の子供として恥ずかしくないよう父の命令で英才教育を受けている
私は一人っ子で、そのせいか過保護に育てられてきた。
外出はあまりしない、したとしてもお付の人が周りを取り囲む。
休日は部屋にこもり、勉強……勉強、そして勉強。
勉強と反比例に世間の流行や事件など疎い、というか新聞を読んだ程度で
友達はたくさんの本、話し相手は執事やメイドだった。
私はそれを一切不満に思わなかった
なぜなら他の同年代の子の事を知らないからそれが普通で当たり前の事だと思っていた……
そして運命のあの日。
科学タワーに雷が落ちた ファニスター家は科学タワーから少し距離があるところにあるから雷が落ちても、自分の家には影響がないとそう思っていたのもつかの間
頭からつま先までびりっとした何かが抜け、思わず気を失った。
目を覚まし、時計を確認する、どうやら2時間くらい気絶していたようだった
いつもと変わらない自分の部屋。身体もどこも痛いところはない。
私は雷の事なんか忘れて再び勉強を始めた……
そんな何もない平凡な毎日の中、とある事件が起きた。
深夜二時くらいだろうかいつものように本を読んでいた私は外から聞こえた僅かな物音に気付いた。
本当に小さな音で、普段の私なら気にしないだろう
でもなぜか、このときは外の様子を見たくてしょうがなかった。
窓際まで歩いていきカーテンを開ける。何故か心臓が脈を打つ。
恐怖?ううん、違う、もっと別の何か。
覗いた先には大きな庭、その暗闇の中に、人影を見つけた
庭には警備の人間や、ドーベルマンやらたくさんいるのに
あの人死んじゃうなー…なんて少し冷めた目で見ていた。
目を離さなかったのはなんでだろう。
久し振りに見た外の人間だからだろうか……それとも人死ぬ瞬間でも見たいのか……
くだらない。そう思って見るのをやめようとしたとき、その人の周りが明るくなった
どうやら全身に炎を纏っているようで、私は目を丸くした。
あぁ……そういえばメイドが能力があれこれと言っていたっけ……
その話を聞いた時はにわかには信じられなかった。
でも今は信じられる……信じざるを得ない、だって目の前で見てしまったのだから。
その人は警備員に見つかり戦っていた 銃撃を受けてしまったのか少し辛そうだった
最後の 力を出したのかその人が立っている一帯が炎に包まれた。
その頃にはもう家中が大騒ぎ。
私はというと…………その人……彼に、ただ見惚れていた。
バタバタと廊下を走る足音、忙しなく飛び交う会話が聞こえてくると、メイドが私の部屋をノックして姿を見せ、こう言った
<お嬢様、ご主人様から 危険ですのでお部屋に居てくださいとのことです。>
私が頷くのを見るとメイドはそれではと、部屋から出て行ったけど外から鍵をかけた。
私は、再び窓の外を見た
驚いた、血の手形が窓ガラスについていたのだ
思わず窓を開けてしまった。
今思えば、運命だったのかもしれない
―――ねぇ、悪いんだけど匿ってくれる?俺、ちょっと今やばくて……
彼は私の部屋に入ると、窓の鍵を閉めカーテンを閉め、そしてそのまま壁にもたれ掛る。
彼の姿を間近に見た。綺麗だけど辛そうな顔、逞しい身体、そして心地良い声。
私の心臓は踊り、身体はしびれているかのように上手く動かせない。
たまらず床にうずくまった
―――ちょっと、休んだらすぐ出ていくからさ……っておいお前聞いてんの!?
彼の言葉にハッとし彼を見る。魅了される。
男の人は父親と歳を取った執事しか身近に居なかったせいなのか
はたまた同年代の異性をこの目で見るのもあまりなかったからなのか、よくわからない。
でもこれだけはは分かる、彼に恋をしているんだ。
―――血止まらねぇ
彼は腹部を怪我し、血が服に滲んでいる
応急手当をしようと思った
だって、家に侵入するような悪い人だけど……一応人間だし……彼を助けたい。
ベッドのシーツを思いっきり引っ張ると彼に近づいた
胸が高鳴り続ける。
手当てする……から、と小さな声で言うと彼は
力ない笑顔を見せてくれた。笑うと少し幼い。
まずは傷口の確認……それから消毒して…シーツ切って……押さえて…まいて……
良し、と彼の身体に触った瞬間、また私の体に電気が走る。
彼は何かを理解したのか指先で私の頬に触れる
!!?!?!
混乱した。
顔、赤かったかな……私の態度で色々もう分かってるかもしれない。
それとも私が何も知らない女だからか、からかっているのかも?
彼の指は心地が良かった。なすがままになっていると彼の体に触れていた私の手が仄かに淡く光り暖かくなった。
彼の驚いた声が聞こえ彼の視線を追うと、何故か彼の身体の傷は無くなっていた
彼は、何かを思いつき、手の平から炎をだし
自分の足にあてる。
ちょっと、何をやっているの?って言うと彼は、焼け爛れた足を指さし
ここ触って?といったので私は言われるがままその肌に触れた
すると先程と同じように淡い光のあと、彼の焼け爛れた後は綺麗になっていた。
彼は私の事を凄い、凄いと言い抱きしめた。
私は良く知らない彼に身を委ねた。
彼を目の前にしたとき、心底心酔してしまったのだ
そのあと、色々な話をした。
彼の事、外の話、能力の話……私の事。
そして彼はこういった
―――ここから抜け出してさ!俺と一緒に居よう?
私は彼についていくことにした。
何のためらいもない、両親と離れるのが辛いとか、思い出の家から離れたくないとか
そんな感情一切なかったからだ。
家を出て彼と過ごす毎日はとても刺激的だった。
彼は彼で盗み、殺人、何でもやる人でいつも血だらけで帰ってきては私が治してあげた
自分の能力も分かった今では彼にいつまでも必要とされるため治癒の力を思う存分彼に使った。
私は彼が好き。でも彼は私の事は好きじゃないと思う。
私の事は好きじゃない私の能力が好きなんだ、そう気づいてからも彼に尽くすことをやめたりしなかった
ただ、力を使うことで自分の身体が悪くなっていくのだけが心配で彼に言ったけど
彼は毎日、好きだから頼む。お前の為に盗みもしてきたし頼むよ、の繰り返し。
そして
私と彼は捕まった。
収監された収容所内では小さな小競り合いが多く、私は収容所でも力を使い続けていた
とある囚人に効率よく回復できるようになったら楽になるし彼にもっと必要にされると言われた私は
サークルを張って持続的に回復出来る技を覚えた。覚えたというか、何故かそのやり方を私は知っていた。
ただ大好きな彼を想って祈れば良かった。
力を使いすぎた代償なのか左目の視力はほぼ無くなってしまった。
このまま力を使うとどうなるだろう、目が見えなくなって筋力も衰えて歩けなくなってしまうかもしれない
それでも力を使うのをやめなかったしこれからもやめないだろう
なぜなら彼が好きだから彼がそうしてくれと頼むから……私は身を削って例え死んでも彼の為になることをする。
そしてまた彼は私に頼みごとをする。
―――脱獄する。外に出たら戦いになるだろう、混戦して一緒には居れないと思う
でも俺たちのために、お前は力を使ってくれ、頼む―――
名前 リュカ・ファニスター
年齢 19歳
身長 157㎝
体重 44㎏
※通常時 左目の視力はほぼ無い
■能力■
・回復
(基本)
自分の足元に直径2m程のサークルを張ることにより
そのサークル内に居る対象の体力、状態異常が少しづつ回復していく。
サークルに居る間、自分は動けない(動くとサークルは消滅する)
サークルの外観は淡い光の半円のようなもの。
手で触れる場合の治癒の効果は絶大でちょっとした刺し傷程度ならすぐに直すことができるが
自分の回復の力を無くさないために後方で支援しろと彼に言われている。
・対象の感覚を鋭くさせる/奪う又は鈍くさせる
対象に触れて感覚を鋭く/奪う又は鈍くさせることができる。
触れないと効果がないし触れる時間によって程度が異なる
一瞬触れただけでは効果がないが触れる時間が長くなるにつれ効果は大きくなる
(研ぎ澄まされた場合の例)
+視覚:遠くの物が見える/相手の動きを見極める/相手の些細な行動も見逃さない
+聴覚:地面と靴の擦れる音など聞き取り相手の進行方向が分かる
+味覚:唾液に含まれる抗菌物質が増え一時的に傷を塞ぐことができる
+嗅覚:視界がなんらかの形で塞がれても匂いで相手の位置や物が何か理解できる
+触覚:皮膚が敏感になり空気の震えだけで周りの状況を理解できるようになる
+痛覚:痛みを感じなくなる
+平衡感覚:地面が反り返ってもよろけない
その他温覚、冷覚、運動覚、圧覚、内臓感覚など。
・全体完全回復
自分の感覚を研ぎ澄ませ遠くの味方を判断し
直径50m内にいる人を完全に回復させる技
傷、その他状態異常も完全になくなる。
※自分の生命力を含め全ての力を使うことになるのでこれを使うと死ぬ。
■デメリット:能力を使うと自分の命を削る。
補足