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レオニー・アイゼンブリューメ&トリガー

 

 

 

製作者 書道ムーン 
出場大会 第十回大会 
経歴  

 

 

 

 

設定

「……目標沈黙、次弾装填、大尉、偏差修正をお願いします」
「右70、下3……いや、右66だ」
「了解」

名前:レオニー・アイゼンブリューメ
性別:女
年齢:26
所属:科学都市軍事部 空軍 対能力者部隊
階級:上級飛行兵長
能力:鷹の目(無能力者)

名前:トリガー
性別:雄
年齢:5
所属:科学都市軍事部 空軍 対能力者部隊
階級:大尉
能力:全ての物事を数値化する視覚

狙撃兵として、軍部において優秀とされているコンビ。
レオニーが狙撃手、トリガーが観測手として動き、彼らの実力は数km離れた標的の頭を撃ち抜いたとされる公式記録が残っているほどである。
今回の戦争では従来通り対能力者部隊側として動いてくれる。

 

兵装
【Wolfgang LSG1.8 ver.Zwei(ヴォルフガング ラングシュトレッケンゲヴェーア1.8 バージョンツヴァイ)】
通称LSG2(エルエスジーツー)と呼ばれている、全長1.8m、直動式ボルトアクション、装弾数1発のレールガンである。
電力は外部兵装による太陽光発電により供給され、最大電力で1.8mile程の射程距離を持つ。
レオニー専用として原型をアインバージョンとし、ツヴァイとしてカスタムされている。
スナイパーライフルとしての運用を前提とした構造だが、レオニーの長距離視力とトリガーの能力(後述)によってスコープなどの類は備え付けられていない。
シンプルな形状な為、スナイパーライフルにしては隠密性が高くなっている。
この形状は狙撃地点を比較的悟られないようにするためのものであり、狙撃される場合、事前発見は困難を極める。

使用する弾丸は特殊な.308マグナム弾の他、軍事部が独自開発したinsulator弾という、弾丸自体に能力者の能力を受け付けないものを使用する。
なお、insulator弾の所持は5発のみであり、途中供給は無い。これは量産に時間が掛かる為であり、在庫も緊急時用以外に余裕はない。

【Wolfgang LSG 特殊飛空武装Managarmr(マーナガルム)】
LSG1.8と同期するように作られた武装。
太陽光によって充電され、最大充電時間3時間による最大飛行時間は12時間となり、最高速度はマッハ2となっている。
人間が装着できる小型戦闘機として開発され、武装内の人間に過剰Gによる負荷が掛からないようになっている。
背部にトリガーを収容出来るスペースもあり、二人での行動を可能としている。
武装内部には充電装置の他に酸素供給スペースや衛星通信機、冷却タンク、パラシュートなども所狭しと搭載されている。
高速飛行にも耐えられる装甲な為、ある程度の物理攻撃や熱・冷却攻撃には耐えられるが、限度はある。
非飛行時は翼を収納し、行動の阻害を最小限に抑え、飛行時に翼の展開と腹面が稼働し変形するようになっている。

狙撃待機時に周りの風景を参照する透明迷彩が起動し、上空からの発見を遅らせる事も出来る。
通常時でも電力量によって色を変化させられるので、迷彩効果は高め。

マーナガルムと同期している武装と電力を共有しているので、弾の撃ち過ぎは飛行時間過剰減少の元になる。
また、迷彩効果持続中は電力消費は日中の充電で間に合うが、迷彩の切り替えが激しい場合や、マーナガルムにダメージが入った場合でも電力消費が著しく減少する。
参考としては、LSG2の最大電力射撃1発で飛行時間3時間ほど消費する。

【Wolfgang MS03】
近距離白兵戦向けのサブマシンガン。
マーナガルムの規格にも対応しており、そこからの電力供給によって弾丸を発射させる電動銃。
装弾数は32発。口径は9mm。発射速度は800発/分。オープンボルト方式。
中近距離に対応するための武装であり、この武器を使う場合は大体が緊急時な為、逃走の補助に使われる事が多い。

【電動ナイフ】
マーナガルムの規格のものではない、金属製のナイフ。充電式。
電力を消費させることにより、ナイフは微振動し、切れ味を増す。
スイッチで刃からの電流を用いたスタンガンとしても使える。
ただし、この武装は緊急時用以外に用いらない事に加え、狙撃兵が近距離戦闘をするのは非常事態なため、あくまで護身用、逃走用に用いられる。

【対能力者チャフグレネード】
軍事部開発により、能力者の能力使用を阻害するチャフを内蔵した手榴弾。
このチャフで阻害される能力のカット率は9割を超えるとの結果が出ている。
範囲は半径6m。持続時間は10分程度とされている。
だが、insulator弾と同様、数を用意できないので、手持ちにある2個が最大数となる。
このチャフグレネードは主に能力者からの逃走用に使われる。
効果中トリガーの視界を奪うので、使う機会が限られる。

 

レオニー・アイゼンブリューメ
対能力者部隊と犯罪者集団との戦争に投与された正規軍人。金髪紫眼。
超能力を使えるというものではないが、生まれつき彼女の目は数km先を見通せる通称鷹の目(ホークアイ)を持っていた。
その目を生かす為に軍に入隊し、狙撃兵としての訓練を積み、記録に残るほどの腕前まで上げた。
武装時には外されているが、普段は視力を抑える為に眼鏡をしている。
これは日常生活において、視力を抑えなければ非常に目が疲れる為の処置である。

狙撃手ということもあり、冷静沈着かと思えば、ムードメーカーに近いような明るい振る舞いをする性格をしており、犬と花が好きな極普通の女性。
仕事を行う時だけ、寡黙に佇み、目付きも鋭くなる。命を賭ける時とそうでない時のスイッチの切り替えが出来る人。
犬には目が無く、ところ構わずトリガーといちゃいちゃしている程。
好きな花はシオン。
軍役を引退したら、犬と戯れながら花屋を営もうと思っている。
「この戦いが終わったら私、トリガーと一緒に花屋をやるんだ……」

 

トリガー
レオニーの相方として投与された正規軍人もとい軍犬。
能力者としての実験によって超能力が開花した軍用犬であり、能力は「全ての物事を数値化する視覚」となっている。
この能力は観測主としての距離把握や風力認識の他に、温度や湿度といったものから、身長体重、見た目からの年齢まで視覚内に数値として見えている。
トリガーが人間の言葉を喋れているのは翻訳機(AKOV)のお陰であり、それを経由してレオニーと意思疎通を図っている。

彼は実験中の彼に親身に話しかけてくれたレオニーに懐いており、実験動物としての最期の処置を避けさせた彼女に恩を抱いている。
犬と人間とでは寿命の差がある事からも、彼女に何かあれば彼女のために命を捧げるつもりでいる。

人間換算するといい歳のおじさんなだけあり、渋い性格をしている。
非常に落ち着いており、落ち着きが無かったりするレオニーを宥めるなど、上官としては犬抜きにしても優秀な方である。
彼女の行動の指揮を取るなども行い、任務成功に導ける頭脳を持つ。

好きなことは落ち着ける場所でタバコを吹かすこと。好物はカップラーメンやブロック状の固形食料。

 

戦闘
狙撃兵ということもあり、基本的に遠く離れた場所からの狙撃が主な戦闘スタイルとなる。
目標が決められた地点に通るまで待つのが基本であり、移動しながらの狙撃はあまりしない。
一応、トリガーの指示で、ある程度の移動からの狙撃は可能だが、命中率は待つ場合と比べて大分低め。飛行中だろうと停止状態なら当てられる。
敵の急激な接近などの緊急時には逃走が基本となる。決して捕まらず、殺されずが当然と狙撃兵として教わっている。
自分達が一方的有利な状況であるということが一番であり、後手に回るのは極力避けている。
CQC訓練も行っているが、その状況になる事自体危険な状態なので、出来うる限り使わず、逃走に専念する。

本作戦命令
・囚人達の無力化及び沈黙。
・その為の手段は問わず、出来うる限り行動不能にせよ。
・危険と判断した場合射殺を許可する。
・囚人に味方する勢力の把握、及び調査。
・今後の平和を脅かす存在として警戒に越したことはない。
・危険と判断した場合射殺を許可する。
・捕虜となった者への射殺命令。
・情報漏洩を避けるための手段とする。
・必要以上の慈悲は必要ない。

 

「……だ、そうです大尉」

レオニーはゴーグルに映る文字列を見るなり、気分が乗らなさそうに側にいるトリガーに話し掛ける。

「軍に配属されている内は上官の命に従わねばならない、分かるな?」

機械的な声がトリガーから発せられ、冷淡な言葉が返ってきた。

「分かるな、と言われましてもね。弾に制限あり、敵味方近接戦闘の乱戦覚悟の戦場であり、非常に面倒なのを押し付けて、あわよくば味方の尻拭い、目標数も不特定多数、私は快楽殺人者じゃないって話です」

両手を軽く上げ、まさにお手上げな手振りをするレオニー。

「皮肉かそれは」
「皮肉ですよ」

ふぅ、っと息を吐き、レオニーは空を見上げる。

「……ねえ、トリガー、人の血に塗れた私でもね、引き金を引く度に指が震えてきて、多分、私自身限界が近いんじゃないかなって思うの」
「戦闘前に弱音を」
「分かってる、でも、今のうちに空っぽにしておきたいの、今でも震えてる指がどうしても抑えられなくて、こういう命がかかった大事な時こそ全部吐き出したい」
「そうか、それがお前にとって良い結果にさせるなら」
「――それで十分だ」
「昔からの口癖だな」
「同期の部活仲間の口癖、最善だと思うことが一番自分にとって良い結果になる、あいつはそんな意味で使ってないんだろうけど」

ふっ、とレオニーは笑みを浮かべ、ポケットからタバコの箱を取り出す。

「トリガー、一本良いかな」
「俺にも頼む」

レオニーは箱から一本取り出し、トリガーに咥えさせ、一本を自分の口に運び、2つのタバコに火をつける。

「あ、もう残り二本だ」
「新しいのを買わないといけないようだ」
「じゃあ、この作戦が終わったら、箱を空にして新しいのを買いに行こう。これは生きて帰った時に二人で呑むために」

レオニーは自分のタバコをトリガーのタバコに乾杯する様に軽く合わせ、再び口に戻す。

「乾杯はまだ早い」
「出来るときにしておくもんだよ」

戦いの前の一服は静かな風とともに。
目立つことがない二人の様に、静かにただ存在を示す煙が風に運ばれていく。
彼らの行く末は、風の吹くまま……

 


補足

 

 

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最終更新:2016年03月25日 19:35