| 製作者 | ずっきぃ |
| 出場大会 | 第四回大会 |
| 経歴 |
「死なせてくれぇ、俺を死なせてくれるやつはいないかぁ?」
スターベン・メヒト
◆超長期受刑者
犯した犯罪の度合いから懲役が決まるが
重犯罪の場合、明らかに寿命を超える懲役を与えられる場合がある
そういった超長期受刑者は懲役を終える前に寿命を迎えてしまう
そのことを問題視する人たちが現れ、懲役を全うさせなければならないという声が大きくなっていった
そこで科学タワーで研究されていた不老不死の実験の一環として受刑者は不死身処理を施されることとなった
寿命を迎えなければ懲役を全うできるということだそうだ
そして受刑者は不老不死のサンプルとして刑罰とは別に実験に協力することが義務付けられている
実験の内容は「どうすれば死ぬのか」である
不老不死と言えどまだ実験段階であり日常生活における事故で死んでしまっては元も子もない
どこまでの損傷に耐えられるかというのは重要な論点となる
また世界中の人間が死なない体を手に入れるとたちまち人口爆発が起こってしまうため
どうすれば"処分"できるのかを知っておかねばならなかったのだ
◆不老不死実験による不死身処理
不老不死実現の方法としてとられたのは細胞の分裂限界を取り払うことであった
傷を負うと瞬時に細胞が傷を埋め、離れた部位を引き合わせ癒着することで再生を行う
また無限に代謝を行うことで処理を施された時から歳を取らなくなってしまう
しかし痛覚は生きているため実験などでは大きな苦痛を伴うことになる
◆投獄に至るまで
100年前、科学都市においてクーデターを起こした人物がいた
彼曰く「市民が苦しめられている!この都市の支配者を打倒するんだ!」
彼は自身が英雄だと信じて疑わなかった
かくして彼は政府中枢まで乗り込み、当時の大統領ののど元まで迫ることができた
しかし、迫ることはできたがすぐさま取り押さえられることとなる
彼は自分の行動が実を結ばなくても、市民が立ち上がるきっかけになると思っていた
しかし世間の評価は全くと言っていいほどの正反対のものだった
彼の行動はすべての市民から凶弾され、擁護するものがいなかったのである
彼は憤怒し、そして悲しみにくれた
「なぜ彼らは自分の行動を評価しないのか」と
そしてスターベン・メヒトに
国家反逆を企てたクーデターの首謀者として
また市民を恐怖に叩き落とした主犯として
懲役500年の判決が言い渡される
人の寿命を超える懲役を与えられた囚人
超長期受刑者となった彼は不死身処理を施され特殊収容所に収容されることとなった
彼に与えられた刑罰は身重の刑
両手両足に重りをつけられ、身動きが制限される刑罰である
収容所内で囚人は人間として扱われない
そして身重の刑は人間としての行動も制限される
そのため人間としての尊厳が失われることとなる
彼は動けない体で考える
考える時間はいくらでもある、そして考えることしかできなかった
どうして市民は自分に賛同しなかったのか
そして彼は行き当たる、自分の犯した過ちに
彼自身が彼が打倒すべき悪となってしまっていたことに気が付いたのだ
彼は懺悔した、巻き込んでしまった人たちに、恐怖を与えてしまった市民に
反省した、反省しきれないくらいの反省をした
そして彼を待ち構えていたものは絶望だった
人としての尊厳を奪われ
自身の犯した罪を償おうにも何もすることができない
罪の意識に押しつぶされ、自害しようにも死ねない
そして500年という途方もない懲役
彼は自身の中で死んだ方がましと思えるほどの絶望を膨らませていた
次第に彼の心の中は死にたいという欲求以外何もなくなってしまった
死ぬためにどうすればいいかしか考えられなくなってしまった
◆彼の肉体
身重の刑では身動きできないようにして人間の尊厳を奪い
その状態で刑期を全うさせることを目的としている
しかし彼は違っていた
彼は不死身の体であり、気が遠くなるような懲役の中で
身に着けた重りに体が順応していってしまったのである
最初は両手両足に各々50㎏、合計200kgの重りをつけていたのだが
徐々に動けるようになってしまい、その都度重りを追加していった
そして最終的には各々500kg、合計2tもの重りをつけても動けてしまえる肉体になってしまったのである
鎖で拘束する方法もとられたがもはや彼の筋力では簡単に引きちぎれてしまうのである
スターベン・メヒトは常人をはるかに超える筋力を得てしまったのだ
◆ボスを決める決闘への参加理由
ある日、独房の扉が開いた
何が起こったかわからないがこれはチャンスだと思った
死ぬために独房内でできることは何でもやった
舌を噛み切ったことがある、死ねなかった
身に着けている重りで頭をつぶしたこともある、死ねなかった
独房内で試せなかった死ぬための方法が外にはあるかもしれない
その日から彼は収容所内を徘徊するようになった
であった他の受刑者をたきつけ攻撃させたこともあった
しかし自分を殺すことができなかったので邪魔なので潰してしまった
そんなある日「ボスを決めよう」という声が上がった
興味はなかった、自分が死ねないなら意味はない
そんな時声をかけてくる受刑者がいた
「取引がしたい」
その小柄で臆病そうな、そしてずる賢そうな受刑者はおっかなびっくり提案する
「お、お前、自分が死ぬ方法を探しているらしいな・・・?」
「その方法を探すのを手伝ってやる、しかしそのためにはここを牛耳る必要があるんだ」
――?
「そこでお前に頼みがある、ボスを決める決闘にでて勝ってくれ、そしてその権利を俺に譲ってくれ」
――そうすればお前は俺を殺してくれるのか?
「そうだ、お前を殺す方法を見つけてやる」
――わかった、その話を受けよう
◆思考・戦闘方法
彼の興味は自分が死ねるかどうかだけ
今の段階で可能性の高い方法が、この戦いに勝ち小柄な受刑者に死ぬ方法を探させることである
そのため邪魔をするものを排除するために戦うのだが
もう一つの可能性、対戦相手が自分を殺してくれることに少なからずの期待を持っている
自身の体が損傷を負っても瞬時に修復されることもあり基本的に回避行動をとらない
また最初は値踏みをするかのように相手の攻撃をすべて受けていく
しかし、相手が自分を殺せないと判断した場合、単なる障害として全力を持って排除しようとする
攻撃方法は物理で殴る
合計2tもの重りが付いた状態で殴りかかってくるため当たるとかなりの損害を与えることになる
また自身の損害は瞬時に治ってしまうため、無理な体制での攻撃などを行うことができる
しかし重りをつけたまま腕を振り回すことになるため攻撃動作は基本的に大振りなものになってしまう

デザイン決定稿
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