ジハル

 

 

 

製作者 紺蝋 
出場大会 第十二回大会 
経歴  

 

 

 

 

設定

「124まで生きるとはな。私が先に死ぬかと思ったぞ」

前議長の墓前に、黒いローブに身を包んだ男が立っていた。

「100年前、決勝戦でお前が私を打ち負かしたとき、こう言ったな。
『私が信じられぬならいつでもかかってこい』と。
自分に勝てなかった相手に『かかってこい』とは、なんという性格の悪さよ。
そのうえ私より先に寿命で死ぬとは、まったく度し難いわ」

男は乱暴に墓へ花を放ると、墓に背を向けて歩き出した。

「……だが、お前の作った議会には少し情が湧いた。
どこの馬の骨かも分からぬ者に任すには惜しい議会だ。
最後にひとつ、お前の議会のために仕事をしてやる」

 

名前:ジハル
性別:男
年齢:123歳
アルヘド帝国の首脳であり、大魔導決戦に出場する代表者。
もともとは帝国に支配された貧しい植民地の生まれであったが、
黒き魔術に手を染め、齢18にしてクーデターを首謀、皇帝を殺害したのち即位。
しばらくは国の再建に腐心していたが、醜悪な貴族やそれに媚びへつらう直属軍など、
ありとあらゆるものを殺害してきた彼は何もかもが信じられなくなり、
議会すらも手中に収めようと19歳で前回の大魔導決戦に出場する。
決勝戦で前議長に敗退するが、前議長を頑なに認めようとせず、幾度も暗殺を企て失敗している。
前議長は自分が殺すと決意していたため、自分以外に議長を暗殺しようとする者は
すべて排除するなど、並々ならぬ執念を持っていた。
結局前議長を殺すことは叶わなかったが、前議長が作り上げた公平で調和のある議会には
愛着が湧いたようで、前議長が亡くなり、自分も老い先短い今、
今回の大魔導決戦で信頼できそうな人物に議会を託そうとしている。

 

黒き魔術:
己の魂と引き換えに、悪魔から授かると言われる魔術。
生き物を苦しめたり、絶命させたりすることに特化している。
この魔術を使う者には、最後の審判で凄惨な罰を与えられるという。


・幻肢痛
相手の肉体に痛みを与える魔術。
肉体に傷はつかないので、相手が発狂死するまで苦痛を与えることができる。
精密な魔術で、掌を相手に向ける必要がある。

・偏執
自分を視認している者にこの世のものとは思えないほどのおぞましい幻覚を見せ、
心を破壊する魔術。

・独裁
赤黒い霧で象られた冒涜的な容姿の手と斧を召喚し、相手を両断する。
殺した人間の数が多いほど巨大で邪悪な容姿になる。

【 所属国家設定 】:
アルヘド帝国:
アルヘドを中心にいくつかの小国が植民地として存在する帝国。
魔導国家連合が発足する直前まで他国を侵略し続け、連合が発足するや否や
即座に加入し、他国からの追随から逃れるという狡猾な立ち回りをしたことで
連合内外から批判を浴びた国である。
それでも連合に加入できたのは、高い軍事力を持っていたことに加え
周囲の小国を支配していたことがある。
そのため、アルヘド帝国が連合に加入すれば連合に敵対する可能性のある国を
大幅に減らし、また集団自衛において高い効果を発揮する、ということである。

 


補足

 

 

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最終更新:2017年03月05日 03:44
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