製作者 | 飛鳥 |
出場大会 | 第十二回大会 |
経歴 |
設定
霧の中に浮く、2つの赤い光。
煌々と輝くそれを目にした者は、そのまま意識を失い、二度と帰ってこないという。
霧の国の都市伝説。
今ではそれを語る者も、聞く者も居ない。
【名前】ネムリー
【種族】リッチ
【国】フォグリア
【経緯】
ただ、さみしかったんだ。
最初はみんな優しかった。
まほうを教えると、みんなキラキラした目で僕をみて、僕と一緒にあそんでくれた。
でも、すごく時間がたって、みんながしわくちゃになった頃。
誰も僕を見てくれなくなった。
いそがしいのかな?またあそびたいな。
でも、まってもまっても誰もこなかった。
だから僕からあそびに行ったんだ。でも、みんな声をあげてにげてしまう。
あぁ、そっか。みんな、僕がこわいんだ。
それから僕は、誰にもみつからないように、外をあるくことにした。
この国には霧にまぎれておばけがうようよしているんだ。
みんなが僕をこわがるのはかなしいけど、僕はみんながだいすきだから。
だからきっといいことをしてたら、みんなまたあそんでくれるよね。
――――――
あれからすごく時間がたった。
おばけはぜんぶやっつけたけど。
あるってもあるっても、みんなはどこにもいなくなってた。
みんなどこにいったんだろう。
・・・ん?なんだろうこれ。だいまどうけっせん・・・?
そうか。みんなきっと、このお祭りにいったんだ。
じゃあ、ぼくもお祭りにいこう。
このお祭りでぼくのすごいところを見せれば、きっとみんなまた僕と、あそんでくれるよね。
【人物像】
子供のような話し方と思考を持つリッチ。
彼が何故リッチになったのかは誰にもわからない、彼さえも覚えていない。
昔は人に魔法を教える妖精として親しまれていたが、時代とともに忘れられ謎の怪物として恐れられるようになった。
尻尾のリボンは昔貰った大切な宝物。
心が悪に染まっている人が真っ黒に見えるらしく、そういう人をおばけといって国から退治していた。
みんな=心が善良な人
おばけ=心が悪に染まっている人 である。
目的は大会で活躍してみんなとまた遊ぶこと。
大魔導師ってなんかかっこいいと思っている。
【魔法】
"不死王の手"<リッチーズ・ハンド>
空中に巨大な骨でできた右手を召喚する魔法。
おばけを退治するために使っていた魔法であり、手に乗って空の散歩をするのにも使用していた。
手を自在に操る事で身を守る事や、相手を掴んだり殴り飛ばしたりできる。
また、この手に触れている相手から生気を吸収することもできるが、おばけが相手の場合以外には使わないだろう。
手は魔法に強く、物理に弱いが砕けても破片が集まりすぐに復活する。
"霧からの使者"<メッセンジャーオブミスト>
会場中に霧を発生させる魔法。
フォグリアが一年中霧に包まれているのは彼が無意識にこの魔法を使っているからである。
試合が長引けば長引く程霧が濃くなり、視界が悪くなり気温が下がる。
だが、"彼"はこれくらいの霧で不自由することは無い。
"眠り鼠の行進"<ネムリーマウスマーチ>
小さなもふもふの白い鼠を大量に召喚する魔法。
鼠達は彼の指示に従い相手を攻撃、拘束、妨害する。
命令が無いと丸まって寝ている。
鼠は物理に強く、魔法に弱いため、攻撃的な魔法を受けると消滅する。
【 所属国家設定 】:
【国設定】
霧の国 フォグリア
かつては人で栄え、霧が出るようになってからは魔法の発展が著しい国だった。
だが時が立つにつれて、謎の怪物の噂が出始め、気味悪がった住人たちは別国へ移住。
霧と閑散とした雰囲気からいつしか逃げてきた犯罪者達や非人道的な研究者達の隠れ家となった。
それから数年後、犯罪者たちはぱったりと姿を消したが、国に戻ってくる者は殆どおらず、今では中心部に隠れ住む少数の住民が国をなんとか支えている。
代表として大会に向かった魔導師も居たが、道中で行方不明になってしまい、会場に現れたネムリーが魔導師として出場することになった。
補足