素女を研究所に引き入れた青野博士は、それきり海外出張に出かけてしまった。
ただひとりの外部の人間である素女に、研究所の関係者はよそよそしい態度を
とるばかり。途方にくれる素女……
すると突然、警戒警報が彼女の耳をつんざいた。恐れていた事態が、ついに現実と
なったのだ。すぐさまブラスターロボが出動する。
ロボにつきっきりになっている研究員に替わって、避難民の誘導に駆り出される
素女。戦いで吹き飛んだ建物の破片が、逃げ惑う人々に襲い掛かる。
瓦礫に押しつぶされそうになったひとりの少女を、素女は危険も顧みずにその場に
飛び出し、見事助けたのだった。
民間人のおじいさん「ひょっとして、あのロボットなんかよりも、目の前の
この娘のほうが強いんじゃないのか…?」
無事に異星人の巨大兵器を撃退してみせたブラスターロボ。そのパイロットが、
いま素女のもとに姿を現した。
彼の名は青野星児。日本有数の私立校に通う文武両道の高校生で、少年らしい
素直で明るい心の持ち主だが、いかにもインテリらしい超マクロ志向の持ち主
でもあった。自分を小ばかにした態度をとる星児に、不満いっぱいの素女。
そしてふたりは、敵陣の正体を知ることになる。
彼らは「ワーガー大帝」を中心に、自分の星から領土の拡大のためにやってきた
「ビンジャム帝国」の軍隊だったのだ。
素女「高校生なら、歴史の授業で大航海時代を習ったでしょう。あの人たち
だって真剣なのよ。その気持ちをきちんと受け止めてかからないと、いまに
きっとバチが当たるわ!」
ブラスターロボにパートナーが造られた。その名も、ブラスターレディ。
だが、ろくにパワーも無く、乗っているのが素人の素女ということもあって
まったく活躍出来ず、研究員でさえナメきっているほどだった。
どうせ役に立たないのなら、何故こんなことをしなければならないのか…と
ストレスがたまる一方の素女。そんな彼女は、研究員たちの中に、ひとりだけ
いつも淋しそうにしている博士がいることに気づく…。
研究員・一ノ谷博士「頭がよくったって、ちっとも幸せになんかなれなかったよ」
ある日街に出かけた素女が介抱した、ひとりの若い浮浪者。「和賀史郎」と
名乗る彼の正体は、このあいだブラスターロボと戦ったばかりの巨人戦士・
メルワーガだった。彼は地球を偵察するためにビンジャム帝国から送り込まれた
スパイであったが、帝国のケアレスミスにより、浮浪者としての生活を余儀なく
されていたのだ。
研究所の空き部屋を与えてあげて欲しい、という素女を、ホームレスを甘やかす
べきではない、とつっぱねる星児。
だが、素女の優しさに触れるうちに、メルワーガの心には少しずつ変化が起こり
はじめていたのだった…。
星児「冷静になれよ!すあまのやってることは、世話を出来もしない小犬を
拾ってくるのとおんなじだ!」
ある日敵と戦っていた素女が、ブラスターレディごとビンジャム帝国に
拉致されてしまった。
‘雑務係ひとりのために、敵地に乗り込んで危険を冒すわけにはいかん’と、
素女の救出に消極的な姿勢を見せる研究所に業を煮やすメルワーガ。
果たして、彼女を救うのは星児なのか?メルワーガなのか?
一方、ビンジャム帝国の幹部たちは、初めて間近で見る地球人に興味津々。
素女は、これを機にお互いの文化交流が出来ないかと大盤振る舞いを開始する。
史郎「お前はまだ気づいていないようだな。彼女がどんなに大切な存在で
あるのかを!」
星児「なんだよぉ!お前、すあまのなんだっていうのさ!」
史郎「え?………えーと…それはだな……」
敵が攻めてくる頻度が前よりも落ちついてきたため、研究所は戦闘以外の仕事を
することになった。
それは、古くなった建造物の解体工事。今回、素女と星児が担当することになった
「旧昭和講堂」は現在では使われていない特殊な技術を用いて建造されたため、
通常の重機では対処することが出来なかったのだ。
だが、星児が安易な気持ちでメガトンミサイルを放ったため、ブラスターロボは
活動謹慎処分を受けてしまう。ミサイルの爆発により、街が壊滅的な被害を受けて
しまったためだ。たまたまその様子を見にきていたメルワーガも、この騒ぎで
重傷を負ってしまった。
ひとりで戦わなければならなくなってしまった素女…。いまのままのブラスター
レディでは、敵が現れても勝ち目は無い。素女は廃材置き場を掘り返し、
一世一代のアイディアを思いついたのだった!
素女「受けてみなさい!ブラスターレディの最後の切り札、スプリングブレード!」
最終更新:2010年01月03日 16:09