【任侠 エンブレム】
1970年代。ヤクザが義理人情を忘れかけてきた時代の物語
主人公、井野 千晴(いの ちはる)はウンザリしていた。街の住民を食いもんにするような、薬や土地ころがしをくりかえす組が増えたからだ。
自分の組は昔ながらの任侠ヤクザを貫いている。それだけが彼の誇りだった。
カタギには手を出さない。街のみんなを守る。汚い部分を引き受けるのがヤクザ。影に生きつつ平和を守っている自信があった。
ある日組長が殺された。殺したのは古いやり方に反対する副長 火道だった。
組長は千晴に遺言を残していた。
『組の地下にロボットがある。名をエンブレムという。それを使い昔の志を忘れてしまった者たちを正せ。組の紋にかけてヤクザの正しい生き方をもう一度取り戻してくれ』
最終更新:2011年12月21日 21:51