近未来夫婦漫才BB2

熱血「熱血だぜ!」
まじめ「まじめです。」
熱血・まじめ「二人合わせて、バーニング・ボーダーズですっ!」

まじめ「今日はあんたに問い詰めたい事があるの。」
熱血「なんだよ、唐突に。」
まじめ「11月24日の朝のことなんだけど…あんたインテリに見とれてたでしょ!?」
熱血「…え!?さ、さあ…覚えて…ないなあ。ははははは…。」
まじめ「なに視線を泳がせてるのよ!前回『相思相愛』とか何とか言っといて、インテリにあんな熱い視線を送るのってどうなの?!」
熱血「いやあれは、眼鏡を外して髪を解いたインテリが、最初誰か解んなくて…。」
まじめ「ふーん。解んなかったから、バトルスーツから覗いてたおっぱいに見とれてた、と?」
熱血「な!何で俺の視線の先まで知ってるんだよ!?」
まじめ「分かるわよ!それぐらい!…うー、やっぱりあんたもインテリの巨乳が良いんだ。」
熱血「なんというか、おっぱいに惹かれるのは男の性(サガ)というか…。」
まじめ「なに開き直ってるのよ!ばか!浮気者!変態!マーゲイちん○ん!」
熱血「おい、最後のはなんだ…?」
まじめ「や、やだ!聞かなかった事にしといて!」
熱血「って言うか。大体、お前だってよく食堂で、お嬢やインテリと男の話で盛り上がってたりするじゃねえか!」
まじめ「それとこれとは話が別よ!」
ナルシー「…ほらほら、お二人とも本番収録中に声を荒げるのは良くありませんよ?」
まじめ「ナ…ナルシーさん!?」
熱血「ぶっ、ナルシー!何だよその頭…まるで、オバサマって感じだぞ。」
ナルシー「まあ、失礼な。こんなフェミニンで可愛らしいニュー・ヘアスタイルをおばさん呼ばわりなどと。」
まじめ「あははは…。」
ナルシー「で、お二人ともどうしたんです?声が楽屋まで聞こえてきましたよ?」
熱血「俺がインテリに見とれてただろって、責められてるんだ。」
ナルシー「ははあ、今のインテリさんの事ですよね?…私のコーディネートが意外な所に波及したようで。」
まじめ「え、あのイメチェンって、ナルシーさんが関係してるの?」
ナルシー「ええ。元々インテリさんって、お洒落に気を配らない人でしょ?ですから、私が半ば強制的に街に連れ出してコーディネートして差し上げたのです。」
熱血「あの変身にはそんな秘密が…。」
ナルシー「しかしながら、『胸元を強調したら、殿方を悩殺できますよ』って半分冗談のつもりで言ってみたら、まさかバトルスーツでインナーを着ないという暴挙にでるとは予想外でしたが…。」
まじめ「それに熱血は悩殺された、と。」
熱血「いや、そういうワケじゃ…。」
まじめ「言い訳無用!」
ナルシー「まあまあ…そういう意味では、お二人の喧嘩の原因は私にもありそうですね…。では謝罪も兼ねて、私からお二人にアドバイスなど。」
まじめ「アドバイス、ですか?」
熱血「むー。俺も、か?」
ナルシー「先ず、まじめさん。男性というのは、基本『おばかさん』であると思っておくことです。ですから、言いたい事言った後は腹の立つのが治まるまで黙って我慢してあげること。これが重要なのです。」
まじめ「…はい。『おばかさん』は重々承知の上で。」
熱血「うるせーよ。」
ナルシー「そして熱血さん。女性というのは誰しも一番愛されてるという『確証』が欲しいものなのです。言葉やプレゼント、さりげない気遣いなどでね。」
熱血「そういうものなのか?」
ナルシー「ええ、今回のように思わずインテリさんを見つめてしまった場合、次はまじめさんのことをじっと見つめてにっこり微笑んであげたりすれば、フォローになるかと。」
熱血「なんだか、照れるぞ…。」
ナルシー「まあ『夫婦生活』というのは、お互い、程良く譲歩することが幸せへの一歩なのです…ですから、お二人とも仲良く喧嘩してくださいね。それでは、アリヴェデルーチ!」
まじめ「あ、行っちゃった。…って!夫婦生活ってなんですかっ?!」
熱血「夫婦…生活?!…戦場から帰ったらエプロン姿のまじめが『おかえりなさいアナタ♪ご飯にする?お風呂にする?それともア・タ・シ?』なんて言いながら出迎えてくれた日にゃ…いかん、鼻血出そ…。」
まじめ「ちょっと!何ヘンな想像してるのよ!もう!」
(バシッ)
熱血「ぶはっ!このタイミングで後頭部叩くな、鼻血が…!」
まじめ「わわっ!誰かティッシュ!ティッシュ!」

まじめ「あ、緊急事態につき今日はここまで!それじゃみなさんまたねー!…ねえ!誰か早くティッシュー!」


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最終更新:2009年12月13日 18:19
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