「……っ」
俺は泣きたくなった。と言うか涙目になっていた。
こ、これは、ハンデで済ませられる範囲じゃないだろ。幾らなんでも…オペレーターさん達を呼ぶのは卑怯じゃないのか!?
もう、この撃ったら負けとでも言わんかのような真っピンクなブラストども…いつもなら手加減無用で斬り倒す所だが…これでは、斬れん…!
ぐぅ、こうなったら向こう側に一旦停戦協定を……って、こっちから売った喧嘩をこっちが引っ込めてどうすんだよ!?
もう敵は目の前だ、それにここは戦場なんだぞ!俺は何を言ってるんだ!
「…勝ち目は無いようだが。どうするんだ?」
うるせえロン毛、俺を見るな。知るかそんなこと。
「む、無理ですよこんなの…!」
「相手が悪かった、としか言えませんねぇ…」
小僧とオカマも既に諦めムードだ。チッ、役に立たない奴らめ。
「……。」
ただ一人、オヤジだけは臨戦態勢だ。流石歴戦の漢は違う、他の軟弱者どもも見習えってんだ、オラ。
と、そこに向こうのまじめ野郎から電報が入った。
「少年君とナルちゃん、クールさんの投降は認める。他は死ね」
あっ、あいつら!裏切りやがった!しかも小僧は兎も角他の二人は振り返りすらしねえ!
この薄情者どもがっ!!
だが、ここで俺の間違いでした…どうもごめんなさいと認めてしまうのは悔しい。
最初に喧嘩を売ってきたのは奴らなのだぞ。俺が戦場に女は必要ないって言っただけであんなに怒りやがって。
そうだ、男が女にに負ける事など、あってたまるものか。
「うおおおおおーっ!!やってやるぜぇーっ!!」
と、そこへ降り注がれる榴弾の雨。
バキッドガッ!俺は死んだ。chinge(笑)
最終更新:2009年12月13日 18:40