ベテラン「弾丸寄越して、皆避けとけ。──何しろ俺の名前は弾丸と等しくてな。少しは足止め出来るかもしれねえ」
熱血「足止め?」
ベテラン「ああ。……俺たちがいるこのルート、ここ、仲間の影がねぇだろ? そういうことは、──ここを通したらやべえってことだ。
ここを通したら、背後のベースに敵を突っ込ませちまう。少しでも足止めして仲間たちに気付かせねえとな」
インテリ「ですけど、相手GAXエレファント持ちでしょ? フルシュライクのあなたが頑張ってどれくらい足止め出来ると?」
ベテラン「そうだな、……ま、三秒くらいか」
インテリ「また嘘を。──実は手榴弾、切らしてるでしょ」
ベテラン「じゃあ二秒」
クール「ヴォルペの残りマガジンは?」
ベテラン「……じゃあ、一秒だ」
ナルシ「娘が男に奪われたんでしょ?」
ベテラン「そこは祝えよ」
ベテラン「まあ、」
「正直、──0.7秒くらいは、あの連中を足止めできるんじゃねえかな」
「すげえだろ?俺さ、──ベースを0.7秒救えるんだぜ?」
「今まで、そんなこと、したことがねえ」
「だから、さあ、」
「行けよ。仲間に報せに」
ベテラン「お前ら…」
クール「自分は――芋砂なので――動けないであります――」
まじめ「私は0.8秒ってところかな」
ナルシ「申告――!0.6!ふふふ…」
お嬢「0.5ですわ」
少女「――0.9!」
熱血「0.――7」
クール「0.4!」
少年「0.8!」
インテリ「私が0.4で全員合計はなんと5.8秒!どうですか、このご奉仕状態!」
インテリ「こんな感じで守れますかね?コア」
ベテラン「しょうがねぇ話だ。だが5.8秒もコアを守れるってんなら、捨てたもんじゃねぇ」
まじめ「確かに。…私達が居なければ、コアは5.8秒早く停止してしまうかも知れない訳ね」
熱血「おいおい責任重大だぜ俺達!」
ベテラン「構え――!!」
最終更新:2009年12月16日 01:14