少年(…もう少し、背丈が欲しいなあ…)
お嬢(…もう少し、バストがあれば…)
二人「はぁ…」
お嬢「あら、少年くん、随分とアンニュイな顔をなさってますわね」
少年「お嬢さんこそ顔色が優れませんね…大丈夫ですか?」
ナルシー「なるほどなるほど! つまりお二人とも、ご自分の体の成長が気になるんですね!」
お嬢「(びくっ)な、何を仰いますの!?」
少年「(びくっ)べ、別に気にしてないですよ!?」
インテリ「いいえ隠さずともわかります! 年頃になれば身長やバストサイズを気にするのは当然です!」
少年「…どうして分かるんですか」
お嬢「…あなたがた、変な特殊能力持ってませんわよね?」
ナルシー「いえいえ、他意はありませんよ? 人間にはいつでも心身ともに成長が必要なのです」
インテリ「こと身体に関して言えば、やはり栄養管理でしょうか。オーソドックスなのは牛乳などですね」
お嬢「牛乳…」
少年「…ですか」
ナルシー「数ある方法のうちの一つです。果たして効果があるかは個人差がありますが…」
インテリ「物は試し、駄目ならまた他の方法を考えましょう! では、私たちはこれで!」
少年「な、なんだったんでしょう」
お嬢「どこまで本気なのか、正直よく分かりませんけれど…」
少年「でも、折角アドバイスしていただいたんですし、試してみましょうか」
お嬢「ですわね。あの二人も悪意があるわけではありませんものね」
* 数日後 *
ベテラン「なあ、お嬢がますます…凛々しくなってないか?」
まじめ「少年くんもますます…その、可愛くなった…っていうか…」
ナルシー「? どういうことです?」
熱血「お嬢…おまえ、また背が伸びてないか?」
お嬢「と、隣に並ばないでくださる!? うう、これでは恥ずかしくてヒールが履けませんわ…」
少女「ねえねえ少年、そのおっぱい本物? …あたしより大きくない?」
少年「や、やめて! そんなに強く揉まないで!」
お嬢「少年くん! 早くその胸をわたくしに返しなさい! 本来ならわたくしの元へ来るはずでしたのよ!」
少年「差し上げます! 僕もお嬢さんの身長と交換したいです!!」
お嬢「無理に決まってるでしょうそんなこと!(泣」
少年「ですよね! どうしましょう!?(泣」
ナルシー「ああ、二人とも自棄を起こさないで。いやはや、これは想定外でしたねえ…」
インテリ「同じ牛乳を飲み続けてこうなるなんて…不謹慎ですが、興味深いですね!」
クール(大女とシーメールか…アリだな)
ナルシー「とりあえずクールさんがアレなのは想定内ですが…さて、どちらがアリなんでしょうね」
クール(俺の心を読むな! 両方に決まっている!)
インテリ「読んでませんよ? 鼻血が出ているので一目瞭然なんです! そうですか、両方ですか!」
クール(だから読むな! 絶対読めてるだろう! 何者だおまえら!)
* その後 *
ベテラン「で、連中はその後どうしたんだ」
まじめ「とりあえず原因をインテリに調べて貰ってるけど…」
少女「ねーねー、この牛乳瓶見て~。コレのせいじゃない?」
熱血「それ、牛乳の色か? …なんか見るからに怪しいぞ」
ベテラン「なになに…『牛マン印のギュー・ニュー・ド』…決定的じゃないか?」
まじめ「成分は…書いてないわね。あとでインテリに調べてもらわなきゃ」
クール「よし、熱血。ちょっとこいつを今すぐ飲んでみろ」
熱血「断固断る! っつうか誰が飲むか! お前が飲め!」
クール「そうかそうか仕方ないなフフフフ(バキャア」
まじめ「…この鼻血たれ流してる人HSしていい? もうやっちゃったけど」
ベテラン「いい働きだ!」
熱血「ナイス!」
少女「かっこい~! 次もお願いしま~す!」
クール「つ…次があるのか…フフフフ(ゴキャア」
最終更新:2010年02月21日 22:49