少年兵と奇妙な部隊

 ニュードを奪い合う二つの組織、EUSTとGRF。
 この二つの組織の駒として戦うブラスト、それを駆る傭兵…ボーダー。
 二つの組織という『仲の悪い子供』が、ニュードという『パイ』を奪い合い、報酬という『毀れたパイの欠片』に群がる、ボーダーという『乞食』。
 なんてことはない、何処にでもあるような戦争の図式。

 僕は最後に挙げた乞食…もとい、ボーダーに類する人間。
 そして、僕が今まで見てきたボーダーは主に3つに分類される。

 誰より高い報酬を求めて戦果を挙げる事に熱中する、金の亡者。
 自陣に勝利をもたらす事を至上目的とし、ひたすらに敵のコアへと突っ込む英雄気取り。
 そのどちらも興味が無く、自由に振舞い戦う自己中。

 3つがお互いに理解しあう事は先ず無く、その為ボーダーは個人単位で組織と契約を交わし、時の都合で組まれた出来合いチームで戦場に放り出される事が多い。
 当然、したい事がバランス良く噛み合えばいい戦果を出し、戦闘に勝利し、満足のいく戦いが出来るだろう。
 だが、大概はそうならず泥沼の勝負と化す。
 やれ、『落とすのが早すぎて報酬が稼げない』
 やれ、『お前らがプラントを奪い合う事しかしないから負けた』
 やれ、『勝手にやってろ、俺もそうする』
 …僕が今まで見てきた部隊の連中はみんなこんな感じだ。
 皆自分の都合を他人に押し付け、聞き入れられなければ毒を吐く。
 因みに僕は3つ目に属する人間、全身をヘビーガードで固めた重火力に乗り、やたらと騒ぎ散らすトリガーハッピー…だった。
 敵味方両方に煙たがられ、『騙して悪いが』→『消えろイレギュラー!』→『死体撃ちで穴開きチーズ』のコンボを喰らって左目を無くしてからは、気弱を装い全身シュライクの強襲機を駆るボーダーだ。

 それはさておき。
 不思議な事に今度配属されたチームは、他とは全く違っていた。
 第3採掘島での戦闘。
 敵ベース前プラントを奇襲し「一斉攻撃の…チャンス…」とか言って『良ければ来て下さい』程度に知らせたり、「偵察できる方、いらっしゃいませんか?」とか、「流石です!」とか、いかにも他人行儀で当たり障りの無い言葉を使い、助けを求めたり賞賛したり…
 それに快く返答を返し、一緒に戦いつつも基本的にバラバラに動く味方。
 ここまではちょっと雰囲気のいい集団に紛れ込んだな、という程度で普段とあまり変わらない。
 それが終盤に差し掛かり、コアの耐久度が若干負けている状況で、異変は起きた。

お嬢「索敵を開始しますわ。 周囲の敵を確認してくださいまし」
ベテラン「…?! 敵機が玉になって上がってきているな…」
熱血「今こそ俺の出番だろ! ひとっ走りして敵のコアを叩き割ってきてやるぜ!」
クール「お前はそれしか能が無いのか、少し落ち着け。 …隊長」
ベテラン「…良いだろう。 ルートBを使え。それ以外は許可できん。 あくまで隠密を心掛けろよ」
熱血「おぅさ!任せなおっさん!」
ベテラン「おっさんじゃない!隊長だ! …まじめ、お前も逆サイドから敵戦線を抜けろ。 可能なら敵ベース前プラントを押さえてこい。 あの馬鹿なら黙っていてもそこからリスポーンするだろう。 最悪どちらか片方が抜けられれば良い」
まじめ「了解しました」
ベテラン「クール、二人が敵集団を抜けるまでお前が狙撃で敵の注意を引け。 シールドを展開して派手に撃ちまくってこい。 自分が死なない程度にな」
クール「ふっ…了解」
インテリ「隊長。 敵が優勢なこの状況、万一敵のアサルトがベースからリスポーンすると厄介です。 敵撃破を抑え、ギリギリまでラインを下げる事を提案します」
ベテラン「センサー持ちの支援は?」
インテリ「こちらの奇襲の成功率、敵砲撃の精度の高さ、これまでの戦闘経緯からして、居ないか若しくは無視できるレベルかと」
ベテラン「…了解だ。 よし、残り全員、敵を引き付けつつ後退するぞ! 敵に気取られないように、極力自然と敗走しているように見せるんだ。 随分手間な仕事だが、頼むぞ」
ナルシー「ふふふ、敵を倒さずに時間を稼げとは、無茶を仰る。 それでこそ私も張り切り甲斐が有るというものです」
少女「ん~…難しいのはよくわかんないけど、要は敵が再起動できるように支援だけは残せばいいんだよね?」
お嬢「頭が回りますわね。 そうすれば相手の偵察も手薄になります。 こちらの戦力維持は私にお任せを」

「………」
 何なんだ、この集団は。
 いきなり部隊単位での行動の指定を始める。
 それも、何らいがみ合いも無くスムーズに。
 普通のチームならこんな事ありえない。
 あまりにも奇妙な集団…
ベテラン「おい、助っ人。 聞こえているならとりあえず応答はしてくれ。 故障でも起きたのかと心配する」
「は、はい…わかりました…」

 よくわからない。 本当に奇妙な集団だ。
 そう言えば、少し前に小隊規模で仕事を請け負う傭兵集団が居ると聞いたが…
 こいつらの事なのか?

 そして、策を実行に移すとこれがまた皆戦巧者の集まりで。
 あっという間に熱血とまじめは敵戦線を抜け、クールも二人が戦線を抜けるまで敵の足元へ狙撃を続けつつ、全身ヘビーガードの機体だけ頭を撃ち抜くと言う芸当をやって見せる。
 他の皆も何度か撃破されつつもベース前のプラントを防衛線として敵を食い止める。
 全体が一枚岩と化している、化け物みたいな奴等。

 僕はと言うと、倒さずにどうこうなんて器用な事は出来ない為、戦線をすり抜けた敵をベースで迎撃しているばかりだった。
 「しまった!」だの、「また抜けられた!」だの、「頼む!」だのと声が聞こえる度に、サーペントと呼ばれるマシンガンをしゃがんで構え、1体、また1体蜂の巣にしていく。
 いつもと変わらない。
 外界から隔絶され、冷たい空気が篭るベース内。
「………」
 連帯感もへったくれもあったもんじゃない。
 外の奴等が羨ましいのかと言われれば…どうだろう。
「気をつけろ!3ptだ!」
「?!」
 反応が遅れた。
 それが誰の声だったかなんてわからない。
 機体の数m前に、この機体に当たって惜しくもゴールから外れたのであろう手榴弾が転がっていた。
 よりにもよって見えない左の方から投擲されたのか?
「くっ…!」
 すぐにレバーを倒してブーストを吹かす。
「がぅっ!」
 逃げ切れなかったのか、機体が吹き飛ばされた。
 コクピットも激しくシェイクされ、頭がくらくらする。
 と同時にオペレーターの声と、アサルトチャージャーの音が響く。
「こ…来ないでってば!」
 軋む機体を無理やり起こして、背中に提げてあったマーシャルソードを構える。
 ディスプレイの端には敵が41型手榴弾をもう一度取り出す姿。
 それを見て、間合いも見ずに斬撃のボタンを押しまくる。
「間に合え…!」
 そして、敵の腕が振り下ろされる直前、その腕をソードの先端が切り裂き、返す刀で敵機の胴を真っ二つにした。
「はぁ…はぁ…」
 全くもって我ながら情けない…何やってるんだか。
「始末しました」
「待て、もう1機だ!」
「なっ?!」
 今度はご丁寧にもベースの玄関(?)から、重装甲の支援機がずかずかと大きな足音を立てて入ってくる。
「くそっ! とぉまれぇぇぇぇぇぇ!」
 再びサーペントを構え、頭を狙う。
 先ほどの手榴弾で足が損傷したのか、機体がふらついて照準がなかなか合わず、リペアユニットを構えながら突進してくる機体に決定打を当てる事ができない。
 そしてこちらの機体の目の前を横切るなり、なにやらリモコンのようなものを持ち出す敵機。
「? …まずい!」
 赤いアラートが敵機に表示されてはっきりわかる。
 その機体はこともあろうに、正面からでは弾の届かない背中と腰にリモートボムを貼り付けていた。
 色と形はどう見てもⅤ型のそれだ。
 あんなものに特攻されたら、コアが消し飛ぶ。
 あの機体も大破では済まず消し炭だろうが…

「ここだけは――」
 何故だろう。
 普段ならここで銃を撃ち続けて間に合わず、無理ですとか言って御終い、バイバイサヨウナラ。
 なのに、また剣を構え――

「護る!」
 そのまま敵機をアサルトチャージャーで追いかける。
 何をやってるんだろうか。
 感化された?
 あの集団に?
 仲間にでもなりたくて?

「おぉぉぉぉぉぉぉぁぁ!!!」
 剣を前に突き出し、刺突の構えで敵の背中に突っ込む。
 剣が突き刺さり拉げるボムと、コアの支柱に激突する敵機、そして勢いが余ってそれに突っ込む僕の機体。

 次の瞬間、目の前を光が覆い、僕の意識は霧散した。











「う…」
 全身に痛みを感じ、意識がぼんやりと戻ってくる。
 重い瞼をどうにか上げると、目の前に広がるのは真っ白な光景…
 ベタな話だが、ここは噂のあの世とやらなのか?

「…目が覚めたか。 少年」
 突如聞こえた野太い声。
 その声のするほうを向くと、如何にもロートルと言わんばかりの男がパイプ椅子に掛けていた。
 同時にここが何処かの病院なのだろうと勝手に納得する。
 どうやらお迎えはまた今度…という事のようだ。
「貴方は…ベテラン?」
「何故あんな無茶をした」
 こちらの質問など知らんと言わんばかりに聞いてくる。
「自分でも解りません」
 そうとしか答えようが無かった。
 普段から自身至上主義の傭兵だったのに、何故こんな馬鹿な事をしたのか。
「…まぁいい。 君が奮起したお陰で戦闘に勝つことは出来た」
 この後、ベテランから僕が気を失った後の事を簡単に聞いた。
 僕があの世の手前まで吹き飛んだ丁度その頃、熱血がコアへの突撃を、まじめが敵ベース前プラントの制圧を成功させて形勢を逆転、浮き足立った敵を散々に追い散らして勝ったのだと。
 で、僕の機体はと言うと、突き出していた剣が地面に刺さって爆発の際に盾になったらしく、大破で済んだらしい。
 あの支援機に乗っていた奴は、僕に突かれたせいで手元が狂い、脱出のタイミングを逃して機体ごと溶けて戦死(爆発直前の通信記録で確認されたのだとか)。
 一応僕の撃墜記録に追加された。
 …どうにも後味が悪い。
 何故僕の戦果になるのか…と。
 特攻など考える向こうの自業自得だろうに。
 …駄目だ、これじゃ只の逃避だ。
 死ぬきっかけを作ったのは僕じゃないか。
 だいたい、その前にもコアに突撃してきた敵の胴をパイロットごと真っ二つにしてしまったことを忘れたのか?
 戦争に慈悲は無い。
 生きるものと死ぬものが居る。
 僕は生きてる、奴は僕が殺した。 それだけ。
「おめでとう御座います。 あと、助けてくださって有難う御座いました」
「気にすることは無い。 …さて、ここで一つ提案がある」
 ここまで硬い表情を全く変えなかったベテランだったが、途端に表情が緩くなる。
「何です?」
「君が良ければの話だが、うちの隊に入らないか?」

「………はい?」

「ん? 悪い、よく聞こえなかったか。 うちの隊に入る気は無いか、と言ったんだが…」
「………何でそんなことをいきなり…」
「…正直、君があのような行動に出るまではそんな気は無かった。 君の戦い方も傭兵としての戦果の多さも知ってはいたが、小隊単位で動く我々の部隊には合わないものだったしな」

 確かにこの男の言うとおり、チームプレイなど意識したことは無い。
 事実、傭兵達は皆自分勝手だし、少年兵の僕を蔑む奴も多い。
 頼りにしたくなる奴も相棒になりたいと思う奴も居やしなかった。
 だから普段の戦闘スタイルは専ら、敵機に対する単機での奇襲だ。
 勿論腕に自信がある上でのスタイルだし、戦果は確実に上げていた。

「…だが、君は出撃前に俺達を値踏みするような目で見てただろう? あれと最後の行動を合わせて『ティン』と来た物があった」
「勝手にかっこつけて馬鹿を見ただけ、只の独りよがりです」
「格好付ける事の何が悪い? 味方の役に立っていればそれは『貢献』になる」
「………」
「折角命を賭けるなら、報酬以外の付加価値があって然るべきだろう。 あくまで俺達は傭兵。 軍人ではないのだから」
「貴方にとっての付加価値は何なんです?」
「『自由、協力、戦友』だ。 Veteran…もとい退役軍人の俺としては、椅子に踏ん反り返るだけの連中の命令のみを理由に戦うのは、うんざりなんでな」
 元軍人…なるほど、道理で戦場での指揮も巧く出来ていた訳だ。
「勿論、人の命に付加価値を求める以上は必ず生きて帰す。 これも言ってみれば勝手なかっこつけ、只の独りよがりだろう?」
「…つまり、追加オーダーとして僕に白羽の矢が立ったということですか」
「そう受け取ってもらってもいい。 これは勝手な予想だが、君は支え合うに足る仲間を探していたのではないか…と、あの時そう思った」
「全くもって臭い台詞ですね。 …で、自分達はその眼鏡に適っている、と?」
「そうは言っていない。 それでは只の思い上がりだ。 だが、無事に目覚めたら声を掛けてみようと思った。 それだけの事だよ」
 …今時珍しい、随分と人間の出来た男だ。
「今すぐ返答をくれなくても良い。 まだこちらの陣営との契約期間は残っているんだろう? 次の戦闘が終わるくらいまでは仲間のはずだし、ゆっくり考えてみてくれ」

 それだけ言って席を立つベテラン。
 …少なくとも、今まで組んだ奴らとは違う。
 口だけの奴も居るかもしれないが、この男からはそのような雰囲気は感じ取れない。
 いいだろう、乗ってみようじゃないか。
 あくまで僕は傭兵、納得がいかなければ抜けるだけだ。
「わかりました。 謹んでお受けします」
 僕がそう言うと、ベテランはドアノブに掛かっていた手を止めてこっちを見た。
「! 随分早いな…良いのか?」
「貴方は他の傭兵とは違うかもしれない。 なら貴方の仲間もそうかもしれない。 今は他の連中よりも、貴方達と一緒に戦いたい。 戦って、それを見極めたい…」
 今の正直な気持ちだ。
 最終的な答えを出すのは先の話だけど、それはその時に考えれば良い。
「…そうか。 よし、決まりだ。 しかし、可愛い見た目とは裏腹に中身は大人なんだな。 驚いたよ」
「なっ!? か、かわ?!」
「ははは、いやなに、他意は無い。 ただ何処かの馬鹿連中も見習って欲しいものだと思って………なぁお前ら!!!」

 ベテランがそう言って扉をバンッ!と開け放つと、熱血とまじめが部屋に倒れこんできた。
 更にその後から数人、ぞろぞろと部屋の中に入ってくる。
ベテラン「ったく…餓鬼じゃねぇんだぞ。 大人気無い事しやがって…」
熱血「いってぇぇ…だってよぉ! 気になるじゃねぇか、久々におっさんが目を付けた傭兵なんて聞いたら…なぁ?」
 そう言って、熱血が立ち上がりながらまじめの方を見る。
まじめ「わ、私に振らないでよ!」
クール「こっそり聞きに行かないかと言われて、最初に『行く行くぅ~!♪』と言ったのは何処のどいつだ…?」
 熱血の横で同じく立ち上がりながら、自分は関係ないと言わんばかりに大声を張り上げるまじめ。
 そして、それを然して似ていない声真似でからかうクール。
インテリ「まじめさんでしたよねぇ~♪(ベテラン×少年…これは流石に無いか)」
 ニヤニヤしながら相槌を打つインテリ。
 …こいつだけ何か別のことを考えてそうな顔をしているが…気のせいか?
お嬢「しかし、見れば見るほど可愛い顔をしていらっしゃいますわね。 …良い事を思いつきましたわ。 私が少年君を、可愛い女の子に見事コーディネートして差し上げましょう!」
 いきなり女物の洋服を持ってこっちに詰め寄ってくるお嬢。
 ちょっと待て、その服は何処から出した!
少女「面白そう!私もいっしょにやるぅ~!」
 満面の笑みで少女がこっちにダイブしてくる。
 こっちは負傷してるんだって事を忘れてないかこいつ!
「ちょ、やめ…ギャース!」
ナルシー「ほら、二人とも…起きたばかりの人間をそんなに荒々しく扱ってはいけませんよ?」
 そう言って、お嬢と少女をひょいと掴み上げるナルシー。
 …女と言っても人間、それを細身の体で二人掴み上げるなんてどんな体してるんだ…
ベテラン「はぁ…まぁいい。 おいお前ら! 今この時からこいつも部隊の仲間だ。 せめてまともに挨拶くらいはしておけ」
熱血「わぁってるって! これから宜しくな! 少年!」
まじめ「宜しくね、少年君。 この馬鹿に絡まれたらいつでも私がボコしてやるから、安心して」
熱血「なんだよその言い草は!」
まじめ「あんたの馬鹿に付き合ってたら、体がいくつあっても足りないでしょ?」
熱血「あんだとゴルァ!」
まじめ「何よ!」
クール「夫婦漫才は他所でやれ! ここは病院だぞ! …宜しく。 君の腕前、期待させてもらおう」
少女「えへへ、これからいっしょにがんばろうね! 少年君!」
インテリ「宜しくお願いしますね(いや、この中性的な顔立ちなら敢えて性転換ネタも有りか…?)」
お嬢「宜しく、少年君。 欲しいブラストのパーツがあればいつでも声を掛けてくださいな。 我が財閥の力で以ってすぐに揃えて差し上げますわ」
ナルシー「宜しくお願いします、少年君。 困った事があれば何でも相談して下さい。 どれだけ難解な問題でも解決して差し上げましょう。 そう、私に不可能はありません!」
ベテラン「さて…シメだな。 『我等』の部隊にようこそ、少年。 歓迎しよう、盛大にな!」

 なんともまぁ…よくもこれだけ個性のきつい人間が集まったもんだ。
 同じ年齢の人間がすし詰めにされる『学校』と同じか、それ以上に不思議な集団だ。
 …でも嫌な気はしない。
 と、ここにきて気付いた。
 自分の口元に笑みが浮かんでいた事に。
 そう言えば、戦場に出るようになってからは笑うことなんてなかったっけ…
 なら何故今…?
 いや、答えは明白だ。
 他の傭兵がくれることの無かったもの…
 僕は皆と一緒にここに居てもいいのだ、という安心感。
 それが今この空間、僕の目の前に差し伸べられているから。
 後は僕が手を伸ばすだけだ。

 そうだ、これからの戦い次第ではボーダーの分類に4つ目を…
 『信頼できる相棒達と共に戦う事を望む、仲間意識の強い奴等』を追加しておかないとな…


「宜しくお願いします、皆さん!」


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最終更新:2010年03月25日 00:56
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