猫をかぶる猫

インテリ「じゃじゃーん! 皆さん、新発明です! 見てください!」
少年「マーゲイ…ですか?」
クール「マーゲイだな」
インテリ「ただのマーゲイじゃないですよ! 名付けてマネゲイ・カスタム!」
クール「…なんだそれは」
インテリ「えー、使い方ですが…まず適当な人をグリップで殴ります(ガシゥ)」
少年「えぐあっ!?」
クール「おい!?」
インテリ「そうすると弾丸が装填されますので、これで…通りがかった適当な人を撃ちます(パムッ)」
まじめ「よーしっ、今日も頑張ってしゅつげ(ぱーん)はびゅっ」
クール「うおおおいいい!? な、何を考えてるんだ!!」
少年「あいたた…いきなり何をするんですか!!」
インテリ「しーっ! いいからまじめさんを見てて下さい」

まじめ「う、うーん…あ、あれ? 私、どうしたのかな…そうだ、出撃しなきゃ」

少年「…あれ?」
クール「…様子が変だな」
インテリ「この銃はですね、殴った人の性格を覚えて、撃った人の性格を一時的に変えるアイテムなのです!」
クール「なるほど。つまり今のまじめは少年のような性格になった、と」
少年「それで真似芸(マネゲイ)なんですか…苦しい…」
インテリ「最高のネーミングでしょう?」
クール「全力で否定する」

まじめ「あ、熱血くん…今日出撃でしょ? 頑張ってね」
熱血「あ? お、おう…どうしたんだ? 随分おとなしいな」
まじめ「そんなことないよ。大丈夫(手をぎゅっと」

クール「少年。お前、生まれてくる性別を間違えたんじゃないか?」
インテリ「そうですね。あれだけ乙女ちっくなまじめさんは初めて見ますね」
少年「そ、そんな…僕はれっきとした男ですよぉ」

熱血「ま、まじめ…!? と、とにかく、無理はするなよ! そ、そうだ、
   今日は支援で後ろから援護してくれ。それだと安全だからな」
まじめ「うん…ありがとう。優しいのね(にこっ」
熱血「お、おう…そ、それじゃ、先に行ってるぞ!」
まじめ「うん…………くくく、人の心のなんと分かり易いことよ…」

クール「…前言撤回。黒いな」
インテリ「少年くんが離間の計を使えることがわかりました」
少年「う、嘘です! 僕はそんなんじゃありません!!」

【おまけ】
猫をかぶる猫 続き


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最終更新:2010年03月25日 01:14
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